第23話 冒険者
へぇ・・冒険者ねぇ
なるほど たしか盗賊のやつらは冒険者から逃げてきたと話をしていたな・・ならこの人がその冒険者というわけか うーんたしかに強そうだな 後で調べてみるとしよう
グレースがさんが話の続きを再開した
「いやぁ済まなかったユーマ お前を試すような事をしてしまって 俺が仕留めそこねた赤目のラルドを見た目は少年のようなお前が倒したときいて信じ切れなかったんだ・・ 本当に申し訳ないことをしたな」
そういってグレースさんは俺に頭を下げてきた
俺は慌てて
「グレースさん頭をあげてください 俺だってもし同じ状況になったらやはり信じられないと思います 俺はまったく気にしていないのでグレースさんも気にしないでください」
「おお! 感謝する!」
たださっきの話で少々きになるところがあった
「たださきほどの話でひとつ質問があるのでしょうがいいでしょうか?」
グレースさんは笑いながら
「おうなんでもきいてくれ! わかることならなんでもこたえてやるぜ!」
俺はきになっていたことをきいてみた
「あの・・赤目のラルドって・・あいつそんなに有名だったのでしょうか?」
とてもそんな強そうな感じはしなかったが・・
「ああぁ あいつは最近名前が売れてきた盗賊だな やることは極めて残虐
そのうえ冒険者でいうところのCランク程度の力をもっていた たしか賞金もかなりの金額がかかっていたはずだ。」
ま じ で か
あいつそんなに有名だったのか しかも賞金付き まさか本当についているとは思わなかったな しかも冒険者cランク程度の力・・か あれで・・
まぁ俺の場合ほとんど不意打ちだから実力のすべてはわからなかったわけだが けどステータスを見る限りはそこまで強そうにはみえなかった そうなると俺はステータスだけでみたらCランクはあるってわけか
それともう一つ気になるとことが
「赤目のラルドの赤目ってなんですかね?」
「ああ やつは興奮したりすると目が赤く充血してな それで赤目って呼ばれてるんだ 」
なるほどね 大体わかった
あと気になることは・・・賞金のことくらいか
「あの・・ラルドに賞金がかかってるって話でしたがその賞金はどこで受け取れるものなんでしょうか?」
グレースさんはその質問をまっていたとばかりの勢いで話し始めた
「それなんだがユーマ 残念ながらこの村では賞金を受け取れるような場所はないんだよ 少なくともこの先しばらくいったところにあるフロックスの街くらい大きなとこじゃないと賞金の受け取りはできない 俺はこれから依頼の報告にフロックスに戻るつもりだ そこでだユーマ お前さえよければ俺と一緒にフロックスの街までいかないか?」
ふむ たしかに賞金がでるとわかったなら早めに換金はしておきたいところだな
ここはついていったほうがいいだろう
「それでしたら お言葉に甘えさせてもらいます グレースさんフロックスの街まで宜しくお願いします」
そういいながら手を差し出した
「おお よかったぜ 一人旅よりの二人のほうが楽しいもんな! よろしく頼むぜユーマ!」
そういうとグレースさんもその大きな手を差し出してきて
グレースさんと握手をした ほんと手でかいなこの人・・
「そうだユーマ出発はどうする 俺はいつでもいいがお前にあわせるぜ」
ふむ 俺も正直いつでもいい まぁとりあえず
「とりあえず今日旅の準備をして明日出発ってことでどうでしょうか?」
「おう それでいいぜ!」
よし大体話はおわったかな おっと 一応グレースさんのステータスでも見ておくことにするか {鑑定}
グレースlevel39
Hp190/190
MP0/0
力62
体力63
素早さ34
幸運42
{スキル}
剣術level3
気配隠匿level1
気配察知level1
{称号}なし
あれ・・俺の方が・・強くね?