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未来からの伝言  作者: 涼
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タイムリープ体験

■ 2018年6月7日(木)


再び2033年からのメールが届いてから4日が経つ。今日も帰宅して部屋で一人考えている。毎晩、ベッドに横たわって寝る前に2006年8月25日のことを必死に思い出しながら寝るようにしているのだが未だに何も起こらない。高校3年生だった俺は片桐杏奈に片思いをしていたことは覚えているが、彼女は今どこで何をしているのかもわからない。もしかすると道でばったり会うかもしれないので、その時は覚悟を決めて告白しようと思っているが、そんなことは起こっていない。それに、12年も前の記憶なのであの花火大会の景色の風景や雰囲気なんかは完全に忘れている。もっといろんなことを思い出す方法はないものか。あの時の花火大会で記念撮影なんかしていないので写真も残っていない。写真!?俺はふと頭によぎった。俺達は写真撮影をしていないが、妹の佳織もたしか花火大会に行ってたはず。母さんに用意してもらっていた浴衣を着て友達と一緒に行ってたのを思い出した。そう思った俺は急いで母親がいるリビングへ走った。


「母さん!佳織のアルバムって今どこにある?」

「騒々しいわね。佳織のアルバムなんて何に使うの?」

「ちょっと見てみたいものがあるんだよ!どこにあるの?」

「アルバムなら和室の戸棚の中にあるわよ」

「わかった!」

「変な子ねえ」


俺は和室の戸棚を開けた。子供の頃のアルバムやもっと古い両親のアルバムなんかが並んでいるが、今必要なのは2006年の佳織のアルバムだ。それらしいアルバムを徹底的に開いて探していると、薄いピンクで花柄の浴衣を着た妹の佳織の写真があった。しかも油性マジックで2006年8月25日花火大会と書かれていた。俺はそのアルバムを持って自分の部屋へ戻った。もう一度アルバムを開いてじっくり写真を見ていった。山平神社の鳥居や立ち並ぶ屋台など当時の雰囲気を少しずつ思い出せてきた。そういえば告白しようと思って片桐杏奈を呼び出した場所はこの神社の裏手にある丘の上だった。あの日の片桐杏奈は紺色で大きな花柄の浴衣をきて、頭は団子ヘアーにしていたっけ。結局、呼び出したけど最後まで告白できず、世間話をして終わったんだった。当時の記憶はかなり思い出せてきた。部屋の電気を消してベッドに横たわり、2006年8月25日の花火大会での雰囲気や思い出を鮮明に思いだしながら頭に当時の映像を浮かべていた。そして知らぬ間に眠りについていた。


■ 2006年8月25日(金)


「祐樹、いい加減起きなさい!」と母親の声とともに目が覚めた。


「まったく。夏休みだからってダラダラするんじゃないの!」


ふと起き上がると目の前には若返った母親の姿があった。


「あれ?母さん、若くなったんじゃない?」

「何を寝ぼけてるのよ、この子は!さっさと起きて朝ごはん食べなさい」


俺はあくびをしながら部屋を見渡して驚愕した。ここは俺の部屋なのか?いや、俺の部屋だけど昔のレイアウトで懐かしい。12年後にはあるはずの登山道具なんて一つもない。机には大学受験の参考書が並んでいて、通っていた高校の制服がハンガーにかかっている。カレンダーを見ると2006年8月になっている。起き上がって手鏡で自分の顔を見てみると、若い時の俺になっている。髪型もセンター分けで長めのストレートヘアーになっている。これは高校3年生の時の俺なのだ。そうか、これは夢なんだ!寝る前に2006年8月25日の思い出をイメージしたから夢に出てきたんだ。そう思った俺は洗面所で顔を洗ってキッチンへ向かった。朝食はご飯と味噌汁と目玉焼きにベーコンが用意されていた。ふとリビングのほうを見ると若返った妹の佳織がテレビを見ていた。テーブルに座り、朝食を食べていると妹の佳織が「お母さん、浴衣ちゃんと用意してくれてる?」と大きな声で言った。すると母親が「ちゃんと用意してあるわよ」と言いながら、薄いピンクで花柄の浴衣をリビングに持ってきた。これは夢なんだろうけど、かなりリアルな感じがする。しかもエアコンが効いてて少し肌寒い感じもする。俺の記憶だとここで佳織は子供っぽい浴衣だと文句を言ったはず。


