Sea Ske
ー私は一人きり
何をすればいい
のだろうー
彼女は思った
ーそして私は
誰なのだろうー
そこでで息は途切れた
ーここはどこだ?ー
ギラギラと光る太陽
子供達が沢山いる
私の最も嫌いな場所だった
ーとりあえず
前に進もうー
これが私の最大限の思考だった
横断歩道が目の前にある
ここに来るまでに分かったことは3つあった
・ここ(地球)の人間は私の姿が見えないこと
・私が人間ではないこと
・私が喋っても通じないこと
だった
ー私はこのまま一人で生きるのか?ー
思考が混乱してく
そう考えている内に
いつの間にか横断歩道が青くなっていた
目の前にいた男の子が気にかかった
他の人間とは違って妙に私と服がにていて下を向いていた
私は一か八かでその人に叫んだ
「おい!そこの少年よ下をむくでない」
その少年は振り返った
その顔はひどく涙で塗れていた
そして少年は私に言った。
「君は僕が見えるの?」
私ははっとした
ー確かに、あの少年も私のことを見えていたー
そうか私とあの少年は同じなのか
「少し私と話でもしないか?」
もしかしたら自分をしることができると思ったからだった。
私はその少年とは話す場所を海にした
何故かはわからないでも、そこがよかった
ザザー
荒波がたっている
私と少年は二人でいる
「おまえは仲間などは居ないのか?」
「僕は気づいたらいつの間にかこの世界にいたんだ。」
泣いた後だからちょっと目が赤くなっていた
ーかわいいなー
そう思った瞬間顔が熱くなった
ーなんだ?この気持ちさっきとは違って熱いー
心臓がドキドキしている
その時
「どうしたの?かっ顔真っ赤だけど」
そう言われてはっとしたどうやら自分の世界に入り込んでしまっていたらしい・・・・・
私は必死にごまかせるものを探した
5時のチャイムが鳴ったふと見たら日が暮れていた
「たっ多分日が暮れ始めたから赤く見えるのではないのか?」
言い訳をした
ー言い訳とはモヤモヤするもののなんだなー
フッ
視界が真っ暗になった
いきなり体が痛くなったこの痛みは転んだ時とは違う痛さが伝わってきたその痛みが収まったと同時に・・・・
私は・・・・・
ありえないことをしてしまった
それは―
少年に殺しにかかったこと
自分でも有り得なかったこんな自分信じられなかった
混乱する頭
それでも自動的に動き続ける体
ーやだっ誰か止めて!お願いー
それでも止まらない体、ふと周りをみたもう暗くなっていた
少年は驚いていたそしてすぐ下を向いて立ち止まっている
「何をやっているんだ!早く逃げろ!」
それでも動かない少年は呟いた
「本当はゆっくり僕のこと知ってもらいたかったのに・・・・」
顔をあげた少年は―
前とは違う顔つきだった
そう思った瞬間に・・・・
「あっ!!」
少年と私の距離がすれすれになっていた
幸い少年はよけてくれた
そしてまた私が攻撃する
そしてよける
が何度か続いた
やっと少年が口を開いて
「蛇よ…心をいやしたまえ、我ら王女、いや大蛇を守るべからず。」
だんだん体が楽になってくる
暖かい
「Sea Snake・・・・・」
ウミ・・・ヘビ?
なんで英語なんだ?
パァァ
とても強い光が放たれ私は気絶をしてしまった
「・・・・か」
「海香!」
その声で目が覚めた
周りは、白く下は茶色い床誰かの部屋っぽかった
「やっと起きた!
海香!あとでご飯持ってくるね!」
少年は何やら私のことを「海香」と呼んでいた
私は少年に聞いてみることにした
「さっきからなんだ?
「海香」と言うのは」
「なんか君って呼ぶのがいいずらくて・・・・
僕も名前ないから名前作ってよ…」
名前を作れといわれてもどうすればいいんだ?
