12話 理の裁判官
夜
ご飯の時間になったが夏音さんが姿を見せない
「暁斗、夏音さんどこ行ったか知らない?」
「トイレに篭ってるよ」
暁斗は微笑していた
「そっか、じゃあ3人で食べとこっか」
今日の晩御飯は、やはりというか魚だった
お昼に3人で船から釣ったものだ
そして丁度いいタイミングなので2人にも内宮真奈の事について意見を聞く事にした
「うーむ、確かに悪い噂はないけど腐っても政治家みたいなもんだからな。慎重に話を聞いた方がいいと思うぞ?」
暁斗の気持ちも分かる
見た目は普通の女の子っぽかったけど権力者なのだ
「あんな若い子を信頼に足る人物って称すなんて夜城さんらしくないよね?」
光ちゃんが聞いてくる、確かに若く見えた
夏音さんぐらいかそれ以下である
何歳なんだろうか
「真奈さんって何歳なの?」
「20歳らしいぞ?」
「ハタチ!?いくらなんでも若すぎでしょ!?」
「まぁ、神王の実力と政府の意思だろうな、
政府も神王を手の内に取り込みたかったんだろ」
それだけだろうか
若すぎやしないか?
「あ、そーいえば内宮真奈の神王の能力って
「理」だったよね?」
思いついた様に光ちゃんが声を出した
「神王って人によって能力が違うの?」
「そう、神王は一人一人役割が決まってるんだよ、
内宮真奈は理、この銀河で唯一世界樹に接触出来ると言われているの」
世界樹
聞いた事があるワードだ
確かこの世の万物の出来事を全て記録してあり、
世界と世界を繋ぐ架け橋だとか
「だから内宮真奈さんが最高裁判官に選ばれたんだね、なんか、改めてしっかり話をしようと思う」
少し緊張してきたな
昨日は失礼な事言わなかっただろうか
私たちは晩御飯を済ませ、船上での初日の夜を迎えた
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意識が呼び起こされる
気がつくと、またあの空間にいた
「お、昨日よりいい顔してるわね!
それに、神王について学習してきたみたいね。」
目の前に真奈さんがいた
「お、あ、こ、こんばんは……」
「ふふっ、知ったら知ったで平静が保てなくなったの?別に気楽にしてくれていいのに」
真奈さんは椅子を作り出して座った
すごい
「アナタにも出来るわよ?ここは意識空間だからね、なんでも出来るのよ、椅子を作り出すイメージをしてみて?」
意識を集中させる
すると、目の前に椅子が出来た
「わっ、すごい……!」
「さ、座って?昨日の話の続きをしましょう?」
今夜、秘密の密談が始まる……!
実は真奈ちゃんは甘党




