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しるし2(詩集)

ぼくの星はホワイト

作者: さゆみ

ぼくの星はホワイト

みんなみんなホワイト

いぬも

きみも

かがみも

きっとぼくもホワイト


白い雲が空を奪ったら

白い月が海に落ちた

白い波が欠片を運んで

白い砂が埋めて啼いた


穢れなきホワイトスター

永遠(とわ)に走るホワイトロード

空に同化しゆくホワイトバード

美しいホワイトドリーム

どこまでもきれいだから

なにもかもきれいすぎて

だれもなにも描けない


白い家の庭に

白い花が咲いている

白いカラスがハァーと鳴いて

レンギョウの小枝を庭に刺した

白い雨が降り出した


ぼくの星はホワイト

みんなみんなホワイト

なにもかもきれいだから

とてもとてもきれいすぎて


レンギョウの小枝が蕾をつけた

白い光が差し込んでいる

白い雲のフィルターが

もしも外れたとしたら

外れたとしたなら

ぼくの星に黄色い花は咲くのだろうか





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