1話 1420年
家に帰ってから、その日記を読み始めた。
日記なのに、数千ページもあることには驚いた......
僕の知らない世界が、あったのかな......。
青年は早速日記を読み始めた。
1420年......記録者 オズ・リーべリアと書かれてある.......
おそらく、最初の旅人だろう.....
読んでるうちに、いつの間にかその世界が見えた気がした。
~side オズ~
俺はなにをやってんだろ......
大富豪だった家を飛び出して、旅をしてしまった。
親が嫌で、旅に出てしまった。
帰る家を捨てて、なにやってんだよ、俺......
そんなことをいいながら、歩いて旅をしていた
しかも、砂漠に出てしまった......
水とかねえし、これ、マジでヤバイかも...いや、ヤバイって!!
砂漠の民家の近くで倒れてしまった。
「み、水......を......」
ああ、遺書でもかいておけばよかったな......
そのとき、誰かが俺の口に水をゆっくり入れてくれた。
「ぷはっ!た、助かった......」
そこには、農民みたいな服を着た若い女性がいた。
「だ、大丈夫ですか?」
彼女、アリス・オーバルとの出会いが、この日記を作るわけになったらしい。