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作者: きっしゃん
掲載日:2017/01/10

夜になって 体が溶けた。


闇の中で 俺は液体になった。



体のない声だけの存在。



俺は誰だ?





闇の中に肉は溶けた。


血も内臓も、鼓動も、全てが闇の中に消えた。




俺はいったい誰だ。




俺は 両の肩があったはずの場所に 意識を集中させた。


液体がゆるやかに動く。



ゆっくりと ゆっくりと 闇は俺の肩に集まり、


固まりかけたチョコレート菓子のように いびつな形を作っていった。




バサッ!




突然 風が鳴った。





夜の闇の中へ 俺は滑空する。



あぁーーーーーーーーー!



声と 風の音だけが 俺の実体だ。




見ろ!俺は自由だ!




漆黒の闇の中、俺は自由を得たのだ。



泥濘のような 黒い液体。




俺の声だけが 夜空を滑空する。







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