表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダリア戦記   作者: 獨國薯夫
魔術干渉
15/15

演説

ダリアの国会にあたる、ベル・バッフェム宮殿にある貴族院議場を占拠した魔術使たちは、演壇にいるダリア統一魔術協会の会長と、太陽教の数人の教職者を前にしている。


会長が話し出す。


「多くの魔術使が最善を尽くして対処していた。多くの魔術使がマーラニアに行き、エルゲン率いる冒涜的政府組織を口封じで殺害し、反政府勢力を叩きのめした。

マーラニアのメディアを壊し、通信網を破壊し、結界を張って外に情報が洩れないように尽力した。

なんとかして、ことが外に出ないようにと努力していた。

そしてその努力は、ゆっくりと実り始めていた。」


「──けれども、それを、あいつらは、科学者は壊したのだ。

愚かで、浅はかで、美的意識のないあいつらは、それを根底から壊したのだ。

マーラニアで死んだ我ら魔術使の遺体を見つけては、解剖し、解析した。

そんなことをしても、非魔術使には何も知ることができないのにだ。

そんなことを、考えることもせずにあいつらはただ自分の好奇心と、敵愾心とともに、我々魔術使をひたすらに冒涜し続けた。」


「尽力したのだ。奮闘したのだ!

多くの魔術使たちは。魔術を知っている者たちは。」


「──しかしそれを、あいつらにすべてを無駄にしたのだ!

世界中の科学者は、その得体のしれない存在をなんとか自分たちの力で答えようした。

我々はそれを拒んだ。

けれども、あいつらは力づくてそれを遂行しようとしてきている。

我々はそれを拒み続ける。」


「世界の魔術使たちよ。ダリア魔術協会と太陽教会がここに宣言する。

本日より我々魔術使はこの世界が我々のものとなるまで、非魔術たちと戦争状態に入る。」


***


こうして、1974年の3月28日。世界で魔術使たちが一斉に武装蜂起し、

それをきっかけにして4日後の4月1日に、

世界で初の魔術使と非魔術使による紛争、ダリア内戦が勃発した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