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引きこもりだった男の異世界アサシン生活  作者: 服部正蔵
第1章 ファリス森林
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第15話 ナイフ

「・・・ん・・朝か」


あの水魔法?のことが気になりながらも

腹が満腹になって襲ってきた睡魔からは逃げられず・・・


「結局寝ちまったな~・・うーんいい目覚めだ」


洞窟の外はすでに明るくなっている 

相当な時間寝てしまったようだ


「まぁいいか・・どうせ起きてもやるとこといえばパプロをとりにいくか

 ラビッツを狩りにいくかくらいしかないからなー」


このとき俺はこの洞窟生活が割と気に入っていて

森からの脱出など全く考えてはいなかった・・


「とりあえず朝飯だな」


アイテムボックスから朝飯のパプゴを2つほど取り出して食べ始める


「うーんやっぱりパプゴもうまいな~ 

 しかし昨日の最後の水は結局なんだったのかねぇ

 魔法だとは思うが・・ とりあえずパプゴを食べ終わったら調べてみるか」


その後ものの5分程度でパプゴ2つは俺の胃袋におさまった


「うんうまかった! よしそれじゃ調べてみるか

 ステータスオープンっと」




佐藤悠馬 level24

HP210/210

MP150/150

力74

体力74

素早さ48

幸運158

{スキル}

経験値20倍

スキル経験値20倍

鑑定level10

気配遮断level8

短剣術level3

火魔法level2

水魔法level1

料理level1

アイテムボックスlevel2

{称号}

異世界転移者

引きこもり

ラビッツハンター

駆け出し魔法使い

駆け出し料理人



「ほお・・やはり昨日のあれは魔法だったようだ

 スキルに水魔法が増えている これは便利だ

 水があれば体を洗うことだってできるし

 なによりこれで完璧に飲み水の心配はなくなった。

 ふむ・・料理というスキルも増えているな

 これは昨日のアレが原因か アレを料理とよんでいいかは疑問だが・・・

 火魔法はlevel2に上がっている

 levelが上がることによって新しい魔法が増えるのか

 それとも単純に火魔法の威力があがるのか今度実験しないとな

 あとは・・称号に料理人が増えている

 変化はこれくらいだな もしかしたらアイテムボックスのlevelが上がって

 いるかもとおもったがさすがに甘かったか 

 そういえばアイテムボックスのlevelが2にあがって容量が増えたようだが

 どれだけ増えたのだろう 鑑定してみるか  鑑定!っと」


{アイテムボックス}

 色々なものを収納しておくことができるスキル

 原則として生き物など生きているものに関しては収納することはできない

 ただしその生物がすでに死んでいる場合は問題なく収納することができる

 収納できる容量はMPに比例する

 またアイテムボックス自体のlevelが上がることによっても

 収納できる容量は増えていくことになる

 現在はMP最大値の2倍収納することができる



「ほおー いきなりMPの2倍ときたか!

 つまりだ 俺のMPはいま150 

 2倍ということは約300個収納できるわけか!

 すごいな・・これは当分アイテムボックスの容量でこまることはなさそうだ」


さてと・・やることなくなっちまった・・

寝ようかな・・


「・・・いやだめだ! せっかく異世界にきたんだ

 いくら洞窟が快適でやるとこがあまりないからって

 だらだらしてたら完全に前の世界と同じだ!

 せっかく神様に転移させてもらったんだ 少しは変わろう・・・」


かといって実際やることはあまりないのだ

俺はあれこれ考えた結果結局・・・


「仕方ないな またラビッツでも狩りにいくか

 まぁ簡単に倒せるしlevelもあがるし食べるとおいしいし・・・

 よし・・いくか」


俺はいまや洞窟の外に出るときの必需品となった

ボロボロのナイフをポケットにいれようとした すると


「ん? このナイフこんなとこに傷ってあったっけ

 まぁこんだけボロボロなんだ きっと勘違いだろう~」



そう思いながらもなぜか不安に思いその傷を指で何回かつついてみた

すると次の瞬間!





「パキィィイイイン」






大きな音をたて俺の愛用ナイフが粉々に砕け散った









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