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ダイヤモンドの人形 『2』

「寒っ、なんでこんなにさむ……」


砂漠の街では昼間灼熱の太陽で40度以上になっても、遮る物がない為に夜は氷点下まで下がる事がしばしばあるらしい。

で。

何でアンナが寒くて起きたかって言うと、単純明快。

アンナの掛け布団が奪われているからだった。

犯人はソファーで寝ているカイト。


「…飽きれた、でももう起きちゃったからいいや。顔洗いに行こ」


ジャー……

砂漠の街で水は貴重品だ。

桶に溜めて節約しながら使うようにと宿屋の女将から厳重に言われた。

水に手を浸そうと思ってふと気付く。

左手にした黒曜石を嵌めこんだ茨の指輪。


「…これのあるじになってからもう1週間かぁ……、月日ってのは早いもんだね」


左肩に出来た茨模様のアザ。

それと最近気付いた事だが、ウィンドの近くに居ると指輪がきゅっときつくなる。

あれからいろんなことがあって気持ちを整理する事が出来ないままになってしまっていた。

それはそれでいいかもしれない。

あたしが持っている限りはこの指輪が暴走する事も無いだろう。

そう安易に捉えてしまっていた。


〔お前はそれでいいかもしれない、でも指輪はそうは我慢できない。闇に染まった物に触れなければ指輪も暴走しないが、お前はもう闇の者。闇の物を呼び寄せるんだよ〕


あの時指輪の所へ案内させた黒いフードの者が頭の中に現れる。

彼はあの時以来、ずっと頭の中から闇の王としてするべき事を次々と告げてくる。


「…るさい、うるさい!朝っぱらからうるさいよ」


カ「何が?オレそんなにイビキうるさかった?」


「な、何でもないっ!ちょっと耳鳴りがしてさ」


カ「あ、そ。じゃオレ顔洗うからソコ退いて」


「うん……」


気をつけなきゃな……えへ。




「おねげぇしますだぁ!!おらの…おらの家を救ってくだせえ!!」


「……あんた誰?」


泊っている部屋のドアを開けた瞬間、何だか薄汚れた男が土下座していた。


「と、取り合えず頭上げてください!ちょっ…ウィンドぉ!!こっち来てよ〜」


ウ「なんじゃ朝から……!」


「え、知り合い?」


ウ「まぁ…昔仕事をした仲間の子供じゃ、とりあえず上がれ」


「はい……」


その男はジャーマン・ブローズと名乗った。


「おら…いや私の家に代々伝わる宝石がありまして」


「宝石?ダイヤとかそういうの?」


「えぇまぁダイヤモンドですが…それがちょっと……」


ウ「ちょっとって、何がじゃ?」


「呪われてるんです!」


カ・ア「はぁ?」


「そのダイヤを手にした当主全てが変死しているんです!私の叔父はダイヤを触った次の日に毒にあたって死にました。お爺様も曾爺様も、私の実の父親でさえダイヤに触った次の日に事故に遭ったり、地震で倒れた大ダンスの下敷きになったり鉄道事故で亡くなっているんです!どうか…助けてください!」


カ「ダイヤ……ねぇ。つーか何でそんなダイヤずっと持ってたんだ?売りゃー少しは楽になるだろ」


「ムリなんです、売ろうとしても呪い付きのダイヤと知れ渡っているのでいらないと断られるのがオチなんです」


な、なんて可哀想な…。

でもなんか理解できるな、ウン。


ウ「…よかろう、わしが何とかしてみよう」


「本当ですか!?ありがとうございます!御礼は必ずします」


なーんだか話が長くなりそうな気がするなぁ…。

今回はここまで。


この作品では外人がホトンドなんですが…名前が思い浮かばない!!

ヤバい!

何とかせにゃーいかん訳ですけども…

もしよければ作者に思いついた名前を贈ってください!

気に入れば小説の登場人物の名前として採用します!

…読者に媚っているなんてホント小説家失格です(泣)。

不甲斐ない作者の変な作品に最後までお付き合い願います…(土下座)

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