ガチポルノ 第36話 ~疾風~
「ま、まさかウィンドルさんの能力をすでに看破していたんですか!?!?」
あぁ、あいつらの師団は不自然なことに、『先に王都を出たはずの俺達』の先を行き、そして高速移動している俺たちにすら追いついた。そしてさっきの不自然な横スライド!これは何らかの外力が加わってないと不可能な動きなんだ。
「その能力とは一体……!?」
なぁに、あいつはいつも自分の手は汚さず、全て仲間に押し付けていたクズだ。
この様子だと、すぐにわかるさ。
「ウィンドルさ”……あ”いつら……やばい……」
「に……げ……」「ゴボゴボ」「……」ドサリ ゴロゴロゴロ
四傑は、3傑になり、2傑になり……最終的に彼らは0傑になった。
朝日の中、落馬した彼らの死体が、荷馬車の横を通り抜け、はるか後方へと転がっていく。エモすぎw
「く、くそぉおおおお!!!なんだかわからないが、アイツらに近づいた8傑が死にやがった!!!!このままだと人数不利で僕の命がまずい!!!直ぐに逃げなくては!!!能力発動!!〈オーバー・ブロウ(超疾風)〉!!」
ウィンドルの服が、大きくなびき始めた。
「あ……あれは……風!?!??」
ビンゴ!!!やっぱりだぜ!!!!!!
「ワハハハハ!これが僕の能力〈オーバー・ブロウ(超疾風)〉だ!!見ての通り、僕は風を操ることが出来るんだ!!!!強力な追い風を僕たち師団に纏わせる事で、馬の速度を底上げしていたってわけさ!!!!さらばだ<暗殺者>!!また再度仲間を編成し、貴様を殺しに向かう!!!覚えておくんだな!!!」
風を切る音を響かせながら加速を始めようとするウィンドル。
「こ、このままだと逃げられちゃいます!」
身を乗り出すセイシル。
待て!俺より前方に立つなセイシル!引き続きシコシコするんだ!!
「でも、ここでシコシコしても、遠ざかってくウィンドルさんを殺せる訳がありません!何とか馬を操作して彼を―――」
「馬鹿め!話を聞いていなかったのか!お前らが僕に追いつくことは不可能なんだよ!!」
ああ―――『俺達は』不可能だろう。
だが―――俺の<デス・スペルマ>はどうかなッ!!?!?!?!?!?♡プシッ、プシッ
「な―――」プチプチプチ
ウィンドルの顔に、少しづつ穴が開いていく。
「な……何ィイイイイイイ!?!?!?!!!!?」プチプチプチプチ
「も、もしかして―――!??!?」
そうだ。『俺はブレーキを掛け、お前らの後方に付いた。』
そして、『お前は味方に、追い風を纏わせていた。』
この事実。分かるな?
「ま、まさかァアアァァアアッ!!!!」
そうだ!!!!俺は、『霧状の精液を大気中に噴出し、追い風に乗せることで、お前らの場所まで運んでいた』んだ!!!!!!!!!!!
「何だってぇえええええええ!!!!!」
「なるほど!!!!そういうことだったんですか!!!あえて種無し射精を見せ、そして違和感なく減速し、後方に付くことで彼らを完全に油断させた!!流石です<救世主>様!!!」
ああ―――そして大気中に放たれた毒精液成分はあいつの表面に付着し、霧は呼吸を通じて体内に入り込み……人体を完全に破壊する!!!
「いっ、嫌だっ、僕がこんなところで、死ぬわけがない!!!あの霧精液から逃っ、逃げなくてはっ!!〈オーバー・ブロウ(超疾風)〉!〈オーバー・ブロウ(超疾風)〉!〈オーバー・ブロウ(超疾風)〉!」
アハハハハハハ!!!アハハハハハ!!!!話を聞いていなかったのか!?!?!?
お前が能力を発動すればするほど、追い風の中を舞う毒精液の速度は速くなり、お前をより早く死へと導くってわけだ!!!!
「ギ、ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」プチプチプチ
「ギ、ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」(ウィンドルの馬)
「ギ、ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」(俺たちの馬)
ドサリ。
遠く先で、エメンタールチーズのようなウィンドルの死体が完成した。
俺達の馬も、俺の股間より前方に位置する首より先がすべてなくなり、胴体だけが残った。
―――ったく、潮ばっか吹かせやがって。……
向かい風にしてたら勝ってたねウィンドルくん
つづ
く




