一話 リアルの二次元化!?
「トントンッ」と肩を叩く音が鳴る。「おーい、もう朝だよー早く起きないとごはん冷めちゃうよー」高い声が壁に響く。今の世界は現実ではないことを思い出した。 地球が始まったのはいつだっただろうか? 人はどのように生きるのか?よく考えることがある。 毎日学校に通う生活、家に引き籠る生活、色々ある。自分が見なければいけないものは何なのか、よくわからない。 履堂高校1年 熊野レンは都内に住む高校生。帰り道に変わったゴーグルを拾い、着つけるだけで新しい世界に入り込める道具だと知り、使用してみた。 これを使い、新しい世界に入り込んでいった。その結果がこれだ。学校の寮に幼なじみの十茂木モエカ(超美少女、お姉さん系)と暮らしているという設定になっている。だが現実に戻る方法がないことに気が付いたのだ。 レンは一人暮らしをしていて装置は時を停める能力があることを知らなかったのだ。もう一生現実に戻ることが出来ないことに気付き、絶望していた。モエカがレンの体の横に行って起こすと「早く起きてね」と言われて、「なっなにベットに入ってきてるんだよ、止めてくれよ!」と叫ぶと「レン君の為に朝ごはんつくったのに」と言われて先に学校に行ってしまった。少し言い過ぎたかなと思った。起きてみると、テーブルには朝ごはんがおいてあり「学校に遅れないようにね」と書いてあった。帰ったら謝ろうと思い、学校に登校していった。