プロローグ 始まりそして終わりなき世界へ
「起きて、早くしないと遅刻しちゃうよ」
と、妹の紗瑠が起こしに来てくれた。
「おはよう、紗瑠。起こしに来てくれてありがとな。」
と、妹の頭を撫でた。
「さてと、行く支度でもするかな」
と、貴亮が言い出すと、妹が
「ねえ、途中まで一緒に行こうよ。」
「俺は別にいいぜ。」
「ホント?よかった。」
妹は、近くの女子高の1年生で、まだ、入ったばっかで友達がまだ少ない状態だった。
貴亮は、身支度が終わり紗瑠と一緒に学校に向かおうとしたら、
「帰りも一緒に帰ろ?」
、と言われた。
俺は、「いいよ。」
と返事をして、紗瑠の顔を見ると笑っていた。
「とりあえず、学校に急ごう。」
と言って扉を開けた瞬間、いつも見ない景色が、辺りにあった・・・。
「あれ、これは夢か?」
と、紗瑠に聞いたが返事がなかった。
「どうした、紗瑠?」
後ろを振り向いたら、いたはずの紗瑠の姿がなかった。
「お、おい紗瑠どこに行っちまったんだよ!」
と言い、紗瑠を探し始めた。
見ない景色だったため、どこに行けばいいのかわからなかった・・・。
(俺は、どうしちまったんだ?夢なのか、夢じゃないのか誰か教えてくれ!)
と心の中で思ったら、
「夢ではありません。」
声が聞こえた、それにしても紗瑠の声に似ている。
「紗瑠なのか?」
「紗瑠ではありません。」
「とりあえずここはどこなのか教えてくれ!」
「ここは、新世界 アポカラスという国です。」
「あ、アポカラス?」
なんだその、アポカラスという国は、全くわからない・・・。
新世界って今さっきいっていたよな。
じゃあ、元の世界はどこに行ったんだ?
聞こうとしたら紗瑠に似た声の人はいなくなった
いなくなった瞬間、あたりが光に満ちて景色が変わり見たこともない街にいた。
そしてここから、新たなる世界が始まる。
まだプロローグとしてやっていきます
まだプロローグに過ぎない