陰鬱な高校生活
俺の名前は真田純一、ごくごく平凡…未満の高校一年生だ。
勉強は出来ないが、運動は得意で、容姿もそこそこ整っているのが数少ない自慢だ。
それが俺の高校生活を苦しめる結果になったのは皮肉としか言いようがない。
高校入学当初、誰も彼もが初対面の中、これからの高校生活を共に歩む仲間たちを発掘していった。
俺は自分から話しかける勇気などない臆病者だったが、幸か不幸か発掘してもらう事ができ、コミュニティの一員となった。
そう、リア充集団というコミュニティに…。
考えてもみてほしい、そこそこ顔が良くて運動ができる奴、そんなやつが所属するのはどんなコミュニティだろうか?
所謂、リア充集団だろう、俺もそう思う、周りもそう思った。
そんなこんなで四月の体力テストが終わる頃には、俺は、リア充グループの一員となっていた。
だが、俺は、どちらかというとヲタク気質で、彼らと馴染むことができず、ゴールデンウィークの終わりにはぼっちになっていた。
今更他のグループに話しかける勇気も出ず、最初に下手にグループに入ったせいで周りからも声をかけられず、そのままずるずると友達一人できない高校生活が続いていた。