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『百幽夜光』。読みは『びゃっきやこう』です。

「……平和だの〜」

「……」

「……無視か」

「……」

「……無視なのか!?」

「……」

「ちょっと突っ込み「五月蝿い黙れ。」あい。」

「……………………………………」

「……………………………………」

「……ッ!」

ガタリ

と流獲観は椅子から落ちる。

「十緋!?」

「……何でもない。只、入ってきただけだ」

「……わかった」

「……」

カタン

「……帰るか」

「もうか?」

「ああ」

「……俺も帰るわ」

「……着いてくるのか」

「俺ん家お前ん家の隣だろーが」

「……そうだったな。忘れていた」

「……忘れんなよ」

「別に良いだろう?」

「……バーカ」

「……む……」

「バーカばーかバーカ」

「……憑かせるぞ?」

「やっても良いぞ? お前が良いならな」

「……くそ」

「ふっふ〜」

「……!?」

「どうした?」

「……違和感を、感じるだろう?」

「……感じねぇよ」

「……マズく、無いか……?」

「……だろうな。お前しか感じない……て事は」

「心霊関係、だよなぁ……」

「……出来ることは?」

「無いな」

「……言い切りやがった……」

「……何だ?」

「どうした?」

「違和感が……酷く……」

「……ぐ、ぅ!?」

「亞白!?」

「……げぇ……!」

「……違和感、分かった。俺じゃない……! 狙いは亞白だ……!」

「がぁ……!」

「……! ヤバイぞ……。どうすりゃ……」

「『……ま、て……』」

「……とり憑かれてるし……」

「『つあぁ……!』」

亞白だった『物』は十緋に襲いかかり

「くっ!?」

首に手を伸ばした。

「……ぶねぇ……」

「『逃げ……る、な』」

「叉か!? だったら……!」

「『が……!』」

十緋は物に向かい、襲ってくる時に合わせ、鳩尾に膝を入れる。

「……気持ち悪ぃ」

膝には血が付いている。

十緋は幽霊にのみ、身体を身体に入れ、弱らせられる。

……それは、ヒトでも同じ。

「『……よくもぉ……!〇〇に傷を……!』」

「……何を言っている? 何に傷を……?」

「『つあっ……!』」

「くっ……!?」

速くなった。

「っぶないだろ!」

「『げぇ……!』」

「……はっ……はっ……はっ……」

「『よくも……! 我〇にぃ……!!』」

「っだぁぁぁぁぁ!!!!」

「『ぎぃぃぃ……!!』」

「……ふっ」

「『よく、も……!―――――――!!!!!!』」

「……な!?」

最後に言った一言。

それは――


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