表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/109

第26話 回復魔法

あれから数分 もうすぐ村につきそうだった

すると門番の人の姿がみえてくる 注意深く周りをみている 

まじめな人のようだな


すると俺にきづいたのか門番さんがこちらに軽く頭をさげてきた



「ご無事でなによりです 狩りの成果はどうでしたか?」


「ラビッツとシルバーウルフを5匹ずつほど倒すことができました」


「なんと! あの少ない時間でそれほどの成果をあげるとは! さすがBランクの冒険者様でも取り逃がしてしまったあの盗賊を一人でお方だ! 尊敬します」




ふむ まぁ全部不意打ちなんだがな まぁ倒したことには変わりはないか それに楽に倒すに越したことはない 勝てばよかろうなのだ



「いえいえ 俺は当然のことをしたまでですよ」



「あれほどの偉業をそんな簡単なことのように言うなんて! なんて謙虚な人なんだ! 自分も将来はそうなりたいものです!」





なんかこの人との会話疲れるな・・・




「少し疲れたので村に入って休みたいのですがよろしいでしょうか?」



「す・・すいません 一つだけ聞いてもいいでしょうか?」


「はいなんでしょうか?」



「名前を教えてもらってもいいでしょうか! あ 自分の名前はパラスといいます!」


ふむ 人の名前を聞くときは自分から なかなか分かっているなうんうん


「俺の名前は佐藤悠馬 ユーマとよんでくださいパラスさん」


「ありがとうございます! この村の恩人としてユーマさんの名前は一生忘れません! 引き留めて申し訳ありませんでした どうぞお入りください」





ふぅやっと村に入ることができた

パラスさんか いい人なんだろうけど少し疲れた・・・

そういえば最初に村に来たとき道具屋を見かけたな

明日から少し遠出だ なにか必要なものがないか見に行ってみるか




そう思い前の記憶をたよりに道具屋に向かった

割と近くにあったようですぐ着くことができた




「いらっしゃい! ゆっくりみていっておくれ!」




元気のいいおばさんだ

しかし困ったな 色々おいているが何が何だかまったくわからない 鑑定すればわかると思うがいちいち一つ一つ鑑定するのはなんとも・・ 仕方ない聞いてみるか



「すいません 俺は明日から少し遠出をするんですがなにか必要そうなものとかありますでしょうか? 一応水と食料は自前で用意できています」



「それならポーションは持っておいたほうがいいね!旅の途中なんてなにがあるのかわからないからね! 回復魔法を使えなければポーションは必須さ! うちにはいま下級ポーションがおいてあるよ ちなみに値段は銅貨1枚さ」


ポーションか おそらく傷とかを治せるのだろう なら2~3個は持っておいた方がいいな


「わかりました 下級ポーションを3個お願いします あとポーションの使い方教えてもらってもいいですかね」


俺はポケットから銅貨3枚を取り出しおばさんに渡した

おばさんは水色の水らしきものが入ったビンのようなものを渡してきた

なるほどこれがポーションか 変わった色だな



「毎度あり! ええと使い方は二通りあって傷口に直接かけるかそのまま飲むかだね! 体に傷ができたら直接かけて 体調が悪いとかなら飲めばいいね!」


「なるほど ご丁寧にありがとうございました」


「見てのとおりひまなんでかまわないさ! しかも相手がこの村を救ってくれた男だ 失礼なことしちゃバチがあたるってもんさ!」



俺が盗賊退治したことしってたのかこのおばさん

どうやら色んなところに広まっちまってるみたいだな まぁいいか



「では失礼します ありがとうございました」



そうして俺は道具屋を後にした

ふむポーションなんてあるのか 寄ってよかったな

しかも気になる話も聞けた 夜にでも試してみるとするか



さてあとは寄るところもないし宿に戻るか お土産も渡さないといけないからな





そうして俺は無事宿に戻ってきた

扉を開いて中にはいると早速野太い声が聞こえてきた




「よおユーマ 無事に帰れたみたいだな みたところ怪我もしてなさそうだな まおめえならこれくらい当然だな!」


「はい 無事にシルバーウルフを5体倒すことができた それでお世話になっているのでこいつを一匹お裾分けしたいのですが大丈夫でしょうか?」


「おお そいつは助かるぜ ありがとなユーマ!」


「いえいえ お世話になってますからこれくらい それでですね おそらく血は抜けていると思うのですがそれ以外は解体などはしていなくて大丈夫ですかね」


「ああ マリアに渡してきてくれれば大丈夫だ あいつはそれくらいならぱぱっと片づけちまうぜ!」


まじか マリアさんすげえな


「ではマリアさんに渡してきますね」


「おう マリアはいま厨房にいるから声をかけたらきづくはずだぜ 」


厨房か えーとどこだっけ ああここか



「マリアさーん」


声をかけるとマリアさんはすぐに出てきた



「あらユーマ君おかえりなさい もっと遅くなると思ったのに早かったわね 怪我はない?」


「はい大丈夫です それでですね シルバーウルフは無事に5匹ほど倒すことができてお世話になっているので一匹お裾分けしようかと思いまして 血は抜けていると思うのであとは解体するだけなのですが」


「あら! お世話になっているなんて気を使わなくてもいいのに でもありがとう ありがたく使わせてもらうわね! えーと ここに出してもらえるかした?」


マリアさん俺がアイテムボックス使えるって知ってたっけ まぁガントさんからきいたのだろう 俺はマリアさんに言われた場所に今日倒した中で一番大きなシルバーウルフを どん! とおいた


「まぁ立派なシルバーウルフね これはユーマ君の夕食かなり豪華にしないといけないわね」


やったぜ



「ありがとうございます では自分は部屋に戻って少し休んできます 夕食の時間には降りてくるようにします」



そう言って俺は階段を上って部屋に向かっていった

そして階段を上った先でマリーと鉢合わせした



「あ ユーマさんおかえりー もっと時間かかるとおもったけどもしかして失敗しちゃった?」



「いや ちゃんとシルバーウルフを5匹ほど倒してきたよ いまマリアさんにその中の一匹をお裾分けしてきたところだよ」


「うわー ユーマさん本当に強いんだ・・ あ お裾分けしてくれてありがとねユーマさん」


「一応それなりには強いとは思うよ それなりにはね じゃあ俺は少し部屋に戻って休むから また夕食の時にね」


「はーい」


マリーと別れ部屋に戻って一息ついた



「ふぅー 少し疲れたかなぁ さて夕食まで時間あるしなにしようか」



そういえばあの道具屋のおばさん気になるとこをいっていたな 回復魔法がなんたらって・・ 試してみるか



「回復魔法っていったらやっぱりこれだよな   {ヒール}!」


手のひらの先が蒼く光っていく どうやら回復魔法発動したようだ

青く輝く光を自分の体にそっとあててみる すると体に溶け込むようにその光は消えていった



「お・・おお! さっきまで少し疲れていたがいまは元気びんびんだ! この世界の回復魔法ってのはどうやらキズだけじゃなく体の疲れもとるのか! なんて便利なんだ まぁその分MPは減っているわけだがきにしないでおこう えーとこれで・・よし 回復魔法のスキルを取得している! これで旅も楽になるな しかし回復魔法を覚えるならポーションはいらなかったかもしれないがまぁあっちはMPがないときに使うとしよう そもそもあのおばさんのお陰で回復魔法を取得できたようなもんだ 銅貨3枚くらい安い買い物だな」






さて疲れもとれたことだし夕食までのんびり過ごすとするか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