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「お主ら…いやあなた方は一体……?」

「失礼、ここら辺ではない物を出してしまい申し訳ありません。私はリィザというものです。こちらは使い魔の烏丸。」


と前もって考えてあった自己紹介文を頭で反芻しながら質問に答える。


「実は、私達は世界を行脚する商人でして。」

「ほう、商人と。」

「ええ、まぁ商売半分、気ままな旅半分のようなものなのでまともな物は扱っておりませんが…」

「いやいや、お若く見えるのに大したものです」


村長が感心したように頷く。

リィザは続けて


「そのため、世界各地で珍しいものを手に入れることがたまにあるんですよ」

「それがそれ…ですかな?」

「えぇ、空間魔法はご存知ですか?」

「空間魔法?」


村長は何を言ってるかわからない様子でキョトンとした


(げぇ、マズイぞ烏丸…)

(前の世界では空間魔法ありましたがここにはないのですかね?)


「えーっと…ですねぇ…」

「?」

「実はとても希少なマテリアルを使ったもので、ある冒険家が譲ってくれたんですよ。そいつを使ってこれを呼び出したわけです」

「ほぉ、それはすごいですな!もしやその探検家はヴェルディという名前ではありませんか?」


村長が目を輝かせて聞いてくるが、リィザ達はそれどころではない。


(うわーーー誰だヴェルディって!あれか?有名な冒険家なのか?)

(拙者が知ってるわけないでしょうが!そういうのはリィザ殿の役割であって拙者は戦闘メインでござるよ!)

(クッソ仕方ない、ここは覚えてない作戦でいこう。じゃないと速攻でボロが出るぞ)

(あい承知)


「いやー、そうですね…その冒険家は名前を名乗ってなかったので、わからなかったのですが…その方の特徴とかってありましたか?」

「ヴェルディ…奴は背中に双剣を背負ってるはずです」

「ほほう」

「顔はそうですね…私に似ていると思います」

「つまりは…」

「自慢じゃないですが私のせがれなんですよ、ハハハ」

「んなわかるかーい」

「ん?今何か言いましたか?」

「いえ何も!へへへ…」


リィザが村長に見えないように冷や汗をダラダラとかいていると


「うわァああああぁ!!!!」


___________突如、長閑な村に似つかわしくない悲鳴が響いた。

次の瞬間、



ドンッッッッ!!!!!!



という音とともに爆煙が村から上がった。



「な、何事だ!?」

「…わかりませんが…とりあえず向かうしかないですね、烏丸!」

「承知!」


そういうとリィザは先ほど出したエルドラに乗り込むと起動させる


「お願いします、私も乗せて行ってください!」

「お安い御用ですよ!」


村長が乗り込むのを確認してリィザ達は音がした方に走り出した。

とりあえずストックはここまで。

趣味と自己満足でちまちまと書いてるものなのでストックが出来次第投稿いたします。

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