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第2話 きっとそうなってしまう

 高校生活が始まったが、特に何も支障もなく、、

「ねぇ、──ちゃんご飯一緒に食べよう」

「おい、食堂行こうぜ!」

「今日メシ忘れたから購買行くわー」

誰とも関わることなく青春を謳歌している。やっぱり自己紹介で飛ばしまくった影響だな、俺の周辺だけ心なしか空間空いてるな。思惑通りだが、汚いもん避けてるみたいで気分は良くないなぁ。でもまぁこれで良いんだ。これで、こいつ以外だが、、、

「よぉ、成瀬くん。昼飯一緒に食べよ!」

またきたよ、このイケメン。一体なにがしたい?

「お前、いい加減しつこいぞ。」

「それはお互い様だろ。成瀬くんだってずっと俺が昼飯誘ってたのに無視してどっか行くし」

そう、この男はこの1週間毎日昼休み、ことあるごとに昼ごはんに誘ってきていた。そして、俺はそれをかわしてきていた。だが、そろそろめんどくさくなってきていた。

「はぁ〜。俺はここで飯を食うだから、お前も食いたければ食えば?」

「え、まじ!!」

パァと目を輝かせ、弁当を広げだした城森。

こいつマジで何がしたいんだ?周りの目が少し気になるな。イケメンがよくわからん感じ悪いやつと飯を食ってたらそうなるか。何もないことを願うわ。

「あれ?湊、その弁当自分で作ってんの?」

「...」

「え?無視?」

「飯食うだけだって言ったろ」

「別にいいだろ、こんくらい。で?湊、料理できんの?」

「...まぁ、普通に。てか名前」

なんかしれっと名前で呼ばれてんのムズムズする。

この天然イケメン陽キャ野郎が!

「名前?あぁ、湊も慎吾ってよんでくれていいぞ」

「そんな親しくないぞ」

「えっ!飯食ったら友達だろ、だから湊もほら」

「黙って飯食え、城森」

「だから、名前で呼んでくれよー」

とかなんとか言ってると飯を食う俺らの元に女子が近づいてきた。

「あの、城森くん」

「どうしたの、藤崎さん」

この気の強そうな女の子は藤崎というらしい。

クラスメイトなのか?よくわからん。

「さっきあたしが昼ご飯誘ったの、断ったよね」

「え、うん」

「なのに、なんでそんな奴と食ってるの?」

?どういうことだ、城森のやつ女子に誘われておいて俺と飯食ってんの?だからキレ気味なのねー

「俺が誰と飯食おうと別に関係なくない?」

「...もういい!」

少し顔赤くしてこの場から離れていく藤崎さん。

「っ!」

おい!お前のせいでなんかめちゃくちゃ睨まれたぞ

「めんどうなことは勘弁だぞ」

「悪い悪い、そんなつもりじゃなかったんだけど。湊のことそんな奴って言われたからイラッとしちまったわ」

やだ。こいつすごいイケメン、そりゃ女の子に絡まれるわ。俺と違ってね。

「この顔だけ人間が!」

「えなに、ひどくね」


イケメン野郎との飯を終え、1人トイレに向かう。

「げ、故障中ってなんだよ」

しかも、男子トイレだけって。仕方ない旧校舎の 汚い方使うか。俺が来た高校は中学からなるべく

離れた学校を選んだ。あの一件を知ってるやつが少ない、俺の学力的に余裕で受かる場所がここだった。本校舎と少し離れた所に旧校舎があり、旧校舎はトイレが和式で臭いので、人が少ない。

なので、

「お前、調子乗りすぎじゃない?」

「....だから、そんなんじゃ─」

ドンッ!!

「タケルくんにはなしかけてんじゃねえよ」

こんな風にイジメとかに最適なんだろうな。




 なんで、私がこんな目に合わないといけないの!

私は別に男とか興味ないし、あんたの好きな、そのタケルくん?が私に話してきたから返事しただけじゃん!なのに、、

「ねぇ、なんとか言いなよ」

「れなちゃんの好きな人に色目使ったんでしょ?」

「そ、そんなことしてない。タケルって人から話しかけてき─」

「嘘つくなっ!...タケルくんに2度と色目使えないようにしてあげる。そんな態度のアンタが悪いんだからね」

と言うとハサミを取り出す。

「なに、やだ。やめて!」

れなちゃんと呼ばれる子の取り巻きが私を抑える

「アンタみたいな性格悪いやつは、丸坊主にして反省するべきなのよ!!」

「痛い、離して!」

私の髪を引っ張り、切ろうとする彼女に何もできない。やめて!この髪はあの子との─

パシャ

「あの、流石にやりすぎじゃないすかね?」

「ん?何あんた」

「いやぁ、女の嫉妬ほど見苦しいものもないなと」




 あぁ〜勢いで首突っ込んじゃった。でも、イジメなんてもん見過ごすわけにはいかないよな。

「てか、何撮ってんの消せよ!」

「すみません、いきなり撮っちゃってでも良い感じに映ってますよあなたたちの醜い姿」

「だから消せって!!」

と首謀者らしい女子生徒が俺に向かってきた。

「立場わかってます?俺がこれSNSにあげたらどうなりますか?」

「あんた!!...もういいこんな女ほっとこ。つまんないしー」

「そ、そうだよね」

「ほんとにおもんないよねー」

なんとか納得してもらえたようだ。だが、リーダーっぽい人が俺の正面に立ち、

「だから、アンタもそれ消しなよ」

「えぇ、これで良いですか?」

消した画面を見せると、

「ふんっ!」

とだけ言い本校舎の方へ消えていった。

「ふ〜、疲れた」

「あの、さっきはありがとう」

いじめられてた女子生徒が頭下げてきた。

「いいっすよ。別に普通のことしただけなんで」

「でもありがとう。それで、名前教えてくれる?」

俺はここで気づいた。まずい気分が悪い。人と話しすぎたか、ひとまずこの場から離れよう。

「あっ!もうこんな時間。授業が始まるー」

とだけ言いダッシュで逃げた。走った瞬間に、

「ちょ、ちょっ─」

と聞こえたのは気のせいということにしておいた。


 これ以上の人との接触は控えないとな、イジメられてて仕方がなかったとはいえ、これ以上となるとまた俺は同じ過ちを繰り返すハメになる。

きっと─





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