「お母さん、この浴衣子供っぽいよ。もっと大人っぽい浴衣なかったの?」

「これしかないの。今日はこれで我慢しなさい」


ぷくーっとふくれっ面した佳織の姿。俺の過去の記憶そのものだ。このシーンは8月25日で間違いない。ということは俺は2006年8月25日の夢を見ていることになる。この夢の中で片桐に告白しろという意味なんだろう。でも夢だからそれまでに目が覚めてしまったら、告白なんかできない。そんなことを思っていると家の電話が鳴った。これはたしか同級生の友人である木島啓介からの電話だ。母親が電話に出ようとしたが、すかさず「母さん、これは俺の友達からの電話だから」といって俺が電話に出た。


「もしもし木島ですが、祐樹君いますか?」

「木島、俺だよ」

「おおー祐樹。お前のために今夜の花火大会に片桐を誘っておいたぞ」

「そうか。それはサンキューな!」

「浅川も一緒に来るらしいから四人になるけど、ちゃんと片桐と二人きりになれるようにしてやるから、頑張ってコクれよ!」

「ああ、わかった。いろいろと任せてすまねーな」

「いいっていいって。高校最後の花火大会だから後悔しないようにな」

「わかった」

「じゃあ、18時に平山神社の鳥居前集合な。遅れてくるなよ」

「オッケー!18時だな。じゃあまたな」


電話を切った俺はテーブルに座った。ここで妹が俺も花火大会に行くのか、友達に見られたくないとか文句を言うはず。すると佳織がテーブルに来た。


「お兄ちゃんも花火大会に行くの?」

「ああ、友達と行くよ」

「ええーわたしの友達にお兄ちゃん見られたくない!」

「うるせーな。それはこっちのセリフだよ」

「花火大会で会っても声かけてこないでよ」

「佳織も俺に声かけてくんなよ」

「声なんかかけないよーだ!」


そういって佳織は自分の部屋に戻っていった。朝食を終えて、俺も自分の部屋に戻って18:00まで何をしようか考えた。時計の針は9:30を過ぎたあたり。18:00までに相当時間がある。俺の記憶もここから18:00まで何をしていたのか記憶にない。どうせ、これは夢なんだから空でも飛んでみようかと思って体を浮かそうとしたが飛んだりできない。せっかくだから過去の世界を見物するのもいいかもしれない。そう思って外をブラブラ歩いていると懐かしい風景が立ち並ぶ。12年後には閉店しているお店が開いてたり、駐車場になっているところが空き地になっていたりする。本当に過去にタイムリープした感じがする。これはすごい夢だなっと思う。しかも夏の暑さまで感じて汗まで出ているのだ。そうして歩いていると12年後もある公園に着いた。この公園は昔から何も変わっていないんだな。ただ、ブランコや滑り台、ベンチなんかは真新しい。公園のベンチに座っていると、一人の女の子が歩いてきた。身長は160cmほどで黒髪のサラサラヘアーにキリッとした目をして鼻筋が通っているその美少女は犬を連れて歩いている。あの女の子はまさに片桐杏奈だ。俺は片桐杏奈の姿を見て、胸がキュンとなりドキドキしてきた。思わず見とれていると「あら、水嶋君じゃない」と声をかけてきた。


「か、片桐さん、こんにちは」

「こんなところで何してるの?」

「あ、あの・・・暇だからブラブラと散歩してた」

「そうなんだ。今夜の花火大会、木島君と一緒に来るんだよね?」

「うん。片桐さんも浅川さんと一緒に来るんだよね?」

「うん。理恵と一緒に行くのでよろしくね」

「よろしく」

「今日はかなり暑いから熱中症にならないようにね」

「ありがとう」

「じゃあ、わたしは犬の散歩中だからそろそろ行くね。また今夜ね」

「うん、今夜に!」


そういって片桐杏奈は去って行った。この胸のトキメキは12年後にはすっかり忘れていた恋心だ。でも、12年後の俺は片桐杏奈に恋心なんて持っていないはず。ただ、夢の中で思い出してしまったのだろうか。それとも12年後に片桐杏奈に会ったりすると再び恋心を抱いてしまうのだろうか。こんな胸がドキドキしながら今夜の花火大会で告白なんてできるか心配になってきた。いや、告白しないと俺はこの先後悔し続けてしまう。これは夢の中での話なのだ。だから絶対に告白しようと心に決めた。日が昇ってきて気温もあがってきた。本当に熱中症になりかねないので、さっさと自宅に戻った。12年前のテレビを見て昔のCMが懐かしく感じたり、部屋でゲームをしたりしながら時を過ごしていた。17:00になって服を着替えようと思ったが、俺はどんな服装で花火大会に行ったのか覚えてなかった。片桐杏奈は紺色の浴衣を着てくるはずなので、それに合わせて紺色のTシャツにジーンズをはいていくことにした。そして17:30になって家を出た。


