表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

四季

四季 (妖精のイタズラ)

作者: Libra


ポカポカ日差しに誘われて

今日こそ

あの子に告白するぞ

ダメだ。

顔を見ると言えない。

その時一陣の風が

〜〜〜あの子もきみの事好きだよ〜〜〜

「好きだ!です!」

ふたり同時に

春の妖精のかわいいイタズラ




ラテンのリズムに誘われて

ひとり

男達の視線を背中に感じながら

喉を潤す

ひとりの男と目があった

ニヤッと笑った顔

手にはホテルの鍵

誘われるまま 

欲望のままに

夏の暑さのせいなのか

テキーラのせいなのか

夏の妖精の妖艶なイタズラ




今日は満月

時間を決めてふたりで

月を見ようと約束した

遠く離れた彼女も見ているかな?

昨日電話でケンカしてしまったから

見ていないかな?

月を見ていると

うさぎがぴょんぴょん跳ねている

「えー!」

電話が鳴った。

「うさぎが跳ねてるよ。」

ふたりで、月を見ながらのおしゃべり。

秋の妖精の素敵なイタズラ




ボクは道に迷ってしまった

両親に山は通って行くな

山の天気は変わりやすい

吹雪くぞ と言われていたのに

右も左も分からない

あー このままここで眠りたい

ボクの身体に雪が積もっていく

白い細い腕がボクを抱き上げた

夢?

気がつくとボクは山小屋にひとりでいた

暖炉に火がついている

濡れた白い着物が暖炉の前に


消えてしまった冬の妖精の優しさ













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] それぞれの妖精のイタズラにわくわくしたりほっこりしながら拝読しました! 私が一番好きなのは冬の妖精です! どの季節もわくわくしますが、冬の構成が好きです!! 最後の一文が切なくてあたたか…
[良い点] 素敵な妖精のいたずらに胸キュンですっ! それぞれの季節に合わせて妖精さんの雰囲気もがらっと 変わるのが素敵ですね!
[良い点] おはようございます! 妖精さんはイタズラ好きですね。 妖精さんを見てみたいですね。 恥ずかしがり屋さんなんでしょうね。 姿を見せない妖精さんに感謝をしなければいけませんね。 とても素…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