36話 ニーウ山脈
出発の日
俺たちはドラギア城近くの街道に居た。
業炎の神王がいるのはニーウ山脈という山々のどれからしい。
山の上に住んでるならやっぱり仙人みたいな人なのだろうか?
ニーウ山脈に向かうのは
俺、アリス、光、夜城さんの4人だ。
他のメンバーはドラギア城に残って仕事をするらしい。
滞在期間は1ヶ月、その間に暁の力を習得するのだ。大丈夫だろうか。
かなりドラギアを離れる為、一応宇智葉さんにも挨拶をしておいたが、しばらくはココに留まるのでまた会えるとの事だ。
しばらく待っていると、馬車がやってきた。
「今回、皆様をニーウ山脈まで送り届ける、
血戦十字軍です!」
俺たちは馬車に乗り込んだ。
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「馬車ってのは快適よねぇ。
歩かなくて済むし、疲れないし。」
「夜城さんって馬車は平気ですよね?」
「船ほど激しくないしね〜」
「ねぇ暁斗、あれ何かな?」
アリスが指さした先にいたのはドラゴンだった。
「ドラゴンじゃないか?空を飛ぶ生き物だよ。」
「へぇ〜、あんなのがいるんだね。」
確かに、フィヴェリアにはドラゴンはいなかったよな。
実際に見るのは俺も初めてかもな。
何よりデカイ、しかも何頭もいる。
あんなのに襲われたら、ひとたまりもないな。
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数時間後
みんな眠ってしまった。
もう夜だしな。着くのは明日の朝だ。
俺も少し寝ようか、そう思うのだが……
みんなの寝顔が可愛すぎる。
光なんか俺の肩に寄りかかってるのだ。
天使だろ。
アリスもすやすやと寝息を起てている。
アリスは本当に美人だ。
夜城さんの寝顔も可愛い、年上とは思えない。
今だけは年下に見えてしまう。
「なぁーに見てんのよ。」
「……、起きてたんですか……。」
「まぁね。何?アタシが可愛すぎる?」
「まぁ、凄く可愛いとは思いますけど。」
静寂が流れる
あれ?なんか変なこと言ったかな。
「ふぅん?へー、可愛い、か。
ふふっ。ありがとね。
一瞬ガチで照れちゃった。」
照れてたのか……
「そんな事ならいくらでも言ってあげますよ?」
「はいはい、アタシじゃなくてアリスや光に言ってあげなさい?」
「言われなくても言いますよ。」
何やら満足そうな夜城さんだった。
「それじゃ、オヤスミ。」
「はい、おやすみなさい。」




