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心の詩集  作者: ばっちい
1/5

私は今日も生きている。

 


 今日も沢山の人が天に召されたよ


 人は必ず死ぬと言うけれども


 人は学ぶ生き物だけれども


 死ぬのが怖いよ


 死ぬのが怖くない人はいるのかな


 生きていれば常に死と隣り合わせなのに


 忘れてばかりいた


 誰かがいなくなって思い出すんだ


 死ぬのが怖いよ




 早く死にたいとか


 こんな人生嫌だなとか


 思っていられる内は幸せだと気付いた


 死は望んでいようといなかろうと


 容赦なく訪れる


 死を身近に感じた時


 果たして死にたいと思うのだろうか


 死が必ず訪れるというのに


 死にたいと言うのはちょっとおかしいのかな




 どうしようもないと分かって諦めた時


 早く楽にして欲しいと願う


 その願いが果たして叶えられるのだろうか


 苦しむ人ばかり


 苦しいと言われても何も出来ない


 何か出来るかもしれないけど出来ない


 葛藤に苦しむのが苦しいよ


 私もきっと苦しむのだろう


 苦しいと言うのだろう


 早く楽にして欲しいと願うのだろう




 今日も沢山の命が産まれたよ


 命って不思議だね


 何処から現れるんだろうね


 赤ちゃんを見ていると嬉しくなっちゃう


 嬉しくならない人もいるのかな


 この子はどんな風に育つのだろう


 わくわくするね


 この子は全力で生きている


 死にたいなんて思ってない


 初めての事だらけでわくわくしている


 見てると楽しくなるね


 そうだね


 私も最初はこうだったね


 初めての出来事を全力で感じていた


 まだ見ぬ未来に胸を躍らせていた


 頑張るのは当たり前だった


 失敗なんて恐れない


 キラキラしていた


 眩しいな




 今日も私は生きている


 死が必ず訪れると知っていても


 苦しみを生きる糧に変えて


 まだ見ぬ未来に胸を躍らせ


 私は今を全力で生きていきたい




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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして。 私も以前は死にたいと思っていました。 ですが、これまで身近な人たちを見送ってきて、その人たちが生きていたことを忘れる方が怖くなりました。全ての人の記憶から消えた時にその人たち…
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