第18話 戦利品
「ふぅ・・・やはり殺したことへの罪悪感はほとんど湧いてこないな
異世界にきて変わってしまったということだろうか
まぁいい むしろこれからのことを思うとありがたいな
こういう状況がこれから何度あるかわからないからな
さて MPはどうなったか 確認してみるか」
HP210/210
MP105/150
力74
体力74
素早さ48
幸運158
{スキル}
経験値20倍
スキル経験値20倍
鑑定level10
気配遮断level8
短剣術level3
火魔法level3
水魔法level1
料理level1
アイテムボックスlevel2
{称号}
異世界転移者
引きこもり
ラビッツハンター
駆け出し魔法使い
駆け出し料理人
「MPは・・45使ったか
ファアボール3発でMPを15つかったとして
気配遮断につかったMPは30か まぁ上出来だな
対人戦ではlevelの上昇はないか 少し期待したんだけどなぁ
そのかわり火魔法がひとつlevelがあがっている
ファイアボールを複数同時展開とかもできるようになるのだろうか
そしたら俺の憧れのあの技っぽいことができる いつかやりたいものだな
それ以外は・・・変化なしか
まぁ今回は気配遮断と魔法の仕組みがわかっただけよしとしよう
俺の体から離れた瞬間魔法は見えるようになる・・か
おしいな もし離れたあとも見えないなら見えない魔法としてかなりチート
だったろうに・・・
まぁまだ気配遮断のlevelは8だ
これからそうなる可能性もないわけではないな」
ステータスの確認を終えた俺は再び盗賊のなれの果てに目をもどした
うむ かなりぐろい・・・・
まぁあの大きさのファイアボールが0距離で爆散すればこうなるか
「とりあえず盗賊がもっていた武器などをもらっておくか
へぇ結構色々もっているな・・・お! ナイフが4本もある
しかも4本ともそれなりに使えそうだ 鑑定してみるか」
鑑定発動
{銅のナイフ}
いたって平凡なナイフ 切れ味は普通
ふむ3本とも銅のナイフか ただ割と丈夫そうなので使い勝手はよさそうだ
最後の一本は・・・・お!・・
{銀のナイフ}
かなり上等なナイフ 切れ味も鋭く、また非情に長持ちする
「こいつはあたりだ! これからは銀のナイフをメイン武器に
残りのナイフを非常用として使っていくことにしよう!」
銀のナイフ1つを体にみにつけ
残りの銅のナイフは3本ともアイテムボックスの中にいれておいた
「あとは・・銅の剣2本と投げナイフ3本か
投げナイフは一本持っておいて残りはアイテムボックス行きだ
銅の剣はいまの俺にはまったく使えない代物だ
アイテムボックスにいれておいてどこかで売ることにしよう」
あとはお金らしきものが少しあるな
鑑定しておこう
{銅貨}
下位の硬貨 銅貨10枚で銀貨1枚となる
{銀貨}
中位の硬貨 銀貨10枚で金貨1枚となる
「なるほど こういう仕組みか こいつらが持っていたのは
銅貨18枚と銀貨1枚 これにどれくらいの価値があるかはわからないが
もらっておくとしよう」
もしこれが村のお金なら返してあげることで俺の信頼度も上がる・・
「よし こいつらが持っていたもので使えそうなものはこんな程度か
なかなか有用なものがあったな 特に銀のナイフはかなりラッキーだ
さて・・後の問題は・・こいつらどうしようか・・」
きれいに爆散したヨサクというやつは置いといて
ラルドとギルってやつの死体は首から上はないが一応残っている
もしこいつらが名が売れた盗賊なら賞金がかけられていた可能性もある
まぁステータスを見た限りたいした盗賊にもみえないが・・
「うーん どうするか このままこいつらを担いでもっていくのは論外
ならアイテムボックスにでも入れて持っていくか・・
すでに絶命はしているので入れようとすれば入るわけだ 」
結局俺はこいつら二人の死体を持っていくことにした
俺が盗賊を倒したという証明にもなるからな
二人の死体はあっさりアイテムボックスに入っていった
「この大きさの物が普通に入るって アイテムボックスの中って
どうなってるんだろうなぁ~ まぁいいか」
あとは減ったMPでも回復しておきたいところではあるが・・
「さすがにここでパプゴを食べる図太さは俺にはないかなぁ・・・
そういやこいつらは村から逃げてきたと言っていたな
ならこいつらがきた方向に歩いていけば森を出られるってことか」
さて ここでやるべきことは済んだ
「よし たしかこいつらが逃げてきた方向は・・・あっちだな
とりあえずそっちに向かうとしようか」
そう結論をつけて俺は歩き始めた
無事に森を出れますようにと神様に祈りながら
武器が手に入ったので森から出る必要はあまりなくなったわけだが
まぁ気にしないでおこう
MP関連を修正しました