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第41話 レベルアップ


……よし、なんとか倒すことに成功したな。


オークキングがまさかここまで強いとは正直思わなかった。

あのブレスなどは本気で焦った……



俺はブレスで黒焦げになった死体を見て、



「しかし、あの時襲撃してきた冒険者の死体をアイテムボックスに入れてて助かったな~」


あの時とっさにアイテムボックスの中の死体を盾にしていなかったら、おそらく大けがを負っていたことだろう。

しかもオークキングが焼け焦げた死体を見て、おそらくそれを俺だと勘違いして油断までしてくれた!

勝利を確信した相手ってのは隙だらけっていうが、本当だったな。

後は気配遮断を使い近づいて殺すだけの簡単な作業だった。



思い返してみると、中々の激闘だった訳だが、



「なんだろうな。不思議と体に疲れはない。むしろ森に来る前より元気になっているくらいだ!なんでだ?まるでlevelが上がったような……」



そうだ!おそらくlevelの上昇で疲れを感じないのか!

よく考えてみれば、level上では格上のオークキングを倒したのだ!

levelが上がっていないほうがおかしい。

とりあえずステータスの確認をしてみよう!楽しみだな!


佐藤悠馬level58

HP420/420

Mp290/290

力180

体力180

素早さ120

幸運340

{スキル}

経験値20倍

スキル経験値20倍

鑑定level10

気配遮断level8

気配察知level2

短剣術level5

火魔法level3

水魔法level1

風魔法level1

回復魔法level3

毒抵抗level1

麻痺抵抗level1

料理level1

アイテムボックスlevel4

話術level2

{称号}

異世界転移者

引きこもり

ラビッツハンター

駆け出し魔法使い

駆け出し料理人

むっつりスケベ


「こいつは、、やばいな。levelが一気に20も上がっている……力と体力は両方180でオークキングを軽く超えている。素早さもいよいよ100を超えたか。幸運はもはやいうことはない。うむ、いよいよすべての能力が100越えか……スキルは、短剣術とアイテムボックスのlevelが1ずつ上がっている。それに抵抗スキルが増えているな。これはおそらくリサの店で実験したときに覚えたのだろう。だからあの時あまり辛くなかったのか。称号は特に変化はないな」



ふぅ、ついつい興奮してしまった!

しかしまさかここまで強くなるとはな!

油断はよくないのだろうが、正直ここらの敵に負ける気はもうしないな!





よし少し落ち着いてきた。

まだ時間は早いが、依頼はすでに達成済み。

オークキングも倒したことだしとっとと帰るとするかね。

そんな事を考えていると、



「ブオオオオ」



オークの叫び声、しかも複数いる気配がするなこれは。

まさかここに集まってきているのか!

そういえばオークキングは最後勝利を確信して、大きな雄たけびを上げていた。

まさかそれが原因か!?

とりあえず黒焦げ死体は放っておいて、オークキングの死体だけアイテムボックスに入れて近くの草むらに隠れる。



数分後、

俺の目の前には数十体のオークがいた。



さて、どうしようかね。

依頼はすでに終わっているからこのまま帰っても別に問題はない。

しかしlevelも上がったことだしどのくらい強くなったのか試しておきたいな。


俺の決断は早かった。



「よし、こいつら全部皆殺しだ!」



「ブオオオオオオ」



あ、やべ、声に出てた。

気づかれてしまったぞ!


近くにいた一体のオークが俺めがけて拳を放ってくる!

俺はとっさにその拳を片手で受け止めようとして、、




「軽い……これで全力か?」




オークの拳は片手でいとも簡単に受け止めることができた。

俺は大して力を入れてないのにオークのほうが必死だ。

オークの手をつかんでいる手に少し力を入れてやると、、



「ブオオオオオオオ!?!?」



凄い痛そうだった。



「もういいや。死ね」



オークをつかんでいる手を放し、ポイズンナイフで首を斬る。

そこそこの力で放った斬撃はいとも簡単にオークの首を切り落とした。

それを近くで見ていたオークはみな怯えたように少し後ずさりをする。



「とっとと終わらせるか」



気配遮断を使い次々とオークの首を落としていく。

数分の間オークの悲鳴が止まる事はなかった……





「よし、終わった終わった」



俺の目の前には、数十体の首なしオークが横たわっていた。

しかしこれだけ首なしの死体があると、さすがにオークでも割とえぐいな。

まぁ全部アイテムボックスに収納っと。

しかし予想以上に強くなったな。この森に来た時とは段違いだ。

いまならオークキングでも苦労することなく倒せそうだ。



「まっこれでこの森に用事はなくなったっと。そろそろフロックスに帰るとしますかね」



そして俺は森を出るべく来た道を戻っていく。

すると生きたままのラビッツを持ったオークが2匹ほど歩いてきた。

ああ、オークキングへの献上品ってとこかな?


まっとりあえず倒しておくか。


適当にオーク2匹の首を落とし、ついでにラビッツも倒しておく。


「なるほどね。どうやらこの森の入り口付近にラビッツが多かったのは、オークから逃げてきていたってわけか」


まぁ必死に逃げた先に俺がいたんだからラビッツも不運だったな。





そんな事を考えながら歩いていると、やっと出口が見えてきた。

そして、





「よし!無事森から出ることができたな!」







よーし、じゃあフロックスまで走って帰るとしますか。












読んでいただきありがとうございます!

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