「!!」
理由は分からなかったがぴんときた
名前は・・・・・・
「藍井、藍井と言う名前でどうだ?」
初めて名前をもらって藍井は嬉しそうだった
そんな顔を見た私も嬉しかった
そしたら自分も「海香」と言う名前が好きになった
私は藍井に何故私があのように暴走し始めたのか聞いてみた
そしたら藍井は・・・・
「海香は元々何かの生まれ変わりなんだ。もちろん僕もその一人なんだ。だけど・・・・元々の生まれ変わりが海香と僕とでは違うんだ。僕が考えてみて予想だけど・・・・」
「海香はウミヘビで
僕は君の
何かなんだと思う」
突然すぎだ私は藍井のなんだと言うんだ?
この突然の出来事はこれから、いや…すぐに分かることだった
藍井は静かに笑い
「大丈夫だよ…きっとすぐわかるから・・・」
シンッ
効果音がつけられるぐらいの静けさだった
「・・・ご飯持ってくるね」
レンは静かに席を立って部屋から出て行った
それから私は藍井と食事をして、眠りについた
眠りについた少し後のことだ
目の前が一瞬にして真っ白になった
床がどこにあるかもわからない・・・・そんな状態だった
シュッ
そんな私の前にでてきたのは
ーウミヘビー
だった
ウミヘビはひどく醜い声で
「海香はウミヘビの一族だが、神とのハーフだ。心配することではない。我々がしっかりウミヘビになってもらいますので・・・・」
すべて理解できた
藍井が言っていたことは本当だった
私が藍井を殺そうとしたのも
体がかってに動いたことも
私は怖くなった絶望というなの鼓動が全身に伝わってくる
私は震えながら叫んだ
「関係あるのは私だけじゃないか、なのに何故藍井が殺されなくてはならないのだ?
しかもお前らはウミヘビ何だろ?だったら神と仲がいいんだろ?それだったら、私を操ったりしなくてもいいじゃないか」
ウミヘビは少し黙って
「あなたさまは知らないでしょう?あなたの母、香蓮様を、香蓮様はウミヘビでした。いまでもそうですが、かつ神とウミヘビは天敵でした。」
ここから私は禁断の恋の話を聞くことになったのだ
私の母、香蓮と言う人がウミヘビの一族で私ぐらいのときだったらしい―
私は海で生まれた蛇
要するにウミヘビ
「羊!これ見て!沢山捕まえたよ!」
虫やキノコなどを葉っぱの中に入れて羊に見せた
まあ羊ももちろんウミヘビだからなかなか顔のシワが増えない、来年ぐらいで210歳ぐらいだと思う
「頑張ったんですね。香蓮様」
「えへへ」
「きっと綾子様も喜んでるはずですよ」
私のお母さんは天国にいる
お母さんは私が小さいときになくなった―
今でもあの恐怖は忘れられない
私が生まれたすぐ後のこと
「魔法つかい様魔法つかい様あの子は将来どうなるのですか?」
私はちょうど羊と鬼ごっこをしていてろうかにいた
「あの子は神の頂点に君臨するという。あの子と同じ年の少年に恋に落ちます。どちらかが命をなくさない限りこの予言は本当になります。」
「少年の名前は?」
「奏汰といいます」
「奏・・・・汰」
震えながらお母さんはつぶやいた。
そして次の日に反乱が起こったのだ
その日お母さんを切った人の名前は今でも忘れられない。
その名は―
真世
真世と言う人も魔法つかいに言われたらしい
私はその人が嫌いだった
あの人は私のことが好きだと言っていた
あいつは私を城へ招き入れ、不便がないように扱ってくれた。
普通ならもっと気軽な言葉が出るはずだけどそんな気になれなかった
料理の時間になって席に座るとなぜかあいつだけが座っていた
「真世様はお子様は降りますの?」
精一杯のお嬢様語を使った
自分はそんな言葉などを使った事がなかったからおかしかった
「私のあれは子どもと呼べるものなのかしら」
はぁとため息をついた
そして私を見て・・・
「あれを見る?」
私は鋭い目つきで見られてちょっとびっくりしたそしてゴクリとつばを飲んだ
そして、覚悟を決めて
「ええ、案内してくれるかしら?」
彼女は無言で席を立った
コツコツ
私と彼女の靴の音がろうやに響き渡る
寒いし、こんな檻みたいなものなど、見たことがなかった
