35話 業炎の神王
数日後、
俺はドラギアの元に呼ばれていた。
「おぉ、来たか。早かったな。」
俺が着くと、ドラギアはもぐもぐと朝食を取っていた。
「少し早く着いてしまいました。」
「いい心掛けじゃないか。
どうだ?お前も食べるか?」
そう言えば朝食がまだだったな。
「いいんですか?こんな豪華そうな物。」
「あぁ、友達だしな。」
いつから友達になったのだろう……
まぁいいか。
「じゃあお言葉に甘えて。」
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「ふぅ、幸福幸福。」
「いい食べっぷりだったな!
見ていて気持ちがいい。」
朝食を食べ終わった俺たちは応接間らしき所に座っていた。
「それで、今日お前を呼んだ理由だが、
1つ目の試練について説明をしようと思ってな。」
1つ目の試練、
確か「暁の力を手に入れる」だったか?
「暁の力を手に入れる事ですよね。」
「あぁ、その通りだ。」
「暁の力ってなんなんですか?」
「暁の力はな、「業炎の神王」が扱う流派の事だ。」
……!
新しい神王!
「神王の元で修行をするんですね!」
「そういう事だ!
アイツの使う流派は唯一無二、更に剣士として最強に近い人間だ。アイツの元で修行をすれば必ず力になるはずだ。」
やけにその神王を評価してる気がするな、
「その神王とは知り合いなんですか?」
「ん?あぁ、1度俺も負けた事があるんだ。」
「え!?ドラギア様が!?」
「まぁ、あの時は油断してたんだよ。」
そうなのか。
よっぽど強い人なんだろうな。
「出発は1週間後でいいか?」
「はい、構いません。」
「分かった。血戦十字軍を派遣しておこう。」
「けっせ、ん?なんですか?それ。」
「知らないのか。
名家、カルテット家の軍だ。」
カルテット家、この街に来てから何度か耳にした事がある。
「へぇ、聖龍騎士団じゃないんですか?」
「あぁ、輸送に関しては聖龍騎士団よりも上手だ。
安心して行くといい。」
出発は1週間後。
俺は、1つ目の試練挑むのだ。
聖龍王国ドラギア編終了




