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幸が成長したもう一つの世界

もう一つ幸の成長段階で欠かせない

世界があります

クリーニング店を閉めるまで

預かって下さった伯父さんの家です

(第9話で少し触れましたが)


3歳で田舎に引っ越した後も

両親に連れられてクリーニング店あった

近くの伯父さんの家に両親に連れられて

幸は暫くの期間滞在していました

両親は幸を伯父さんに預けると

田舎の町に戻ります

ですから田舎と郷里の町はどちらも

幸の成長の基盤だと言っても

過言ではないでしょう


伯父さんの家には娘が二人います

幸より12歳年上の友恵(ともえ)

10歳年上の香織(かおり)です

パパは12人兄弟の末っ子ですので

自ずと幸は父方の従兄弟の中で

一番年下で、その次は幸のお兄ちゃんです


では幸が伯父さんの家にいる間

大好きなお兄ちゃんはどこにいたかと言うと

ママの実家つまりクリーニング店を営んでいる

祖父の家に滞在していました

兄弟は郷里で父方と母方という

全く違った家に滞在したのでした


伯父さんの家の話しに戻りましょう

幸は学校から二人の従姉が帰ってくるまで

伯母さんと過ごしました

夕方からは伯父さんの長女の友恵と

過ごす時間が多かったようです

友恵ちゃんは小さな妹のような

幸の面倒をよく見てくれました


楽しい伯父さんの家でのことは

この後お話ししたいと思います

──────────────────

余談ですが、幸が産まれてから

すぐに預けられた伯父の家

ママは仕事の合間に母乳を

幸に飲ませるため伯父の家に来ます

そして夜迎えにくるという生活でした

幸は癇が強い子で夜遅くまで

仕事があるママは幸を寝かしつけると

そっと自分の羽織っている洋服を

脱いで幸の側を離れます

そのためか幸は大きくなっても

自分の首もとに手を挟んで

寝る癖があります

多分ママの洋服が当たっていた

感触が安心して眠れる

名残なのかなと思う幸なのです


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