一目見てわかったことはただ一つ・・・・
―恐ろしい場所
でもここに母が言っていた「奏汰」が居るなら一度見ておいた方がいいと思った
多分私の城にもここが有るけどガクトやお母さんたちは、私には入らせてくれなかった思い出がある
ドンッ
あいつにぶつかってしまった
最悪な事態だ
「もっ申し訳ありません!」
私が焦ったように謝ると彼女は私の頭に手を乗せて
「大丈夫?怪我は無いかしら?」
優しく声をかけてきた
そして、目の前の檻を指差して
「ここにあれが・・・奏汰がいるわ」
檻のなかには・・・
檻のなかには・・・
感情の一つも見えない少年・・・奏汰がいた
「!!」
香蓮は一目惚れをした
牢屋に居るのはあれだけど
きれいな顔
長いまつげ
きれいな青い髪
どれも香蓮の納得いく物だった
香蓮はすぐさま言った
「奏汰さんのこと真世様はいらないのですか?」
真世はとても満々の笑みを浮かべ
「ええ、いたって邪魔なだけですわ」
香蓮は確信したように言った
「じゃあいただきますわ」
「・・・・え?」
顔をみると焦っている様子が見られる
「香蓮様!ここの鍵でございます!」
羊がここの鍵を持って来てくれた
「・・・ちっ」
真世は私たち二人に手を出して
「differ world」
そう唱えたとたん
地面がなくなった
「何するの!」
全くこの状況を飲み込めていない
その中で真世が
「ハッ、神族を舐めるんじゃないよ!」
ガクッと地面が落ちて私は下に落ちていった
「香蓮様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
羊が懸命に叫ぶ
「soften」
奏汰が呟いた
その声は羊の声でかき消されていた
ギンッ
太陽の光が目に染みる
さっき落ちた痛みは全くない
しかも体がプカプカ浮いているみたい
私の足につかま―
「きゃぁぁぁぁ!」
「目覚めましか?」
「痛むところは有りますか?もしあれば治しますよ?」
そう言っていろんな所を触ってくる
それにイラついた香蓮は
「きょとんとしないで!しかもさっきと全然キャラが違うじゃない!」
内心でなんであんな人に人目惚れしたんだろうとか正直ショックだった
奏汰はお腹を押さえて震えている
とうとう我慢出来なくなったのか意味も分からず笑ってきた
「あっはははは」
「!!」
「だってきっ君が・・・ップフフフ君が考えてることだだ漏れだよ?あっはははは!」
カァァァァァ
顔が赤い
今までこんな事無かったのに・・・・・
「へぇこんな事無かったんだ・・・じゃあ僕が始めてなんだ」
「!!」
また奏汰の声が飛んできた
次はちゃんと注意したはずなのに
バッ
手で目元を抑えられて前が見えない
「ちょと何するの?」
私はそう聞くと
「しー、ちょっとだけ黙っててね」
奏汰の指がくちに当たった
「!!」
今きずくのは遅いかもしれないけど体が近い
奏汰の息が耳元で聞こえてくる
奏汰の鼓動が私の体に伝わってくる
とっても心臓がドキドキする
そう思った私のすぐあとに
「ッチ何なんだよ」
え?今完璧舌打ちしましたよね?何が起こったの?
それから少しだった時に
バッ
「ごめんねもう普通に喋っても大丈夫だよ?」
確かに解放されたけど奏汰の笑顔が怖かった
「ねぇさっき何があったの?」
そう聞くと奏汰の笑顔が消えた
「・・・・」
奏汰は何も答えてくれない
「ねぇ奏汰!」
香蓮は叫んだ
「・・・・」
それでも奏汰は答えてくれない
「もう知らない!」
香蓮は奏汰と反対方向に向かって歩いてった
「あっ!そっちいちゃだめ!」
奏汰の声は無視してしまった
負けた気がして怖くて悲しくて涙が出てきた
ドンッ
「ッター」
「・・・・どお?うまくやってるかしら」
その言葉でサッと血の気が引いた
「真世・・・・」
様なんてつけてる余裕なんて無かった
「香蓮さんあなたこれでも欲しいの?」
真世にそう聞かれた
香蓮は言葉が出てこなかった
真世には欲しいと言ってしまったのにいまさら戻れな―
ドキッ
何この気持ち?
