Kyrie ― キリエ ―
主よ、憐れみたまえ。
主よ、憐れみたまえ――。
修道院の鐘が鳴り響く。
青い空を見上げて、わたしは手をかざした。
仰いだ天から降る、柔らかな光。
白羽根の鳥たちが行く。
さわさわと、優しい風が緑を揺らし――今日も、世界は美しかった。
わたしは箒を小脇に抱え直し、その場で手を組んで神に感謝の祈りを捧げた。
この時代、この修道院の外の世界では戦乱が続いていた。国の跡目争いが深刻なのだそうだ。
王家は短命な血筋であるのか、まだ四十になられたばかりのはずの王様が病床に在る。後継者を決めるための争いが頻発しているのは、時が残されていないからだ。
擁立された王子はまだ二歳。自らの意志で何かを決めることなどできない。
だからこそ、王弟であるフィンロッド大公を王位にという動きがある。その二派が争いを続けているのだ。
止まない争い。罪深い人々。
この修道院はこんなにも平穏であるというのに。
主よ、外の人々の祈りが足りないのでしょうか?
わたしは今から十七年前、産まれてほどなく孤児院の前に置き去りにされていたのだという。
けれど、それを捨てられたと思うのは愚かなことだった。
わたしはここへ、主によって導かれたのだ。来るべくしてここに来た。
シスター・マルテ――それが私の洗礼名。
毎日主に感謝し、祈りを捧げ、慎ましく暮らしている。こんなにも幸せなことはない。
そう、信じていた。
あの人に会うまでは――。
ある日、一台の馬車がひっそりと修道院の前に着いた。
食事の最中、パンを配るために食堂の窓辺にいたわたしだけがそれに気付いたのは、本当に偶然だった。院長も皆、食堂にいる。客人であるのなら、到着が何故この時であったのか。
出迎えもないままに、馬車から降り立った人物は、乳母のような人に付き添われながら修道院の敷地に踏み入る。
修道女の装い。黒いヴェールが横顔を隠している。
良家の子女が期間限定で修道院で学ぶこともある。今回もそうしたケースだろう、とわたしは考えた。けれど、微かに引っかかりを覚える。
あの修道服は見習いの軽装ではない。体の線ひとつ出さない、全身を覆うものであった。
ふと、その人物が窓辺のわたしに目を向けた。遠く、顔の識別まではできない。
できないのに、何故か不思議と伝わる空気がどこか妖艶で、美しい人だと感じた。
修道院では食事の際に口を利くことは許されていない。だから、今見た人物のことを誰かに言うこともなかった。
そうなると、それは一瞬の出来事にすぎず、白昼夢であったとさえ思える。それほどに、現実味がなかった。
新入りならば今に皆の前で紹介されるはず。
もし――そうでないのだとしら、それは考えてはいけないことのように思えた。
触れてはならない。
そう、心が告げたのだ。
結局、あの人物が皆の前に現れることはなかった。
考えまいとするのに、不安が胸にくすぶる。
神聖な修道服姿だったというのに、あの黒色がまるで悪魔のように感じられてしまった。何故、こうも異質に思えてしまうのか、わたしにはわからなかった。
この心を静めるため、わたしは夜の礼拝堂にて祈りを捧げた。
月光から柔らかく落ちるステンドグラスの色。
荘厳なマリア様の像を見上げると、安らぎが訪れる。
わたしはただ祈りを捧げるのだった。
そうした時、注意力などは散漫になる。祈りに集中していれば当然のことだ。
背後から忍び寄る影に、わたしは気付けなかった。
乱暴にわたしのヴェールを払い除ける力に驚いて振り返る。そうして、目を見張った。
そこにいたのは、この修道院において明らかに異質な――そう、『男性』であった。
チャリティなどの時に外の人々と接する機会もある。だから、男性を目にしたのは初めてのことではないけれど、この場にいていいはずもなかった。
どこかの貴族なのだろうか。星夜のような紺地の上着に煌くボタン、絹のスカーフにエメラルドの指輪。
銅のような赤みを帯びた髪をリボンでまとめ、肩口から垂らしている。滑らかな質感の肌に秀麗な顔立ち。ただ、髪と同色の瞳は暗い翳を潜ませていた。
――悪魔。
わたしは迷いもせずにそう思った。
冷たさを感じさせる、美しい存在であった。
その顔が、歪む。
「このようなものを被っていては、せっかくの金髪が台無しだな」
クスクスと、声を立てて笑う。その声に、わたしは身震いした。
修道院の中の誰とも違う、低い振動。ぞくり、と神経が逆撫でされる。
「あ、あなたは一体……」
自分の声が上ずってしまうのを感じた。そんなわたしを嘲笑うかのように、彼は言った。
「昼間、会ったはずだ」
「昼間?」
