2話
もし一人称が真白以外の場合はここに書き込もうと思います、はい。
姉さんがいろいろとやらかしてくれたせいで、生徒会室では顧問による説教が行なわれていた。
頬杖をつきながら笑顔を向けてくる。そして、軽くポニーテールを揺らす。あぁ嫌な予感しかしない……。
「古池さんが作戦外のことをしたこと、能力の無断使用……3人とも最低でも2時間は覚悟しろよ?」
少し男勝りの竹内先生による説教はいつも長い。そして、面倒くさい。
「説教とか、だる……痛っ!」
俺の左隣で愚痴っている灯火の額に輪ゴムが飛んでくる。輪ゴムが飛んできた方向を見ると笑顔で手を鉄砲のように構えている竹内先生がいた。
……待って。先生はなんでポケットから輪ゴムを出してセットし始めてるの?
「えっと先生? なんで輪ゴムをセットし始めて痛っ!?」
「あの〜先生? なぜ私の方に指向けて…痛っ」
謎の連射機能を備えた先生の手から輪ゴムが発射され、見事俺と姉さんの額に命中。笑顔でやってくるあたり鬼だ。
「やられたくなかったら、面倒事起こすなよ? ……後処理する方のこと考えろ」
◆
翌朝。
「くそ。こんな朝早くに起こすとか無いだろ…」
現在午前5時。まだ暗い住宅街を自転車で駆け抜ける。
なぜか午前4時に携帯に着信が入った。きちんと発信者番号と名前を確認しなかったのが運の尽き。
『……もしもs』
『起きたならばさっさと生徒会室に来い』
正直、電話にでなければよかった。竹内先生が早起きなのは知っていた。知っていたけどこんな時間に呼び出すとは思ってなかった。
因みに姉さんはまだ夢の中だ。昔から朝に弱いため、無理に起こさず放置。
まったく、どんな捜査依頼を引き受けてきたのやら……。先が思いやられるなぁ。
次の投稿はいつになるか分かりませんが頑張ります。