さっきのドキドキが思い出されてくる
怖い怖いよ
奏汰の愛に魅了されそう
そう思ってた瞬間
「お母様!どうしてこんな風にしか権力を広げることが出来ないのですか?僕ならいいですが、彼女・・・香蓮はまだ幼いんですよ?」
奏汰は本気で怒っているらしい
「今回は権力を求めようとはしていないわ」
「では、何故 !」
「あんたが憎いからだよ何故お前だけ前世の力を持っているんだ!・・・・その時に魔法使いにお前の未来を聞いたんだだからこいつを使ったんだ」
前世の力?
ガッ
「イヤッ」
首を捕まれたそのままどこかに向かっている
「お前なんて消えてしまえ!」
地面に叩きつけられた
パッパー
「う・・・そ・・・」
グシャ
その時香蓮は死んだ
奏汰は悔やんだ
香蓮を守れなかったことを
「アハハハハハハハハハ」
ザッ
「アハハハ・・・」
バタッ
真世の血が奏汰の顔に飛び散った
真世を切ったやつが奏汰に言った
「はぁこれだからウミヘビと神はくっついてはいけないんですよ」
「お前は香蓮の・・・」
「奏汰様この世界をもう一度やり直したいですか?」
「ああ出来るのであれば違う方法で出会いたかった」
「それなら一つ方法があります
それは香蓮様と奏汰様の間にもうすぐ次の世代が出来ますが双子で一人がウミヘビの血をもう一人は神の血を受け継いでいると思われます。ですからその2人に一からやり直してもらったらどうでしょう?」
「わかった」
「そうと決まったらおだいと香蓮様の命の代わりに奏汰様には一度死んでもらわなくてはなりません」
奏汰は呆れ顔で笑った
「香蓮がいない世界なんて僕がいる必要のない世界だ」
奏汰は赤信号の歩道に飛び出した
パッパー
二回目の車の音が道中にに響く
グシャ
奏汰は香蓮と同じ結末を迎えたのだった
「そしてこの世代にあなたが存在したのです」
海香は驚いたまず私が藍井とそんな複雑な関係者だったことを・・・・・
「どうして?それこそ藍井は関係無いじゃないか!それにもう一人・・・・・もしかして藍井がその奏汰の生まれ変わりなのか?」
自問自答してしまった海香は藍井が私の運命の人だと言うことを思ってなかったのでとてもびっくりした
「ええ私もびっくりしましたなぜ神族の奏汰様がこんな弱そうな物に力を与えたのでしょう?
私も奏汰様が死んでからもそこだけは解決出来ません」
藍井が弱そうだって?