その言葉にハッとした。
あの時、馬車から降りて来た修道女姿は、彼であったのだと。
そんなわたしの反応に、彼は失笑する。
「やはり、見ていたのだな。私を」
その射るような瞳に親しみはなかった。明らかに敵を見る目であった。
「こ、ここは男子禁制の修道院です」
背後のマリア様に加護を願いつつ、わたしは彼と対峙する。
彼は、悪魔だから――。
夜気が伝える彼の声は、わたしを斬り付ける刃物のようだった。
「そんなことは知っている。だからこそ、ここが選ばれたのだ」
「え?」
「私は身を隠す必要がある。男子禁制のこの修道院に私がいると疑う者はおらぬはずだ」
いかに主を崇める修道院であろうとも、実質上運営して行くには金銭が必要となる。資金繰りが厳しいという話も洩れ聞こえてはいた。
だから、上と彼らとの間に、何がしかの裏取引があったということだ。
浅ましいと思う。主を恐れぬ罪深い所業だ。
そう糾弾したい気持ちと、これが苦渋の決断であったのだと理解する心が、わたしの中でせめぎ合った。
彼はそんなわたしをじっと見つめている。その姿はやはり美しく、堕落を誘う魔性のようだ。
身を隠すのならば、何かやましいことでもあるのだろう。
命を狙われるような立場にあるということか。
態度や格好から、随分と身分が高いように見受けられるけれど、詳しいことまではわからない。
「では何故、修道服を脱いで、わたしの前にそのお姿で現れたのですか?」
すると、彼は笑った。それは薄暗く、人を支配する笑みであった。
思わずわたしが後ろに引こうとすると、彼の手がわたしの顎を片手でつかんだ。その指が、頬に痛いほどに食い込む。
「口止め――いや、違うな。興味があったと言うべきか」
興味?
指が下に滑り、のどへと動く。大きな手は、わたしの首をすっぽりと包んだ。
「お前の名は?」
「……シスター・マルテ、です」
名前くらい、すぐに調べることができる。だから、ここで偽る意味はない。
すると、彼は満足げに再び微笑んだ。
「マルテ、だな。私はジーベル=アルトマイアーだ」
返事もできずにいると、首に添えた手に力が込められた。
「っ……」
「呼んでみろ、私を」
「ジ、ジーベル、様」
心底、この人が恐ろしかった。この人は、わたしを人だと思っていないのではないだろうか。
神の前では皆が等しい存在であるというのに、彼にとってはそうではないと。
わたしは殉教者として、勇気を振り絞って声を発した。
「この修道院は神の教えを守る場所です。ここにおられる以上は、教えを守って頂かなくては――」
必死だったわたしに、ジーベルは侮蔑を込めた顔を近付けた。
「ほう。教えを守れ、と? 守らなければ何が起こる?」
「何、とは――」
「私は、お前たちの神を信仰しない。私の心は自由だ。何人も、私に信仰を強要することなどできない」
信仰とは、心のうちより生れるもの。押し付けられたからといって信仰心が生じるわけもない。
確かに、ジーベルの言い分は誤りではない。けれど、彼のこの荒み切った眼を見ると、信仰がその心を救ってくれるのではないかとも思えた。主が、この憐れな子羊を救って下さるのではないかと。
「けれど、信ずれば主はあなたにも手を――」
最後まで言葉を続けることができなかった。
「くどいな」
ぐ、とのどが狭まる。苦痛の呻きが言葉の代わりにわたしの口から漏れた。男性の力は、大きな手は、わたしの首をこのままへし折ってしまうこともできるのではないかと思う。
死――。
死がこのまま訪れるのだとしたら、わたしは祈るだけだ。
そっと、まぶたを閉じた。
主に祈れば、恐怖はなりを潜めた。主の御許に行けるのだと思えば、心は安らぐ。
わたしの表情からそれを感じ取ったのか、ジーベルの声に苛立ちがこもった。
「私が恐ろしくはないとでも言いたげだな。口を開けばお前たちは神だ主だと口走るが、今ここでお前の命を握っているのは私だ。神などではない。神がお前ごときに手を差し伸べることなどないのだ」
やはり、この青年は悪魔だ。
言葉によって堕落を促す。信仰の道を阻む。
その背には、見えない蝙蝠の翼がある。
それでも、わたしはその言葉を撥ね退けることができる。悪魔になど負けない。
しっかりと、その眼を見据えて口を開く。
「いいえ。主はわたしの魂をお救い下さいます。信仰はわたしを裏切りません」
スッと、ジーベルの持つ空気がいっそう冷え込んだ。けれど、怖くはない。信仰はわたしを守る鎧であるのだから。どんな言葉と暴力を持ってしても、わたしの魂を穢すことなどできないのだから。
