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バカにされた。バカにした。

超絶お久し振りです。


最近身辺整理と仕事の関係で忙しくて作業があまり進まずにいます。


現にこれ、中途半端の状態ですもの。

(機種変のため)


とりあえずこれ。

続きと言うか、これから編集して2000~3000まで伸ばして次にいかせるのですが、これまた夏のあれこれでまだまだかかりそうです。申し訳ありません。


植物)「………………!」


ホ)「左右両方から来ます。私は右。貴女は…と、此処まで言えばー


レ)「分かってます!左ですよね!」


そう答えた矢先。

すぐに私の目の前には太い根がしなりながら迫り来た。


私は衝撃を受け止める体勢を取り、刃を前にそれを正面から受け止める。防御は成功。特にフェイント等は挟まない直線的な動きだ。


だが、受け止められた根は刃に当たった瞬間に私が思った以上に丈夫に出来ているのが分かった。


それは刃物で受けられた部分を見たら一目瞭然。

傷一つ着いていないのだ。硬い。だけど単にそれだけじゃない。硬いだけなら普通に傷は着く。


ホ)「……成る程。硬い上にある程度の弾力を持ってるせいで受けた刃先を上手く受け止められてしまう訳か。」


隣で片方の攻撃を受け止めたホープさんがもう一つの特性を口にする。


……そう。硬さと弾力。この両方がこの植物が持つ根(武器)の特長だろう。分かりやすい分地味に厄介だ!


一先ず初撃で少し把握が出来た。私たちは続けて飛んできた攻撃を跳んで後方に下がって回避する。


ホ)「よっ、と!これは魔法主体で本体ごと殴るのが適切そうですね。」


レ)「まとめてですか…。私範囲のあるものはまだ使えないんですけど…。」


ホ)「え。ああ。そう言えば近接寄りですからねぇ…レイカさんは。仕方無い、此処は私がぁいたっ!?」


喋っていたホープさんのおでこに石が飛んできた。


ホ)「っつつつ。」


植物がおでこを抑えるホープさんに対してしたり顔をしているかのように動く。


レ)「あれ、ちょっとバカにしてません?こっちのこと。」


ホ)「そうですねぇ…と言うか地味に小さい石でコントロールの良さを自慢してきたようにも思えますが!」


ダン!と彼は馬鹿にされた事に足踏みをして苛立ちを表す。そしてそこそこに腹が立ったのか植物を睨み付けながら右手で握り拳を作る。


ホ)「決めました!あなたは丁寧に素材ごとで解体処理して余すことなく帽子の素材にしてやる!覚悟しなさい!」


ホープさんが怒り心頭、

顔をひきつらせながら何やら目新しい帽子を出す。


その帽子は、なんと言うか、まぁ。

もう何をするのかとか、何が目的なのかがとても分かりやすいものだった。


ホ)「大帽!」


レ)「いやネーミングっ!」


帽子のデザインは黒塗りヘルメット。だが天こちょの方にでかでかと着いた大砲が先の"何が目的なのか"を物語っている。


レ)「い、一応聞きますけど。それ…大」


ホ)「大砲です!それも簡易携帯用のウェポンハット!」


ギラギラした目をしながらホープさんがこれまでにない程物騒で重々しいデザインの帽子を被る。


ーガシャコンー


と、耳障りの悪いような。

無駄にリアルと言うか、いや実際装備的にはリアルその物だけど。とにかく重ったらしい音がした。


ホープさんが叫んだ。


ホ)「ホーヘンハイムハッハーッドイェーイ!」


……意味が分からない。

けどこの辺な発言?うーん。発狂具合からして滅茶苦茶な心境になっているよく分かる。


爆風が上がる。

ホープさんがぶっ放ちまくる。

さっきと同じテンションでドンドン撃ってる。


植物)「キシャァァァァァッ!」


連続で立ち上がる爆風の中で植物の声が響く。

内、何本かの植物の根が吹き飛んでくる。


その様子を見たホープさんは「ヒャッハーッ!」などと。ロイドさんが前に見せてくれた漫画に出てきた世紀末風の奇声を出す。


少し引く。


だけどこのままいけばあっけなく終わってしまいそうだ。私の出番相変わらず薄いな。


ホ)「む。ごはぁっ!?」


突然、ホープさんが上にブッ飛んだ。正確にはブッ飛ばされた。だ。


誰に?それは…


植物)「キシャーッシャッシャッシャッw」


目の前の植物である。


ホープさんをブッ飛ばしたあれは、両手の役割をしている様な様子の左右の触手をバンバンと打ち鳴らしながら笑っている。


ホ)「ぐへぇっ!」


ホープさんが落ちてきた。軽く今ので50mくらい真上に飛ばされていたように見えたけど。こうしてそこから落ちても「ぐへぇっ!」で済んでいるのはちょっと頑丈すぎる気がする…。まぁ、それはいつもの事だよね。