山平神社の鳥居前に着いたのは17:50過ぎだった。友人の木島啓介が先にきていたようだ。木島啓介は細マッチョな体で身長は170cmほど、角刈りで細い目をしているがサッカー部のエースであって結構女の子にモテるタイプだ。


「よー祐樹。今日は頑張れよ!」

「わかってるって!それにしても木島はいつも段取りがいいな」

「そうでもないさ。まあ浅川にはすでに事情は説明してあるけどな」

「そこまで段取りしてくれてるのか。ありがとな」

「お前、高校生活でずっと想い続けたんだから、その気持ちを思いきりぶつけろよ」

「ああーもう覚悟してるし心の準備もできてる」


そんな話をしていると向こうから紺色で大きな花柄の浴衣をきて、頭は団子ヘアーにした片桐杏奈と黒でピンクの花柄の浴衣をきて、セミロングでボブヘアな浅川理恵が歩いてきた。木島啓介と浅川理恵はとても仲が良かったのだが、あくまで友達という形でお互いに恋愛感情はなかったようだ。12年後、この二人はそれぞれ別の人と結婚していると聞いている。片桐杏奈と浅川理恵が鳥居の前にきて「おまたせ」と言った。それにしても浴衣姿で団子ヘアーの片桐杏奈は昼間に会った時より増して綺麗だ。そんな姿を見ていて俺の胸はドキドキして心はトキメキでいっぱいになっていた。「じゃあ行こうか」と木島が言って四人で歩きはじめた。屋台でたこ焼きを買って食べたりしながら花火が打ちあがるのを待っていた。それにしても木島はいつ俺と片桐杏奈を二人きりにするつもりなんだろうか。そういった記憶はなかったし、さっきも打ち合わせをしてなかったので木島任せにするしかなかった。19:00前になると木島が「とっておきの場所から花火を見よう」と言い出した。木島についていくと、そこは神社の裏手にある丘の上だった。そう、ここはまさに俺が告白しようとしてできなかった場所なのだ。そうだ思い出した!花火が打ち上げされている最中に、木島と浅川がトイレに行くといって俺に目で合図を送ってきたのだ。それから花火が終わるまで、俺は結局告白できなかったのだ。片桐杏奈と浅川理恵は打ちあがる花火を見ながら「綺麗だね」と何度も呟いている。俺は片桐杏奈の姿を見てこれから告白するのかと思うといてもたってもいられない心境で胸がドキドキしていた。まさに片桐杏奈に恋心を抱いてる状態で12年後には忘れている感情。花火なんてどうでもいいのだ。この後の告白のことで頭がいっぱいになっている。それから何分経ったのかわからないが、木島が「ちょっとトイレに行ってくる」と言った。すると浅川理恵も「あ、あたしも!」と言って木島と一緒に歩いていった。木島は俺の目を見ながらウインクをした。これは「コクれよ」という木島の合図なのだ。ここからがいよいよ本番だと思うと胸が破裂しそうだった。木島と浅川理恵が去った後、俺は片桐杏奈に話しかけた。


「か、片桐さん・・・あ、あのね・・・」

「うん。何?」


片桐杏奈が俺のほうに視線を向けた。そんな目で見つめられると告白なんてできない。


「えっと、あの・・・高校最後の花火大会だね」

「そうだね」

「片桐さんはその・・・あの・・・受験はどうするの?」

「私は外大に行く予定だけど、水嶋君は?」


そう、あの時も受験の話になってから世間話をして結局告白できなかったのだ。これじゃあダメだ。この流れを変えないといけない。勇気を出すんだ。


「俺は情報系の大学を狙ってるんだけど、まだ決めてないんだ」

「まだ決めてないの?もう決めておかないとまずいよ」


大学の話なんてどうでもいいんだ。俺の進路はもう知っている。勇気を出して好きだって言うんだ。そう心に言い聞かせ続けた。


「う、うん・・・あのね、片桐さん、お、俺ね・・・」

「うん」

「俺はずっと片桐さんのことが好きだった」

「えっ!?」


やっと言えた。そしてタイミングよく花火が打ちあがる音がした。


「だから、その・・・俺と付き合ってください!」

「ありがとう。水嶋君の気持ちはとっても嬉しいよ。でも、ごめんなさい。水嶋君とは付き合えない」

「そっか・・・」

「これから受験もあるし、大学も別々になっちゃうでしょ。今は誰とも付き合っていく自信ないの」

「うん。わかった。片桐さんのことは諦めるね。でもこの気持ちは俺の中で大切な思い出にしてもいい?」

「大切な思い出か・・・わたしも水嶋君に告白されたことはいい思い出にさせてもらうね」

「うん、ありがとう」

「ううん。こちらこそ、わたしのことを好きになってくれてありがとう」


俺は片桐杏奈に告白してフラれたのに、何か気持ちが吹っ切れた感じがした。もし目が覚めてもこの感情を覚えておきたいと思った。それにしてもリアルでとても長い夢だ。俺は一体いつ目が覚めるんだろう。それからしばらくして木島と浅川理恵が戻ってきた。そして、花火大会が終わって帰る途中に木島が耳元でこっそり話しかけてきた。