耳を覆いたくなるような狂気を含む笑い声がして、それがぴたりと止んだ時、ジーベルは空いていたもう片方の手でわたしのまとめた髪を乱暴に解いた。
「っ……」
ぱらり、と金色の髪が肩に落ちる。ジーベルの顔を見上げると、その顔は残忍に歪んだ。
「では、試してみよう」
次の瞬間に、体が礼拝堂の床に叩き付けられた。痛みに息が詰まる。締め付けから解放されたのは刹那のこと。その乱暴な手は、わたしの口を塞いだ。
「お前たちは神の花嫁として生涯純潔を捧げるのだろう? 祈りが届くのなら、カミサマが止めて下さるだろうよ」
体にのしかかる重みに、わたしは今まで感じたどんなものとも違う恐怖を感じた。わたしの体を覆う修道服の隙間から、悪魔の手が進入する。肌を罪で染め上げるように触れる。
死は、主の御許に行くこと。
けれど、これは――。
冒涜。
そう、死しても天国の門は開かれない。
誓願を破る行為。
塞がれ続けた唇に、祈りをつぶやくことはできなかった。
一人の悪魔によってもたらされた苦痛。
共に訪れた、わたしの世界の崩壊。
悪魔は、涜神のための道具としてわたしを穢した。
終始歯を食いしばり、固く目を瞑っていた。あの獣のような瞳を見たくはなかった。
荒い吐息がわたしに降る。
そこには、勝ち誇った悪魔の顔があるのだろう。
まぶたを開いたなら、この悪魔に涙を見せてしまいそうで、開きたくなかった。
蹂躙する力は、いつからか弱められていた。ふと、わたしの首筋に雫が落ちる。
こんな時だというのに、雨漏りかと驚いてまぶたを開いてしまった。そうして出くわしたのは、悪魔の、ジーベルの悲愴に歪んだ顔だった。あれほどまでに冷酷な色をしていた眼から、涙がぽたりぽたりと頬を伝って落ちる。
その瞬間に、わたしは思い至った。
ジーベルは、悪魔ではなかった。迷える子羊であったのだ。
神を、信じたいと願っていた。
よりどころを求めていた。
怯える弱い心は、神を試さずに信じることができなかった。
その心を後押ししてくれる奇跡を待った。
けれど――この場に救いは訪れなかった。
そう、ここに神はいない。
神に見捨てられた二人がいる。ただ、それだけ――。
わたしは解放された体を起こすと、疼痛に堪えながらジーベルの涙を拭った。ジーベルは驚いた顔をしたけれど、わたしの手を振り払うことはなかった。
「これは、わたしの信仰心の弱さが招いたこと――。だから、主はわたしを見限られた。わたしはもう、主の花嫁ではないのですね」
涙を流すジーベルの瞳は、驚くほど清らかに感じられた。
これほどまでに孤独な魂にも、救いを与えられたりはしない。
それならば、ジーベルの救いはどこにあるのか。
わたしはそっとつぶやく。
「わたしは主を失いました。あなたと同じです」
すると、ジーベルの腕がわたしの体を抱き止めた。
「ならば、私がお前をもらい受ける」
「あ……」
「私がお前の主となろう」
祈る神を失ったわたしには、この身を捧げて仕える主がいない。ぽっかりと空いた大きな穴を埋めるには、他の誰かが必要だった。
「では、わたしはあなたに祈りを捧げましょう」
そう言ったわたしの唇に、ジーベルの指が触れる。
「祈りなど要らない。その代わりに、愛でもささやけば、それで」
指が離れると、唇が重なった。
神聖なはずの礼拝堂であるのに、やましさも感じない。マリア様の視線さえ、気にならなかった。
そう、わたしの主は、ここにいるから。
わたしは、それからも修道院で日々を過ごした。
変わらず労働に励み、慎ましやかに主に祈りを捧げ続けた。
わたしの変化に、誰も気付かなかった。
わたしは変わらず敬虔であったのだから。
ただ、主が挿げ替わっただけ。
他の誰を騙せても、わたしの心は騙せない。
それからというもの、主との逢瀬は礼拝堂の裏手。
祈っても想っても、見返りがなかったあの頃とは違う。祈れば、髪を撫でてくれた。想えば、口付けてくれた。愛をささやけば、心を満たしてくれた。
すべての人の主ではない。ジーベルは、わたしだけの主――。
こんなにも充実した時を過ごせるようになるなんて、これまでのわたしには考えられなかった。
ジーベルはわたしを抱き締めながら、熱い口調でつぶやく。
「あの時」
「え?」
「檻を作ろう――そう、思った」
わたしはジーベルの胸から顔を上げた。そこには、愛しげな瞳がある。
「信仰という名の、鈍いお前が気が付かないくらい広い檻を」
思わず、わたしはくすりと笑った。
「わたしを繋ぎとめるため、あなたはわたしの主となられたのですか?」
「そうだ」
ぎゅ、と体を締め付ける腕に力がこもる。わたしの心は、喜びに溢れた。
