表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

運命が繋がり始める

ミーンミーン

夏の暑い日差しと蝉の鳴き声が体育館にもふりそそぐ

今日は、終業式だ。

「はい、注目!!」教頭先生が流れる汗をぬぐいながらいった。

「急ですが、大川先生が他の学校に転任することになりました。先生からお別れのあいさつがあります。」

体育館の壇上に大川先生がたった。

「短い間でしたが、お世話になりました。教師になる夢がかない、初めてもった生徒を忘れません。」

(え~、イケメンの仲がいい先生いなくなんのやだ‼️)

悲しくて涙が止まらなくて妹、千咲は下をむいて号泣していた。

すると壇上にいる大川先生が叫んだ‼️

「千咲、泣くな‼️」

体育館にいる生徒達が

「お~‼️」

歓声がわいた。

終業式が、終わった後、先生が受験勉強の事で相談があればとMonsta((アドレス))をこっそり渡してくれた。勉強が苦手な妹は副担任の先生によく勉強をみてもらっていたのだ。

学校から帰ってきた千咲は、今日の出来事を寂しいけど、嬉しそうに私につげ、さっそく先生とのやりとりをはじめていた。

ささいな学校の出来事を先生によく話しているのを、姉、千花咲、私は毎日きいていた。

ある日、千咲は、先生のフォロワー友達からイケメンを見つけ、次々と友達になっていき楽しそうに先生達と携帯でやりとりをしていた。

千咲が

「先生の友達ネットに歌あげてるから聞いて~」

ネットのアプリとテレビを繋げて歌をながしはじめた。あまりの歌の上手さに

「うわぁ、すごい!!」私が叫ぶと

「でしょ、先生の友達、最近、有名になってきてるんだって」と笑っていた


◇◇◇

夏休みに入り、塾のイベントで千咲は

メルヘンランドに旅行にいった。

2日がたち、家に帰ってきた千咲は

「ねぇ、きいてきいて!!」

「うん、どうしたの?」

「メルヘンランドでね、すごい人にあったの」

?な顔をしている私をよそに千咲は話し続ける。

「先生の友達の遥くんに出会ったの」

遥くんとは千咲がやりとりしている先生の友達の一人で、最新、毎日のように電話をしていた人物だ。

「メルヘンランドで、友達とはぐれて迷子になって」

近くにいたスタッフに話しかけたら

「千咲?」スタッフ

「え?」

「俺、俺、遥!!」

「あー、遥くん。なんで?」

「今、メルヘンランドでスタッフとして働いてる」

「そうなんだ、友達とはぐれてしまって」

「じゃあさ、俺、もう上がりだから、一緒に回ろ」

「帰りの集合時間までなら...」

千咲が言い終わる前に遥くんは

「決まり!!」

そういうと千咲の手を繋いで走りだし、二人でメルヘンランドを楽しんだ。

その夜、千咲は先生達とのグループ通話でその事を話していた。

「でね、すごく楽しかった~」千咲がいうと

「ね~」遥くんもいう。

すると大川先生が‥

「遥、お前、俺の生徒に指一本でも触れてないだろうな」

「え、あたり前じゃん」

遥くんはどもりながらいうとすかさず千咲が

「手はつないだよ。頭もぽんぽんされた」

「はあ~!!触んなっつたよな!」

「それ、いっちゃう~!!」

遥くんが、すかさずおちゃらけた。

「お前ら、何アオハルしてんの?」

先生の友達の一人、雹くんがつぶやく

「運命の出会いじゃ~ん♪」

マンガ大好きなおふざけキャラで

ハーフのセナくんがはいってきた。

そんな感じで千咲の毎日は

とても楽しそうだった。

あの事件がおきるまでは、、、





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