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機動機兵ブレリア「戦場の絆」  作者: キジ白のやまちゃん
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第030話 「全身全霊」(vsラッハ戦)

 せっかく書いたのが消えてるって…どういう事ですかね…


 2度手間だし、全文をノートに書いてないから、思い出しながら書かなきゃならない…


 やっぱり、ノートに書いてから掲載した方が良いですね…(ー ー;)

 クロノスは、次の試合で使う武装で悩んでいた。


「うぅーん。中型シールドの方が良いかな?でも、重くなるしなぁ…」するとガイアが


『中型シールドを使用するなら、右側以外の防御は私にお任せ下さい。』と言ってきた。


「中型シールドを使えば、防御では楽できるか…よしっ!中型シールドを使ってみよう!」



 今回のクロノスの装備は


◯左腕固定の84mm無反動砲

◯右手に両刃の剣

◯右腕に小型シールドを装着

◯短剣を左胸に装着


 とした。短剣は要らないかもしれないが、最後の手段で安心のために持っていきたいのだ。気になる重さでもないし。


 出撃準備も完了し、入場ゲート前に移動した。


 入場ゲート付近にある試合観戦モニターを見ると、やはり3中隊長(クーナさん)が勝ったようだ。


「しかし、最後の攻防は凄かったな。ボルグ中尉、クーナさんを良いところまで追い詰めたんじゃないかな?」


 実際、クルタナが機能停止判定を受けたのは初めての事であった。


「よし!次は俺の番か!」気合いを入れてみた!


 ダーイン軍曹から聞いたが、ラッハ軍曹は全てが高レベルだと言っていた。オールマイティなタイプなんだろうな。


 使える武器は全部使って来るから気をつけろと言われたが、同じ小隊の人の情報を教えてくれて大丈夫なのだろうか?


 入場ゲートが開き、スタート位置に向かう。


 毎回、この移動間がドキドキする。始まってしまえば大丈夫なのだが…



『ブ〜〜〜!』


 ブザーが鳴り、試合が始まった。


「やっぱり、中型シールドは重いな…」


少し動きが鈍く感じるのは、中型シールドのせいなのか?ABLM(エーブラム)を乗り換えたからなのか?判断できない。


 すると、横から射撃音が聞こえて来た。


「これは…『俺はアサルトライフルも使うぞ!』って言う、ラッハ軍曹の意思だな…」居場所がバレるのを覚悟で射撃をしてくれたのだ。


「ラッハ軍曹、優しい人だな…」


と言いながら、ガイアに命令する。


「ガイア、今の射撃音と移動音から、敵の現在位置を推測してくれ。」


『了解。マップモニターに表示します。』


「そっちか…よし、中央付近に行ってレーダーで捕捉するぞ!」と言いながら、障害物を利用して移動して行った。




 ラッハはスタート後に距離を取ろうと考えていた。


「俺はダーイン軍曹みたいに格闘だけで戦うつもりはないぜ。」と言いながら、アサルトライフルを3発撃った。


「俺も甘いねぇ。まぁ、素人に不意打ちで勝ってもつまらんからな。けど、概略位置はバレたな。」


 と言って距離を取るように移動する。


 しかし、すぐにレーダーから警告音がなったのだった。


「おいおい!中央広場にいるのか?機体が丸見えだぜ♡」と言ってアサルトライフルを連射する。


 ラッハのAIが『スネ及び大腿部に合計3発命中。損害軽微と推測』と伝える。


「甘いか…まぁ、気長に行くさ!」そう言ってラッハは障害物に隠れた。



「この距離だ、アサルトライフルは要らんな。」と言いながらライフルを置く。片刃の剣を抜き、左腕の無反動砲を準備した。


 ラッハが撹乱のために、障害物から障害物へと素早く移動する。



 クロノスは、ラッハの位置を確認し距離を詰めるためにダッシュした。



「さてと…どう攻めようかな。」とラッハが考えている時、障害物の端、ラッハから3mの距離に無反動砲が撃ち込まれ少し衝撃が伝わった。


「うぉ!目眩しのつもりか?」


 着弾した方からクロノスが来ると予想していたが、レーダーを確認すると反対側だった。


 衝撃に気を取られ、レーダーの確認が遅れたラッハは少し焦った。


「こっちか!やるな!」


 対応が遅れたラッハがクロノスを見ると左腕を伸ばしてこちらに向けている。


「無反動砲か?しかし…」


 クロノスが驚く、無反動砲を撃ったと同時に、ラッハが回避したのだ。


「あれを避けるのか…」そう言いながら距離を更に詰める。


 ラッハは昨日、整備工場で『小隊訓用練装置の部』でクロノスがどうやって避けていたかを聞いていた。コツを聞いて真似をしてみたのだ。銃口の向きから狙いを予測して回避して見せたのである。


「避けてやったぜ!本当に避けれるもんだな。」



「ガイア、攻撃に集中する。ロックオン警告だけ教えてくれ!」そう言って中型シールドを投げ捨てて、剣を両手で持った。


 クロノスが距離を詰める。


 ラッハが左腕を伸ばして無反動砲を構え、接近するクロノスを目掛けて射撃した。


 コックピット内にロックオン警告音が鳴り響くと同時に、クロノスが剣を構える。


 クロノスが無反動砲の弾丸を剣で弾いた。

 ラッハなら、ロックオンと同時に射撃してくると読んでいたのだ。


 ラッハは驚愕した。

「この距離で弾くのか!化け物めっ!」



「やらせるか!」


 そう言いながらクロノスに斬りかかるラッハの剣を上に弾き、そのまま反時計回りに回転して剣を水平に振る。


 クロノスの剣が、ラッハの機体の胴を斬りつけたのを確認し、ガイアがクロノスに告げる。


『撃破判定を確認。勝利しました。』


「勝ったのか…ふぅ〜。」とクロノスは大きなため息をついた。



「次はクーナさんと戦うのか…」


 そう呟き、競技会場を後にした。

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