40話 浮かれすぎ
俺は迷っていた。
明日のデートプランに、だ。
少し浮かれすぎかもしれないが当たり前だろ?
女子にデートに誘われたんだ。嬉しくない男子などいない。
「こんなもんかな、明日が楽しみだ!」
俺は用意を終わらせ、早めに眠りに就いた。
━━━━━━━━━━━━━━━
「言っちゃった〜!」
私はベッドの上で悶え、体を拗らせる。
少し浮かれすぎかな、
ううん、待ってばっかじゃダメだもんね!
「明日、どこに行こうかな〜」
ニヤニヤが止まらない。
私は明日に期待を募らせ眠りに就いた。
━━━━━━━━━━━━━━━
朝が来た。
快晴である。
「朝ごはんは……
朝も宴会場だっけ。」
この宿屋、待遇がスゴすぎる。
宴会場に付くと、真っ先に夜城さんが目に止まった。
何やらご飯かパンかで悩んでるらしい。
「おはようございます、夜城さん。」
「あー、おはよー。
暁斗はさ、朝パン派?ご飯派?」
俺に聞かずとも自分が食べたい方でいいのでは?とは言わないさ。
「俺はご飯派ですね。普段はお茶漬けを食べてますよ。」
「やっぱりご飯派かぁ、ご飯顔してるもんね〜」
おい、どういう意味だ。
パン顔なら聞いた事あるけどご飯顔は知らんぞ。
せめて褒め言葉かどうかだけ教えてくれ……
「んー、やっぱりご飯にしよ!」
「なら俺もご飯で。」
「私もー!」
ヒョコっと光が生えてきた。
「あれ?アリスは?」
「なんかメイクしてたよ?どっか行くのかな?」
「あぁ、俺と一緒に出かけるからかな。」
ギョロっと2人が俺を見る
なんだなんだ、変なことは行ってないぞ
「お兄ちゃん、大丈夫?アリスちゃん楽しませられる?」
「お金大丈夫?アタシが貸そうか?」
失礼だな、俺だって女子の相手ぐらい、おちゃのこさいさいだぞ。
「2人とも大丈夫だから、
そんな事より2人は今日何するんだ?」
2人は少し考えると、
「私はアクセサリーを見に行く予定だけど。」
「アタシは鍛冶屋に行こうかと思ってるわよ?」
なんだ、しっかり予定あるんじゃないか。
「そっか、なら俺とアリスは今日デートだから、また夜だな。」
2人とも心配そうな目をするな、
俺も心配だから。
その後、遅れてきたアリスはいつもの倍可愛く見えた。