「お前、ちゃんとコクったのか?」

「ああ、でもフラれたよ」

「そうかあ・・・それは残念だったな」

「今は誰とも付き合う気がないらしい。俺もコクって気持ちはスッキリしたよ」

「まあ、またいい出会いがあると思うぜ」

「そうだな。木島、ありがとな」


そんな話をしながら四人は解散した。俺はさっさと自宅に戻ってシャワーを浴びて自分の部屋に入った。ベッドに横たわって片桐杏奈に告白してフラれた事実を受け入れようと思っていた。俺は片桐杏奈に恋していた。好きだった。この感情はずっと大切な思い出として忘れないでおこうと思い続けた。そんなことを考えながらウトウトして、いつの間にか眠っていた。


■ 2018年6月8日(金)


朝8:00に目覚ましが鳴って起き上がった。とても長くリアルな夢を見ていたように思う。夢の中で片桐杏奈に告白してフラれたこと、その時の恋心や感情、思い出が俺の中で鮮明に残っている。俺が忘れていた恋心という感情。2033年からのメールに書かれていた通り、結果は問題ではなく、重要なのは告白した後の感情であることがわかった気がした。今朝はなんだか心の中がスッキリした気分で気持ちがいい。さて出勤するか!と思い、朝食を終えて自宅を出た。いつものように出勤していつものように定時に退社した。明日は曇りだけど近くの山に行く予定なのだ。帰りの電車の中、スマホで山記事を確認して自宅の最寄り駅に着いた。駅から自宅まで歩いてるとスマホの着信音が鳴った。電話に出てみると木島啓介からだった。


「木島と申しますが、水嶋祐樹さんのお電話でしょうか?」

「木島か!俺だよ。久しぶりだな」

「おおー祐樹。本当に久しぶりだな。お前、元気してるか?」

「元気してるよ。木島のほうはどうなんだ?ちゃんと嫁さんとうまくやっていけてるのか?」

「ああ、嫁とは仲良くやってるよ。それより、高校の同窓会があるんだけど、お前参加しねえか?」

「高校の同窓会か。いつやるんだ?」

「6月16日の予定なんだけど空いてないか?」

「その日はちょっと空いてないな」

「そっかあ、残念だな。せっかく片桐も来るのに。あ、でもお前片桐にフラれたから顔合わせずらいよな」

「え?俺は告白してないはずなんだけど・・・」

「何言ってんだよ。お前、片桐に今は誰とも付き合う気がないって言われてフラれたって言ってたじゃないか」

「え?そうだっけ?」

「お前、仕事のし過ぎで記憶がおかしくなってんじゃねえのか?まあ、片桐も結婚したらしいから顔合わすの辛いよな」

「片桐、結婚してたのか。そっか」

「じゃあ、嫁さんうるさいからまた連絡するよ」

「おう。木島、わざわざありがとな!」


木島の電話を切った後、そんなバカなことがあるはずがないと思った。あれは夢だったはず。俺は夢の中で片桐杏奈に告白してフラれた。でも今の木島の話では、俺は告白してフラれたことが現実世界になっている。今ここにいる俺はまだ夢の中なのか。ちゃんと会社に出勤して今帰宅している。スマホの日時を確認しても2018年6月8日の金曜日になっている。でも、現実的に片桐杏奈に告白できなかった俺の記憶もある。それが告白してフラれた現実になってるということは、あれは夢ではなく、本当にタイムリープしていたことになる。もしタイムリープして過去が変わったんだとすれば、今現在の状況も変わっているかもしれない。そう思った俺は急いで家に帰った。階段をかけあがり、パソコンの電源をつけてメールを確認してみた。2033年から届いたメールはある。その前に荒知山で知り合った笹原莉奈とのやりとりのメールも残っている。俺が片桐杏奈に告白したことくらいでは未来にあまり影響しないのかもしれない。変化があるとすれば俺の中で忘れていた恋心という感情を思い出したということくらいだろう。2033年の俺はこうなることを知っていたのかもしれない。今後の俺の恋愛に影響するというのは、恋心という感情を思い出さないといけないということなのかもしれない。このことは後々になって気づくのであるが、この時の俺はまだそれが何であるかわからなかった。

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