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神槍は転生してもやはり神槍を目指す  作者: Scull
第1章

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第44話 カタリーナ

「ご理解いただけましたか」

と問うと、カタリーナは目も口も開けたまま、顔を左右に振った。


少しリーシアに嗜虐心が芽生える。

「ご理解いただけないようですから、もう少しお相手いたしましょう」


もはや恐慌をきたして尻をついたままずりずりと後ずさるカタリーナに、


「冗談です、ふふ」


と言って、手を差し伸べる。

が、あとか、うとか発するのみで、呆然としたまま。


「あら」


仕方なくしゃがんで、手を取り、引っ張る。立ち上がらせるけれども、もはや戦意はないようだ。


「よろしいでしょうか」とは、騎士さまに。


「うむ・・・」

騎士さまの顔色がすぐれない。


「騎士さま」


「ん、なんだ」


「カタリーナの部屋は、他の男子たちとは分けていただけませんか」


「それは」

と怪訝な様子だ。


「これまで私と戦って傷を負わなかったのは、カルルとカタリーナしかいません。

「そして、カタリーナは女子です。女子従士として、私はカタリーナに色々教え導きたいと思います」


「なるほど。よろしい。リーシア、カタリーナと二人で一部屋を使い、躾けるがいい」


「は、ありがとうございます」


騎士さまに首をたれる。



こうしてリーシアはカタリーナと同室となり、カタリーナにさまざまな手解きをしていくことになった。

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