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神槍は転生してもやはり神槍を目指す  作者: Scull
第1章

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第28話 従士

それから5年、リーシアは修行に明け暮れ、従士見習いから従士となった。見習いの間にはひたすら体力づくりと農作業、八極拳の鍛錬に力を注ぎ、体を作った。

もちろんその間に、カルルをはじめ先輩の見習いは順に従士となっていき、新たな従士見習いが増えていった。ではこの砦が人で溢れかえったかというとそんなことはなく、最初にリーシアがうち倒したベルンハルトさんは足が回復することなく実家の村へ引退した。

同じくハルトさんは無事回復して、そのまま騎士様の懐刀としてお勤めしている。


他にも騎士に叙爵した5人の従士のうち、一人を除いては遊歴に出た。


そして、3人の従士が討伐任務で命を落とした。


討伐任務は、騎士様より偉い人から命令される場合もあるが、配下の村からの依頼でおこなう場合も多い。


とはいえ、その頃のリーシアたち見習いはまだ軍務につくことはなかった。宿直(とのいの従士、奥方様たちと一緒に砦の留守を守るだけ。


そんな中で、二人の従士が同時に戦死した討伐があった。聞いた話ではゴブリン集団の討伐で、ゴブリンの村が想定されていたよりも大きく成長していたのが理由らしい。

ゴブリンと聞くとリーシアはそこまで強い勢力とは思えないが、侮れないようだ。


もう一人の従士が戦死したのは野盗の討伐においてだった。

野盗の矢を受けて、その矢傷が元で砦に戻った翌日に息を引き取った。


体の大きな従士で、騎士様の期待も高かったのだが、こればかりは致し方ない。


従士見習いでも3人が命を落とし、1名が脱走している。騎士になるのも簡単じゃない。



カルルは八極拳の鍛錬が進み、リーシアと八極対練がおこなえるまでになった。

従士見習いの中にもカルルとリーシアの体つきを見て、一緒に始めるものもでた。


でたことは出たが、希望した4人の見習いのうち、まだ続けているのは一人だけだ。ただ面白いことに、女たちの中で年若いものが皆やりはじめたのが面白い。

どうやらリーシアがやっているのを見て、自分達も「男に抗えるだけの力は身につけておきたい」と思ったらしい。


当然騎士様はやめさせようとしたらしいのだが、奥方様が「砦が留守の時に女たちが戦えた方が心強い」とかなんとか言って説得したらしい。


父さまがそうだったけど、やっぱり騎士さまも奥方さまには頭が上がらないのかな・・・。


そう、明日からはリーシアも従士だ。カルルと同様に剣や盾、そして槍の鍛錬を始める。


槍に六合大槍を希望できたりするのだろうか。


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