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始まり。

何の変哲も無い長閑な田舎の風景。

遠くを見れば畑作業に勤しむ人々の姿が見える。ちょうどお昼時だからか、切り株に腰掛けて休息を取るものもいる。

その傍で平和な田舎にふさわしく無い憂いを帯びた会話が繰り広げられていた。


「…はぁ」

「何を悩んでおるのですかな?」

「いや…」


そんな問答を何度繰り返しただろうか

彼なのか彼女なのか、中性的な顔立ちをした……ここでは彼としておこう。彼は再び考え込み、口を開く。


「聞いた話だと騒乱の世でどこもかしこも戦ってるっていうことだったんだけどさぁ…」


肩に止まっている鴉が楽しそうに返事をする


「恐ろしい、身震いするほど……のどかですな」

「本当にね」

「しかしリサ殿、良かったではありませんか。ここに来るまで闘い!戦い!たたかあああぁぁぁいぃ!と戦い続けで拙者疲れたでござる」

「そうなんだけどね…って、今の僕の名前はリサじゃなくてリィザだって」

「やや!この烏丸、とんだ失礼を。ハハハ!」

「まぁいいけど…」


リィザと呼ばれた彼はため息をつき、また歩き出す。

烏丸も楽しそうにリィザの周りをぐるっと旋回し、再び肩に止まる。

そんな奇妙なコンビを訝しげに農民たちは見つめていた。

初めまして。ミズタニと言います。

最初なのでかなり短めに。

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