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Lost memory Your life   作者: わかめかめ
1章:出会い編
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7話 出発

出発当日


夜城さんの工房は南大陸のイーベルトの森という場所に位置している


まず最初に俺らは森を抜けて港に向かう事にした

ちなみに夜城さんが馬車の馭者をしている

アリスは顔や体を見られると困るから全身にフードの付いたローブを纏っている


「アリスは馬車に乗るの初めてか?」

「うん!結構揺れるけど楽しいね!」

可愛い


しかし最近アリスと話していると光と夜城さんが

ニヤニヤしながら俺らを見てくる

見世物では無いのだが

「なんだよ」

「別に〜?」

ならニヤニヤするなよ


港町までは2日程かかる

その間俺らは野宿する事になる


俺や光は日常茶飯事だしアリスも村から逃げてくる時に野宿をしていたらしい

夜城さんはというと

「アタシは虫が嫌いだから馬車で寝る。」

との事だ

よくそんなので冒険者やってたな


道中、魔物に遭遇する事も多々あった

だが俺らは全員Aランク冒険者なので大した敵ではなかった


道中、立ち寄った町でアリスの冒険者手続きをする

初めて冒険者手帳を手にしたアリスは目を輝かせていた

職業(ジョブ)魔術剣士(マジックソード)になった

魔術剣士は剣魔混合の魔術師だ



そうこうしていると夜がやってきた

一日目の夜だ


「今日の!晩飯は!焼肉だ!!!」

「「「うおー!!!」」」

珍しく夜城さんがはしゃいでる

俺らもなんだけど


・ビッグカウのヒレ

・ビッグカウのバラ

・ファイヤポークのロース

野菜

・そこら辺の薬草


めっちゃ豪華だ

1つだけワガママを言うなら米が欲しいかな


「う〜ん、とろける〜」

みんな楽しそうに食事をしている

でもやっぱ米が欲しいな、次は持ってこよう


就寝時間

それぞれ2時間ごとに起きて見張りをする

治安はそれ程悪くないし魔物もそれ程いないが

万が一の為に見張りをしている

何が起こるか分からないからな


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



あまり眠れなかったな

早く起きてしまった

俺は近くの川で水浴びをする


「おはよう、暁斗」

水浴びをしていると夜城さんがやってきた


「おはようございます、早いですね」

「お互い様でしょ?にしても、アンタ以外といいカラダしてるのね」

胸板を触ってきた

「ふっふっふ!これでも鍛えてるんですよ!」

「このカラダならアリスも満足出来るかもね」

何をいってるんだこの人は


「俺とアリスはそういうのじゃないですから」

「ふーん、まぁ、頑張りなよ?」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


2日目

旅も順調に進んできている

早ければ夕方には着くだろう


しかし現実は甘くなかった



道中、誰かが道に倒れていた

「なぁ、あれって悪魔じゃないか?」

夜城さんが緊張した面持ちで俺達話しかける

「はい、悪魔ですね」

「あ、悪魔?なんでこんな所にいるんだろ」


頭にツノが生えてラクダの様な顔をしている


悪魔というのは獣族の様な姿と鬼族の様なツノが生えている生き物だ

自分達の種族以外と契約をして災いや幸運をもたらす存在である

だが幸運をもたらすのは僅かひと握りの悪魔だけらしい


「なんか、弱ってますね」

「そうだね、なんか、干からびそう……?」

ちょっと可哀想に見えてきたな

「どうする?助けるならアタシは反対しないけど」

「じゃあ助けますか」


これが俺達と悪魔のファーストコンタクトとなった

暁斗達は順調に進んでますが、普通の冒険者ならもっと手こずります

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