ホ)「いっつつつ…。爆風で此方側から確認が出来ない事を上手く使ってこられるとは!それを良いことに砲撃を食らいながら根の一本を地面から伸ばし、ダイレクトに私を攻撃する…クッソーッ!なんなんでしょうかね!アイツは!」


レ)「あ。ホントだ。」


よく見ると、さっきまでホープさんが立っていた所に結構。いや、人一人入れるレベルで大きい穴が空いていた。


…さて、此処で呑気に思考している私ですが。


ホープさんの動きがこうして止まっている今。戦場でボーッと突っ立っているのは危ない。


レ)「へぶっ!」


叩かれた。

ホープさんと同じ手段で私の下から根が出てきて、頭をおもいっきり。


植物)「フシャーッシャッシャッ!」


そして私もホープさんと同じようにバカにされた。


レ)「くぁーっ!いざやられたら腹立つ!」


地面に叩きつけられ、泥まみれになりながら私は顔を上げ憤慨する。


ホ)「ぬおおおおおおおおっ!」


レ)「ちょっ!もう前に出てる!?」


ああ。ダメだ。

完全に怒りで我を忘れている。

もう無我夢中と言うか、五里霧中と言うか…。いや、意味が違うような気がするけども。とにかくホープさんは前に出て、今度は植物と正面から殴り合いを始めた。


勿論、大帽も使いながら。

剣とゼロ距離砲撃をしながら。

…時々飛んでくる鞭のようにしなり、成木のように太い根にしがみついてかじりついたり。


それに相対する植物もまた相手に乗ったのか殴り合いに正面から応じて、かじりついたり、ホープさんの顔面を殴ったり。



急に仲が良いですね!


なーんて、そんな目の前の戦いを私はただ呆然と見つめている。


……気が付けば、植物は完全にホープさんしか意識しなくなった。



しばらくして。

大体4時間くらい?結構殴りあっていた両者だったが、


ホ)「ファイヤーッ!」


植物)「ギャースッ!」


最後の最後で植物の口に油瓶を丸々呑み込ませたホープさんが、相手の口内に砲撃。


内側から燃やして決着と相成った。


ホ)「ウェーイ!」


勝者となったホープさんが此方を向く。


……凄い笑顔である。それはもう清々しいほどに。


満面の笑みだ。


後ろで燃え、倒れていく植物の断末魔。そして燃え盛る植物そのものが狂気さを掻き立てていたが。


ホ)「はひー。疲れました。」


レ)「お疲れさまでした…。いや、終始変なテンションで何がなんだかもう分からないですけど。」


ホ)「いやはや、私も久々に怒ったせいか…ついスイッチ入ってしまいましたねぇ。あっはっはっはっはっザマァミロあのクソ生物め。」


レ)「相当ムカついたんですね…」


ホ)「植物(素材)ごときにあそこまでバカにされたらそりゃあ、紳士とは言えムカつきますよ。」


レ)「…………」


…いや、ホープさんが真摯なわけないだろう。

悪戯ばっかじゃないか普段。


いや。別に良いのだけど。

「はぁ。」と先の出来事とホープさんの普段の行動に対して重いため息を吐く。




さて、その後なのだけれど。

凶暴な植物を倒した私たちは、ホープさんが言っていた…もとい彼曰く、あのクソセイブツに宣言した"素材にしてやる"を実行した。


柔軟性、弾力性…様々な特徴のある樹皮や、植物らしからぬ鋭利な歯。よくしなり、伸び固い根。解毒性のある蜜…。様々な素材が採れた。


ホープさんはさぞや嬉しかったのだろう。

気持ちの悪い……否、彼にとっては気持ちの良い笑い声を出していた。




……そして。素材の剥ぎ取り・分解作業を終えたら。


あとは此処を出るだけだ。

朝日が昇り始め、物寂しく、風だけがすり抜ける此処を。


レ)「すいません。あの植物(アレ)から手に入れた花を。アレを一つだけ」


ホ)「門前にでも添えるおつもりで?」


私は頷く。


レ)「はい。あの…今こそ魔物と化してますけど、此処はあの人達にとって、大事な場所なはずですし。ま、まぁ…大分荒らしてしまいましたが……。」


ホ)「まぁ。主に私が爆弾放りまくって荒らしてましたがね!」


レ)「普通はもう少し丁寧にやるはずですよね!」



こうして、私は出口とした門の前。その隅に。土に植えつける形で花を一つ添えてこの地を後にするのであった。

以上同文。


予定(守れるかは分からないです)

7月6日昼頃に編集完了

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