やはり何度聞いてもこの声は醜く慣れることができない
「私だけその話を聞いて大丈夫なのか?」
「はい。今藍井様にも奏汰様がついていて藍井様にご説明なさってます」
「そうか」
海香は安心した
死んでも精神に入り込めるのはすごいと思った
「ですが本題に入ります奏汰様や香蓮様を裏切ることをしますが、あなたには香蓮様の役目、ウミヘビの世界を守る女王の役目があります。ですから神族のものは邪魔と言っても過言では無いでしょう?だから海香様、あなたの力で藍井様を殺して下さい。かんたんなことでしょう?そうすればまたウミヘビの世界に平和が戻ります。世界の人々の命を犠牲にするか、たかが一人の命を犠牲にするか・・・・」
「そんなバカなこと言うな!たかが一人の命でも重いんだ!」
―やっぱりまだ信じられないんだ世界の命を犠牲にするのは重いことは分かっている・・・・なのにーー
「だからこそです。ウミヘビの世界の人々の命を犠牲にするのならもっと重いことは分かっているはずです・・・・香蓮様もきっと一人の命の方を犠牲にするはずです」
「!!」
下を見ると無数の蛇が私の体を縛っていて動けない
「うぁぁぁぁ!ウグッ!離せ!離せ!ハアハア苦しい!」
縛りがどんどん強くなるグミは息が出来なくなって気絶してしまった
「まあ、命をもらうのはもうすぐです。覚悟をしといてください」
パチリ
やっぱり夢だったらしい
周りには寝る前の風景が見えた
「おはよう」
優しい聞き慣れた声がする
さっきの夢に出てきたどす黒い声とは違う海香はホッとした
でも、彼の表情は悲しげだった
「藍井、私はお前をきっと裏切るだろう・・・・」
海香はどうしてもこれだけは伝えなければならないと思った
「うん、知ってる奏汰さんに羊さんが説明してるっていわれた・・・・だから何か企んでいるだろうとも言われたから」
そうか!あの醜い蛇は羊だったのかだから香蓮さんのことを詳しく知っているのもそのためか・・・
「私のこの力を自分でコントロールするにはどうすればいいんだ?」
「・・・・一つだけなら方法があるよ?」
海香は胸がざわついた
それは・・・何か悪い予感がした
「それは難しいことなのか?それとも、簡単なことなのか?」
言葉が詰まる
「簡単だよ?でもきみが嫌がるかもしれない・・・」
「お前は私がそれをしたら嬉しいか?」
「・・・でも」
答えは戸惑うばかりだ
―プチン
何かが切れる音がした
そうだこれは私の堪忍袋の尾が切れた音だ
「もごもご言ってないでさっさと言え!」
「でもやったらどちらかが死んじゃうんだよ!それでもいいの?」
「死ぬ?」
意味が分からなかった
「そうだよ!僕らのどちらかの命を消せば、君の能力も薄れて誰も困ることはないんだ」
「!!」
海香は全身の力が抜けてたてなくなった
そして落ち着いた声で
「次私が暴走したら、藍井・・・ヒクッ・・・おま・・えの力で・・・・うぅ・・わたしを殺してくれ」
ヒクッヒクッ
部屋中に私の泣き声が響き渡る
涙があふれて止まらない
藍井は何も言わない
それが藍井の優しさだと思った
どれくらい泣いていただろう
まだ藍井は私のそばにいる
私が涙を拭ったとき
「僕にはできないよ」
今までの時間を無駄にしたような答案だ
藍井のためをおもっていっているのになぜ伝わらないんだ?
キュウゥ
なんか心がキュウゥとしまった
自分だけ独りぼっちになったみたいだ
この場所から逃げる方法はないのだろうか
でもこんなに時が経っているのにいまだにこんなに戸惑っているのだ
おかしい。何かがおかしい。
こんなに近くにいるあいつをどうして捕まえられないんだ
助けて―
このモヤモヤしている気持ちを全部言いたいだけど・・・・
言葉が出てこない
もうだめだ
そんな風に落ち込んでいる海香に救いの案が浮かんだ
「藍井、お前は神族からウミヘビ族に変わることはできるか?」
「うん出来ると思うけどなんで?」
びっくりしたようにこっちを見ている
海香は勝ち誇ったような笑みをむけた
「私たちがウミヘビ族になってしまえば殺す必要が無くなるだろ?」
あぁなんできずかなかったのだろうか今私はとってもうれしい
もうこのまま自分の思いも伝えてしまおう
「藍井、私と同じ道を歩もう・・・・すっ・・好きだ!お前がいないとわたしは駄目なんだ!」
いきなりのことだから藍井もびっくりしている
「僕も・・・好きだった言いたかったけど言えなかった・・・僕と海香の関係が崩れるのが怖くて・・・」
いいんだ・・・もういいんだ
「もう、海に戻ろう。私たちの居場所はあそこだ・・・心残りはないな」
「うん」
ざざー
初めてあったのもここだった
最初で最後の場所だ
「いくよ海香」
ああ藍井
わたしは頷く
「せーの」
ジャボンッ
これから私の新しい世界が始まるんだな
―そしてふたりは海にしずみおとぎ話ののように消えていったのでした




