29話 突撃!隣のドラギア城!
「おい光、あんまり走ると危ないぞー」
「子供扱いしないで!」
そういう光は両手いっぱいに食べ物を持っている。
全部出店で買った物だ。
現在俺たちはドラギア城の商業区で食べ歩きをしていた。
「私、今とっても幸せだな。」
アリスが輝かしい笑顔をしている。
ローブをしているせいで他の人には見えないが、
見せてやりたいよ。
「そうだな、ずっと平和が続けばいい。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「なぁ、夏音
あの2人付き合ってないんじゃなかったか?」
「付き合ってないわよ?」
「はぁ?あれで?
マジかよ……」
「ねぇサリア、真奈ちゃんはどうしたの?」
「あぁ、玲二とショッピングだよ。
僕もパーティメンバーに何かお土産を買ってあげないとなぁ。」
「キャアァァァ!
窃盗です!!!」
……!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんな白昼堂々と窃盗するやつがいるんだな。
「暁斗!挟み撃ちにするぞ!」
「分かりました!」
サリアさんと目配せをして走り出す
通路を抜けて先回りする。
すると丁度走ってきた犯人と鉢合わせて……
「「いだっ!」」
思いっきりぶつかった
「よくやった暁斗!
『石の鎖』!」
犯人の手をサリアさんが固定する
「でかしたぞ!暁斗!ははっ!」
するとそこに騎士がやってきた
「お怪我はありませんか?協力、感謝します!」
聖龍騎士団だ。
「お手数をお掛けしますが、騎士団までご同行をお願いしても宜しいですかね?」
「えぇ、構いませんよ。」
いきなり騎士団まで赴く事になってしまった。
まぁ仕方ないか、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
現在、俺たちは聖龍騎士団内部に来ている。
内装が豪華だな。
「改めて、協力感謝します。
私、ドラゴナイトのマリー・アルトリウスと申します。」
丁寧に挨拶してくれたのは、さっき声を掛けてくれた聖龍騎士のお姉さんだ。
ん?ドラゴナイトって言ったか?
聖龍騎士じゃなくて?
「あの、失礼ですがドラゴナイトとはなんでしょうか?」
サリアさんが質問してくれた。
サリアさんも知らないのか。
「ドラゴナイトとは、龍神様に使える四柱の騎士の事です。
簡単に言うと、"四天王”、でしょうか。」
多分だけどめちゃくちゃ強い人じゃん!?
「自己紹介が遅れました、世救の鏡という冒険者パーティのリーダーを勤めてます、サリア=ヴァイスです。」
「なんと、神王様でしたか、
配慮が足りておらず、大変失礼しました。」
「いえいえ、構いませんよ。」
「つきましては、手合わせを願えませんでしょうか」
なんで強い人ってスグに手合わせしようとするんだ……
「ほう、でしたら、
コイツに勝ったら俺と戦う、って事でどうですか?」
そう言ってサリアさんは俺を指さした。
「ちょ、サリアさん!?」
「いいじゃねぇか、
お前も経験を詰んだ方がいいぜ?
マリーさん、コイツは理の神王に勝った男だ。
本気でお願いするぜ。」
「なるほど、そういう事でしたらお受けしない理由はありませんね。
名前を伺っても?」
「あ、天方暁斗です!」
「暁斗さん、手合わせ願います!」
格上の相手からいつも手合わせ願われている男
天方暁斗




