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アイラ  作者: 羽那
1/1

火曜日

真っ青な空に白く映った雲

揺れて、遠くに行ってしまう、手を伸ばしても届くことはない


先輩の背中をわたしはただ、見つめることしか出来なかった


――――――――


「せんぱーい!」


「先輩っ!」


「せーんぱいっ」



中学1年生、委員会で一緒になった先輩に一目惚れした。

背が高くて、顔も確かに強いけどそれだけじゃなくて優しくて、カッコよくて、わたしにも気を使ってくれて。


友達は、「愛良(あいら)ならいけるよ!」って言ってくれた。


先輩と同じ広報委員の放送担当になった。


毎週火曜日

2階の放送室

給食を持って行くといつも先輩は先に着いていて、鍵はいつも空いている


「先輩!こんにちわー!」


今日もニコニコ笑って先輩のいる放送室のドアを開けた

本当は先輩と2人きりがいいのに


「日向さん。今日も元気だね」

「遅いぞー。もう、ユウが全部やっちまったぞ」


先輩の隣の男の人がわたしを睨み半分呆れ半分といった視線で見てくる


「もーっ。蓮先輩はうるさいですよー!」


蓮先輩は先輩のお友達

なんだかんだ蓮先輩が居たら楽しいからいいけど


「先輩、今日もやってくれたんですか?!つ、次は絶対間に合うようにきますっ!」

「いいよ!日向さんはゆっくりで」


にっこり笑う先輩にキュンとする

(やっぱりやさしー!!)


その後は適当に音楽を流して放送室で先輩方と給食を食べる


この時間が1番好きな時間だ

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