17話 謁見
俺たちは中央大陸の冒険者ギルドにやってきた。
「それじゃあ、俺は一足先に失礼するぜ。」
サリアさんは魔王軍前線で戦っている仲間の元へ向かうらしい。
少し悲しくなるな
まぁすぐに会えるのだが
「そうだ、
アリス=リベルよ。
お前に1つ言っておきたい事があった。」
アリスに?
あまり接点は無かったはずだが。
「あまり神王を信用するなよ。
中には善人ぶってるだけのヤツもいるからな。」
知っていたのか?
内宮真奈と繋がりがある事を
「はい、肝に銘じておきます。」
「あぁ、それじゃ、またな。」
そう言ってサリアさんは去っていった
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「さてと、悲しくなるわね。」
夜城さんが言う
「そうですね、まぁ嬉しくもありますけどね。」
「ん?アンタ、サリアの事嫌いだったの?」
「いやいや、とんでもない。
でも、毎晩、獣の様にうるさかったですからね。
まともに寝れませんでしたよ。」
「あー、
やっぱり聞こえてたか、なんか、ごめんね。」
夜城さんは恥ずかしそうにポリポリと頬をかく。
何を今更、とも思ったが口には出さない。
「別に、咎めたりはしませんよ。
ちょっとそういう気になっただけです。」
「ふーん?暁斗って年上もイけるんだ?
アタシと寝る?」
やめていただきたい、
その気になってしまうだろ。
「遠慮しときますよ。
俺はまだ純粋無垢なんでね。」
「ふーん、まぁいつでも誘ってね。
待ってるから」
本気なのか、どうなのか
後ろから女子2人の鋭い視線が感じるが、
気づかないフリをしとこう。
「それじゃ、中に入ろうか。」
俺たちは冒険者ギルドの中に入って行った
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中に入ると
そこはとんでもなく広かった
「わぁー、圧巻だね。
南大陸の冒険者ギルドとは大違いだよ。」
光が大きな口を空けて天井を見上げている。
まだ入口付近なのに天井が7mぐらいあるのだ。
流石銀河最大の冒険者ギルドなだけあるな。
「さてと?内宮真奈が言うには、遣いを出しておくって話なんだよな?」
「うん、確かにそう言ってたよ。」
「どこから探せばいいのやら……」
何より広すぎる
確かに中央大陸の中心に近づくにつれて建物が大きくなってたが、
ここまで広いとは思わなかったな。
「待って、前から誰か近づいて来た」
夜城さんの一言で全員がその人物に注目する。
サングラスを掛けて、黒服を着た"いかにも”な人物だ
「初めまして、内宮真奈様の秘書を務めております。
未魚 新田と申します。」
「これは丁寧にありがとうございます。
南大陸で鍛冶師をしている夜城夏音と言います。」
「冒険者をしてます。天方暁斗です。」
「同じく天方光です。」
「……アリス=リベルです。」
アリスは周りの人にバレないように小声で自己紹介をした。
普通にコミュ障なだけかもしれないけど、
「これは、ご丁寧にありがとうございます。
それでは早速、我が主の元へ皆様を案内させていただきます。」
「あの、どうやって?」
外にデカイ馬車でも用意しているのだろうか
次の瞬間
俺たちの記憶が途切れた……
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「ん、んぁ、あれ?俺は一体?」
「あら、起きた?
初めまして、内宮真奈よ!」
目が覚めると、
そこには腰に手を当てて「えっへん!」と言ってそうな少女が居た。
これが、理の神王「内宮真奈」との初めての謁見であった。
内宮真奈「えっへん!」




