神様はセレブリティ!?
有「だから、あたしが今日は休部って言わない限り
部活動は毎日あるんだからねっ」
有里奈は俺を指さし確かにそう言った。
変人じゃなければクラスのマドンナ即決定だよな⋯。
なんとももったいない。
良「俺には決定権はないってか。」
有「もちろんっ^^ 部長はあたしだから」
はぁ⋯こいつの世話を見なきゃいけないのか。
副部長に任命された俺は
確実にコキを使われるだけで終わりそうだ。
そして主役である俺を推進すると部長いっているが
実際のところ、俺にとっては恥さらしだ。
良「部活動って何やんだよ?」
有「う~ん、ま、決まった事はないし
テキトーにやりたいことやればいいよ♥」
⋯はぁ!?
ちょっとまて⋯いや⋯ちょっとまて!!
お前は何を言っている!?
全然推進もしてねぇだろ!!
良「生徒会がうるせぇだろ⋯
そんなんじゃなんの目的もございません―
とかいって、文句つけそうだ」
有「ダイジョブ★
生徒会から出された条件は
“ピョン介が入部すること”と
“みんなで仲良く活動すること”と
“他の部活に迷惑をかけないこと”
だけだから」
良「まだ部活動もしてないのに仲良くできるかよ」
有「ダイジョブだよ♥ あたしが居れば
場はすべて和むから」
すげー自信ですこと。
有「じゃ、部員の子たちに説明してくるねっ」
そして満面の笑みを見せ、
嬉しそうに他のクラスへ走って行った。
その拍子にスカートがヒラヒラ― と舞い、
なんて言ってる場合じゃねえ!!
学園アニメだったら、
俺、今、すっごいことやってんだよなw
美少女と仲良くしゃべって⋯
美少女に好かれて⋯
でも、ちょっと変人っていう大きな壁があるんだよなぁ;
ま、でも、今を楽しく生きよう。
って俺、何考えてんだ!?
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
有里奈は少ししてから教室へと戻ってきた。
有「折角だから、今日は部員紹介ってことで、
みんなで集まることになったよ♪
授業が終わったら、部室に集まって!!」
良「おい、ちょっとまて、部室ってどこだよ!?」
有「う~~~~~ん⋯⋯
どっかの準備室でいいんじゃない?」
なんじゃその曖昧さは!!
でもそれしか方法もないよな⋯
良「部室がわからないと
うさ部が集まれないじゃないか」
うっ! 自分でうさ部っていうの、
なんだか馬鹿馬鹿しいというか⋯
恥ずかしいというか⋯
有「だから⋯いまどこも使ってない準備室は⋯
数学準備室だと思うから、
そこでいいよ!! 物も置いてないし」
良「物が置いてないってことは、
机も椅子もないってことだよな」
有「それは、問題ないよ!
会議室、もしくは放送室で
椅子も机も盗んでくればいい問題だし♪
あそこには、新品・高級なパイプ椅子が
いっぱいあるよ~♪ 楽しみ」
盗むとは⋯やはりどこかが違うな⋯;
というより、パイプ椅子の時点で
高級とは言えないんじゃないか?
いや、でも、虫でも高級ってのがあるからな⋯。
こんな時代だから、いつかは高級ゴキブリ―
とかも出てきそうだな。おっと! 話を戻そう⋯
まぁ、そこらへんは俺は先生に言っておくとしよう⋯
って、いつからパシりになったんだ俺は!!