27話 忍者
「それで、話ってなんですか?」
窓際に立っているその女性は不敵な笑みを浮かべていた。
「ごめんね、1つ聞きたい事があって。
君の名前って何かな?」
名前?
そんな事を聞く為に呼び止めたのか、
「暁斗です、天方暁斗。」
「へぇ、アキト君って言うんだ。
自己紹介が遅れたね、私の名前は
天水 宇智葉、よろしくね?」
ドクン
なぜか鼓動が早まる
聞いた事がある気がする、
なんだろう
「あの、俺からも質問いいですか?」
「もっちろん!なんでも聞いて?」
「さっき話してた「外」ってなんですか?」
「外ね、さっきの外ってのは、
『天外』の事だよ。」
てんがい?
なんだそれ?
「まぁ分からないか、
1番身近な天外は世界樹とかかな?
この世の理から離れた場所の事を天外って言うんだ。」
「世界樹も天外にあるんですか?」
「んー、あるって言うより世界樹そのものが天外かな?」
わっからねぇ〜
難し過ぎる
「ん?宇智葉さんは天外に通信出来るんですか?」
「私のは通信とは違うけど、似たような感じかな、
この刀を外の力で創り出したんだ。」
創り出しただと?
もしかしたらこの人神王以上の存在か?
「なんの為に?」
「まだヒ・ミ・ツ♡
えへへっ」
随分と可愛いらしい人だな
ふと手を見ると、結婚指輪をしているのが見えた
「宇智葉さん結婚してるんですね、」
「ん?あぁ、そうだよ〜。
夫とはしばらく離れてるけどね、
ドラギアに居るんだ。」
「あぁ、会いたい人って旦那さんの事ですか。」
「えへへ、そうだよ〜」
ん?しばらく離れてる?
宇智葉さんって結構若く見えるけど……
「あの、いつ結婚したんですか?」
「あー、3000年前かな……、」
……?
?????
「もしかして俺、からかわれてます?」
「いやいや、冗談じゃなくて!
本当に!」
「じゃあ、今何歳なんですか?」
「レディにそういう事聞かないの!」
怒られてしまった、
俺が悪いのか?誰でも聞くだろ今のは
「私さ、地球出身なんだ。」
「へ?あの地球ですか?」
「うん、あの地球。
私さ、家族代々忍者なんだよね〜
あの戦いがあった時もみんな巻き込まれちゃってね」
もう追いつけない
「私と夫と私のお姉ちゃんは行き残ったけど、
家族はみんな死んじゃったんだ。」
「そう、なんですね、
なんかごめんなさい。」
「君が謝る事じゃないよ、」
「そう言えば忍者ってあんまり見ない職業ですよね。」
「あー、私のは職業じゃなくて、
「天命」なんだ。」
なぁーにそれ
「ま、君も時期にわかるよ。」
コンコン
扉がノックされる
「暁斗、みんなでご飯食べるよ。」
夜城さんだ。
長く話してしまったな、
「分かりました、今行きます。」
「じゃあ、またね!アキト君!」
「はい、それじゃ!」




