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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

欲求に支配された現代社会で私達が大切にすべきものとは。

作者: 珠野 海月

ただ欲求を満たすだけの人生を肯定するのはあまりにも虚しい。

私は、私達はもっと高度な行動理念に基づいて行動すべきだと思う。

何故なら欲求は満たしても満たしても乾いていく。

その割に、年を経るごとに源水のようだった欲求はどこかに消えていく。

こんなものに時間を費やす意味があるのだろうか?


重要なのは、欲求を満たさない状態でどれだけ行動できるかどうかじゃないだろうか。

5年後、10年後に結果が出るものに情熱を費やしていく。

これが現代の私達に必要なマインドなのではないか。


人生は短い。

自由に何でもできる時間は30年もないだろう。

それなのに現代の人々の多くはSNSやyoutube、ゲームで時間を消費している。

本当はもっと人間的に充実した生き方ができたらどれだけ幸せか。

誰もが無意識的にはそう望んでいるはずなのに。


その具体的な生き方として、欲求に依存しない生活を提案する。

何にも欲求も満たすことができない習慣を一つだけ、毎日行う。

そうして少しづつ、欲求と距離を取るのだ。

暫くその習慣を続ければ、本当の自分というものが見えてくる。


実はこのエッセイのような独白を書いているのも、その一環だったりする。

これを投稿した結果に、期待していない。

ただ、毎日文章を書く、という行動の過程で出た副産物に過ぎない。

そこには文章が上手くなりたいという潜在的な欲求は隠れているが、日々の中にその目標が近づいているという感覚は微塵もない。故に欲求は満たされない。でもそれでいい。

ただ毎日続ける。


学校の勉強なんかは明確なゴール(テスト)があって、そう遠くない内に結果に繋がる。

そういう報酬が近いものでは駄目なのだ。

私はそういった行動をしている時、脳の報酬系が働いているのを感じる。

モチベーションを保つのは容易だが、自分を内側から破壊されている感覚を覚える。


さて、話がとっちらかってきたのでまとめよう。

タイトルにある欲求に支配された現代社会で私達が大切にすべきものとは、『遅効性・・・のある習慣』だ。


『私達は欲求からもっと距離を取るべきなのだ』

『現代は欲求を満たすのにあまりに最適化されすぎている。

 何も考えずに生きれば、死ぬまで欲求を満たすだけの習慣サイクルをただ繰り返すだけとなる』


即効性・・・のある習慣を捨て、

遅効性・・・のある習慣を持とう。


私はそう思う。

これを機に、一度自分の生き方について考える時間は持ってみては?

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