表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/109

第3話 転移

……神様、不思議と驚きはそれほどなかった。


「おや、いきなり信じてくれるのは珍しいねぇ~、普通は神様なんていったらうさんくさいと思いそうなもんだけどね~」 


うさんくさいと言われればその通りだが、俺はたしかに死んだ、ここが死後の世界かどうかはわからないがこんな場所にいる人が普通の人なんかな訳はない。そう思った。


「ああぁ、ちなみにここは死後の世界ではないよぉ。生と死のはざまみたいなもんだねぇ」


生と死のはざま?なら俺は死んでいるのか、それとも生きているのか。


「このままいくと死ぬだろうねぇ。ただこのまま死ぬには少しもったいないかと思ってさぁ。ちょっと話をしてみたかったわけなんだよね~」


このまま死ぬともったいない?俺は自分でいうのもなんだが長所も特にない平凡なただのニートだ。その俺が死んだところでなにがもったいないというのだろうか……


「君はきづいてないだろうけど君なかなか才能豊かなんだよねぇ~、君さえよければ異世界でもいってみないかい?」


俺が才能豊か?まったく心あたりもない話だ。いやそれよりも異世界ってなんだ、よくラノベとかであるゲームの世界のようなものだろうか……


「そんなようなものだよ~。いまなら特別な力とかもあげるからどうだろう、いってみないかい?」


特別な力、なんだろう、いい響きだ。ネットゲームとかでもそうだが人より優れた力、人がもってない力を持っている、正直憧れる……


「ちなみに転生ではないのでそのままの今のままの姿でいってもらうことになるねー」


転移というやつか、正直いってみたいが。


「すみません、もし断ったら俺はどうなるんでしょうか?」


神様はニッコリ笑いながらこたえた。


「このまま死ぬね~」


答えはきまった、まだ死にたくはないのだ!


「異世界いきます、いってみます」


神様は俺のその答えに満足そうに笑って答えた。


「それはよかった~。よし今から送ってあげるね~」


そして俺の意識が遠のき始めた。消える前に神様の声が耳に聞こえた。


「じゃあね~、今度の人生は幸せになるように祈ってるよ~」


そして新しい人生が始まった。

 




読んでいただきありがとうございます。

これからもこの調子で頑張っていくのでよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