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転生したのに気づけませんでした

これからよろしくお願いします。

私、宇津木 朱音は今日も一人帰路についていた。

自分でも、疲れたサラリーウーマンかというツッコミがあっていいのではないかというくらいだと思う。

しかし私は17歳、現役高校生だ。

今頃は、楽しい学校生活を過ごすはずだった。

けど私はいつでも楽しいとは程遠い生活を送ってきた

どこに行ってもイジメを受けた。


理由は簡単だ。

私は産まれつき白髪なのだ。そして完全記憶能力を持っていた。

ただそれだけだった。


両親は忙しくて家では一人だった。


小学校では、見た目から「ばばあ」とからかわれ友達はなかなかできなかった。


中学校では、髪を黒く染めたので見た目でからかわれることは少なくなったが今度は、勉強しなくても頭がいいことが気に食わなかったのか、机や教科書に落書きされた。そんなわけで友達もできるはずなかった。部活にも入らずただ本を読んで3年間を過ごした。


そんな人生を切り変えようと、遠くにある高校に進学した。しかし、白髪がバレてイジメられた。友達もいない。先生も見て見ぬふり。毎日が憂鬱だった。


そして最近イジメがヒートアップしていた。

当たり前だ。だって誰も止めてくれないのだ。ヒートアップするに決まってる。


まあそんなわけでその疲れのせいで冒頭のような状態だったのだ。


ああ〜はやく帰って寝たい

人生やり直したい。


そう思って横断歩道を渡っていた途中だった。


眩しい!


光が射す方を向くとトラックが凄いスピードで突っ込んで来た。私は信じられず立ちすくんでしまった。


ガッシャーン


「キャー、誰か救急車」


そんな声が遠くに聞こえてくる。

身体上手く動かない。

ボヤける視界。


死ぬのかな私…

ああ〜もっと普通の生活をして幸せになりたかったな〜。


そんなことを考えながら私は深い眠りについた。









ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー








暫くふわりふわりとなにに包まれていた気がする。

しかし、だんだん機械音の無機質音に浮上して行く。


ピッピッピッピッピッ…


ゆっくり目を開ける。


うん!知らない天井だ。


なんてボケてみたが全然わからない。しかし


ホントにここ何処ですか?


真っ白な天井。私の身体には、沢山繋がっていてその先が機械や、点滴の袋に繋がっている。


病院かな?私あんなこと考えておいて死んでなかったのか…


恥ずかしい!


そんなことを考えていたら看護師さんのような人が声をかけてきた。


「立花 雪菜さん?わかりますか?」


「ハ…イ…?」


ヤバい!かってに反応したしてしまった…。


私知らないですそんな名前!


というか上手く身体動かない。


それとは別に看護師さんは驚きを隠せないよで固まっている。


どうしたんだろう?

けど、まちがって反応してしまったし言わないと!


私は再び勇気を出して声をかける。


「…あの…」


ビクッと看護師さんが反応する。


「へっ!?あっ早く先生に連絡を…」


看護師さんはそう言って私の横にあるナースコールを押した。





「ずっと、意識がなかったので、驚きました。目が覚めてよかったです。今先生がいらっしゃいますから。」


看護師が丁寧に説明してくれる。けど、なんかこっちをずっと睨んでる気がする。


あの〜さっきから声かけてくれるの嬉しいんですが看護師さんの視線、痛んですけど!


心の中で叫びながら、看護師さんの視線から逃げるように私も改めて周りを見ることにした。必然的に首を動かすとさらさらと髪が動き髪色が見えてくる。そして気づく。


!?私の髪、黒くなってる!?しかもメッチャサラサラなんだけど!


私の髪はくせっ毛だし、髪を染めていたせいで決して、サラサラヘアとは言い難かった。

どいうことかわからず、髪をもっと見るために、動かしにくい手をゆっくり上げる。そしてまた気づく。


!?手が小さい!


私は17歳のはずだ。それなりに手は大きかったはずだ。でも、この手は4歳くらいだし、白過ぎる。


これじゃまるで私の身体じゃないみたいじゃない!


そう心で叫んだ瞬間私の中に誰かの記憶情報が流れ込んできて私は、意識を失った。










【看護師さんサイド】


はぁ〜驚いた。


立花 雪菜さん。私が来てから、一度も目が覚めた所を見たことがなかった。けど、その容姿は、お人形さんのようで髪はずっとさらさらしていた。本当にお人形さんなのでは、と思ったこともある。


まぁ実際は、布団の中はすごく痩せているんだけど。


そんな雪菜さんが目が覚めたと思ったら話しかけて来た!!


思わずじっと観察してしまう。


すると今度は首を動かして…手も動かした!?



おかしいでしょ!普通動かせないから。


そしたら急にこの世の終わりのような顔した。そしてそのまま意識を失った!?


何があった!ホントにこの子よくわからない。


とりあえず、私は必死で声をかける。


「大丈夫?立花 雪菜さん?」


意識失ったままだ。

まぁバイタルは変化してないから少し安心だけど、何があるかわからない。


もう早く誰か来てー!


心の中で叫んだ。





初投稿で緊張してお腹痛い…

なんでもいいので感想くれるとありがたいです。誤字があれば教えていただけると幸いです。

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