ガチポルノ 第11話 〜国王暗殺③〜
悪しき国王を暗殺する為、俺が正義を下す……!!<デス・スペルマ>発動!!
刹那、現れた闇の魔術師!どうやら<転生者>である俺を探しているようだが――――――。
全国民を去勢した奴の目的とは一体……!??
切断したペニスの射精は、その場にポタポタと滴り落ちるのみだった。
突然の急襲者に釘付けの国王と護衛は、俺の暗殺に気付かない。
陰キャで声を出し慣れてなくて、良かった~!
「姫様、どうかお逃げください!」
護衛は、自らの身を盾にすると、俺を扉まで走らせる。
これは……逃げきれるんじゃないでしょうかねえw
ありがとう、黒魔道士!
「―――――待て。」
瞬間、俺の体は自由を奪われる。
尋常でない気配が、背後から近づく。視界の隅に現れた黒い霧の顔が俺の目を見て言う。
「妙だな……確かに気配は”ここにいる”ようだが……」
黒い霧は、国王の方を向く。
「どうやら話が違うのではないか?"契約"其の132項。『"転生者"現れた場合、速やかに俺に引き渡すこと』――――――――忘れてはいないだろうな?」
ッッッ!!!あの国王、闇の魔術師とも繋がっていたのかッッッッ!!道徳を産道に置き忘れてきたのかよ!!????
「……」
国王は口を噤む
「……ほう。それも良い。こやつの首と引き換えでも俺は構わないのだが。」魔道士は、黒い霧を鋭利な刃物へと変え、俺の喉に突き立てる。
キャアアア!助けて父上!!
咄嗟に声が出る。なんとかしろ国王!!
「……転生者は、あそこじゃ……顔面騎乗位で既に絶命しておる……」
「貴様の狙いは、転生者の命じゃろ!?もう目的は果たしておる!!だから、どうかワシの娘を―――――――」
「やれやれ、どの世界も無能というのは変わらんようだが―――――――。」
「その通り、俺の責務は、唯一の不安要素である"転生者"を殺すことだ。だが俺が問うたのは "なぜ転生者を、俺に引き渡さなかった?―――――" その答えを、俺はまだ聞いていないが。」
「……」
国王は、魔術師を睨み付ける。
「貴様の所為でワシの世継ぎは生殖能力を失った……!このままでは王家は滅ぶ。民を纏めることも最早叶うまい……」
「転生者じゃ……転生者は子種を有しておる……!子種を、子種を寄越すのじゃ!!!!!!!!」
国王は、狂乱し魔術師に飛び掛かる。
「――――――そうか。契約の不履行に足る理由は無かったと判断する。」
<契約解除>――――――――――――――――
魔術師は指を鳴らす。
国王の首に鋭いヒビが入り、頭が弾け飛ぶ。地面をバウンドした首は、足元に転がり込む。その目は、心なしか俺の目を向いていた。
キャアアアアアアアアアアアア!!!(ざまあみろ!!!!!)
俺はショックのあまり、その場に倒れるフリをする。
国王は暗殺された。
「さて……もう一点ほど、確認せねばならんことがある」
魔術師は、転生者(俺(姫))の死体に近寄り、暫く眺める。
「……ッ!!!!!」
「ハハハハ!!!ハハハハハハハ!!!!」
魔術師の気が緩んだ瞬間、霧による拘束力が消える。
「何が可笑しい!!!!」
護衛の男は、魔術師に殴り掛かる。
「まあ待て、そう早まるものでもない。面白い物を見せてやろう。」
魔道士は、死体の衣類を剥ぎ取り、マンコに突き刺さったペニスを抜き取る。
「ッッ!?金玉がッッ、無い!???」
「見ろ、膣だ。貴様も一杯食わされたようだな」
「ッッ!では、そこに倒れている姫……いや、奴は誰なんだ……!?」
まずい!!!バレた!!!!!!
どうする!?俺!?????
つづ
け
次回、王宮編、最終回!