「でしたら、わたしは喜んでその檻に囚われましょう。主よ、この愚かな子羊を、どうぞ憐れみたまえ――」
それに応えるようにして、ジーベルが祈りを唱えるわたしの唇に自らの唇をもって触れる。
主よ。
わたしだけの――……。
ジーベルが何故、この修道院に身を潜めていたのか。彼は一体何者なのか。
見通せない背景が、彼を神性にも魔性にも見せていた。
礼拝堂の裏手。月が皓々と輝く中、草木に身を隠しながら互いのぬくもりを確かめ合う。わたしが零す声を、ジーベルは満足げに聞いていた。
わたしの髪にジーベルの指が絡む。そうして、体を重ねながらわたしの耳もとでジーベルは言った。
「お前にだけは告げておこう」
「はい?」
「私が何者であるのかを。何故、ここに匿われているのかを」
どくり、と心臓がひと際高く打った。
知りたい。それと同じくらい、知りたくないと思った。
けれど、これは主の言葉。わたしは無言で受け止める。
「私は……本来であれば存在してはいけない人間なのだ」
「え?」
「私の父は、今、病床にある現国王。私は――その嫡子」
幼い王子の他には王女がいるだけだったはずだ。
それが――。
「産まれてすぐ、あの大公……叔父の手の者に命を狙われたのだという。身を守るためにそこで死んだとされ、その裏で家臣に匿われて生きて来た」
わたしはその言葉を遮るように、その頬に触れた。
「そんなことはいいのです。わたしには関係ありません。あなたが何者であろうとも、あなたはわたしの主なのですから」
ジーベルはわたしを強く抱き締めた。その性急な鼓動がわたしに伝わる。
「私がここに潜んでいる間に、家臣たちが私の存在を父王に認めさせるという。私を王太子に――いや、王座に据えると」
けれど、とジーベルはささやく。
「今、私が望むものは王位などではない。お前といられる時間だ。だから、私が何になろうと、どこへ行こうと、お前のことは離さない」
その言葉が、わたしには福音であった。
「はい……」
心が満たされ、自然と涙がこぼれる。その涙を、ジーベルの唇が受け止めた。
そうした時がいつまでも永遠であればよかった。
けれど、楽園を追放された者、箱舟に乗れなかった者たちと同じように、わたしたちにも試練が訪れるのだった。
再び馬車がやって来たのだ。あの日見た、ジーベルを連れて来た乳母が降り立つ。
さわり、と悪寒が全身を駆け巡った。
わたしは昼の間、ジーベルがどこにいるのかを知らない。
だから、勤めも仮初の祈りも投げ打って、わたしは礼拝堂の裏の茂みに隠れて彼を待った。そうすることしかできなかった。
その場所で、ひたすらに主に祈った。
この声を聞き届けたまえ、と――。
そうして、その祈りは聞き届けられた。
「マルテ!」
わたしの名を呼び、茂みを割って現れたのは、やはりジーベルだった。わたしは嬉しさのあまりその首にしがみ付いた。しっかりと体を抱き止めるジーベルの腕に安堵する。
「迎えが来た。だから、共に行こう。私にはお前が必要だ」
ジーベルのその言葉を、わたしは深く胸に刻んだ。そして――。
袖口に隠したナイフを取り出し、その首筋に当てた。女の頼りない腕でも、ほんの少し力を込めるだけでナイフはその皮膚を斬り裂いた。赤い血潮がほとばしり、茂みに慈雨のように降り注ぐ。
すでに言葉を理解できないジーベルの体に、わたしは語りかける。
「――だって、あなたが王になってしまったら、誰もがあなたを崇める。そんなのは嫌なの。あなたは、わたしだけの主なのだから」
フフ、と小さく笑う。そんな気分だった。
制御を失ったジーベルの体が崩れ落ちる。わたしの力では支えることができなかった。
まぶたを開いたまま仰向けに倒れたジーベルの胸に、わたしは寄り添う。
「あなたも、檻の中にいたのよ」
まだあたたかい。その失いつつある熱を心から愛しく思う。
「鈍感なあなたが気が付かないくらい広い檻にね。わたしの主を求める信仰心が作り出した檻は、こうしてあなたを永遠に閉じ込める。……でもね、わたしの魂も未来永劫あなたのものよ。嬉しいでしょう?」
ジーベルの、いつも騒々しいほどに聞こえた鼓動はもうない。
わたしはそっとまぶたを閉じ、祈りを捧げた。
主よ、あなたの花嫁を、どうか憐れみたまえ。
【The end】
キリエ――切り絵じゃないよ?
あ、すみません、一番どうでもいい心の声がダダもれに。
※タイトルにはこちらのフリー素材を使用させて頂きました。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=18951183
(すもも@お休み中)様