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双子奴隷

ミミたち姉弟にはまだ俺の秘密を知られる訳にはいかないから、解らないように馬車を出して、ブルホースに繋いだ。

今はリリアナと一緒に馬車の中に乗っている。

まあ、アジトでのこととか冷静に考えれば、俺の能力が異常だって気付くんだろうけど、いざとなったらマジックアイテムの力ってことにすればいいか。

リリアナが上手く話してくれているだろう、きっと。


そう考えながら俺は御者台の上で一人アイテムボックスの中の整理をしていた。

盗賊の死体は専用フォルダー(区画)を作って放り込んだ。

忌避感と言うか、初めての対人戦でもう少し精神的に何かあるかと思ってたけど、全然なんともない。

魔物と同じだな。

相手も全員人族じゃなかったって言うのも大きかったんだろうけど、所詮殺されて当然の奴らだったんだろうしね。

ちなみに、盗賊が自分達のアイテムボックスの中に持っていた物も分離収納できた。

あと、魔物以外の「核」と言う物も初めて鑑定できた。


スキル的には大したものは持ている奴はいなかったんだけど、魔物の魔核と違って盗賊の核からは、能力値が吸収できた。

これって、かなりヤバイ。

尤も100%吸収できるのではなくて変換率10%。

相手の能力値が50ぐらいなら吸収した時点では5になっている。

それでも魔核と違ってスキルだけでなく能力値も吸収できるっていうのはヤバイ。

そう言えば、経験値も入っているんだよね。

魔物相手だとLV差が5より低い相手だと経験値は入らないんだけど、人相手だとこの制限はないっぽい。

迷宮に潜らないで盗賊狩りしてレベリングした方が効率がいいってことかなぁ。

って、人を経験値の対象としか見なくなるとか怖すぎる。

やっぱり対人戦は必要がなければ避けよう。

盗賊に出会った時にはボーナスステージだと・・・ってそんな考えはダメだな・・・多分。


ともかく、盗賊の核は全員分俺の能力値アップの糧になってもらって、アイテムボックスの整理も終わって書籍を読んでたら、後ろからリリアナが声をかけてきた。


「ジュン様、そろそろ今夜の野営の準備をした方がよろしいかと。」


「ああ、そうだね。どうしようか、いつものコテージ出す?」


「はい。問題ありません。二人にはきちんと話をしました。二人ともジュン様に奴隷契約を結んでい貰いたいそうです。」


「あー俺ができること話したんだね。」


「はい、ジュン様。勝手に話してしまって申し訳ありません。」


「全然、問題ないよ。そうだね。二人が納得しているならその方が安全かな。」


馬車を街道から森の中に進めて、周囲から馬車が見えない場所に停めた。

すぐに馬車から出てこようとしてたから、そのまま馬車の中で待たせて、コテージの広さの分だけ周囲の木を切り倒して、土魔法で地面を平らにした後、コテージを出した。

その様子を馬車の中から見ていたミミとケルは口をあんぐり開けたまま固まってる。

リリアナに言われてコテージの中に入って再度フリーズした。


俺はその間に、ミミたちが寝るためのベッドを出してやった。

一台しかないから、一緒のベッドで休んでもらうけど、大丈夫だろう、仲よさそうだしね。


「よしじゃあ、二人はこっちに座って。それでリリアナから聞いたけど、二人は俺と奴隷契約を結びたいと言うことだけど間違いない?」


「えっ、はい。ご主人様は、伝説の勇者様なんですか?」


「伝説の勇者?そう言うのじゃないけど。あっ、それからご主人様もなしでね。」


「はい。申し訳ありません。」


「ご主・・・ジュン様は大魔法師なのですか?光魔法の回復魔法が使えるなどと言って恥ずかしいです。リリアナ様も光魔法をお使いになられるとお聞きしました。」


「リリアナには才能があったからね。ケルやミミも努力したらいろいろ使えるようになると思うよ。」


「はい、頑張ります。是非、私たち姉弟をジュン様の奴隷にして下さい。」


「了解。じゃあっと、ほい。これで完了。」


「えっ?あっ、ありがとうございます。本当に奴隷契約もできるのですね。」


「勿論ですよ、ミミ。ジュン様ですから。」


「それじゃあ、先に食事を作ろうか。リリアナよろしく。お風呂はどうする?温泉のほうがいい?」


「はい、ジュン様。温泉でお願いします。」


リリアナはすっかり温泉に嵌ってるからね~。

まあ温泉のお湯は減った感じがしないほど大量にあるから問題ないけどね。


「それじゃあ、俺はお風呂の準備をしておくから、食事の準備お願い。ミミとケルはどうする?」


「食事の方は温めるだけですので、先にお風呂でいいでしょうか?」


「えっと、お風呂は全員で?」


「勿論です、ジュン様。ジュン様のお世話をするのは奴隷として当然の務めですので。」


まあいいか。ミミもケルも気にしてる様子はないしね。

先に浴室に入って、温泉を出して準備してたら、3人がマッパで入ってきた。


「ミミたちは温泉は初めて?」


「これは温泉というのですか?村では身体を拭いて終わりでしたので、身体を洗うと言うのは初めてです。」


「ミミ、これも奴隷として大切な務めですから覚えてくださいね。ジュン様の身体をこの石鹸で洗って差し上げます。その後、自分の体と髪も洗うように。」


「リリアナ、別に俺は一人で大丈夫だけど・・・。」


「いけません、ジュン様。それでは、私たちが温泉に入れません。奴隷の務めがなくては私たちが温泉に入るなど考えられません。それともジュン様は私たちに温泉に入るなとおっしゃっておられるのですか?」


温泉のことになると怖―いリリアナ。


「そんなことないよ。一緒に入った方が俺も寛げるし、楽しいかな。」


「そうですか。よかったです。では・・・。」


そう言って、何時ものように身体を洗って、湯船につかる。

蕩けるような表情になった。

まあこの顔を見れるだけでいいか。

ミミとケルも気に入ったようだ。

最初はおっかなびっくりだったけどね。

そうそう、俺の隣に座ったケルをじっくり鑑定すると肝臓が悪いみたいだ。

聖魔法のグレーターヒールをこっそりかけて完治させてやった。

病弱だと言ってたけど、これで元気になるだろう。


「あの、ジュン・・・様。今、ジュン様、回復魔法をかけて下さいましたよね?」


こっそりかけたつもりだったけど気付かれたか。

まあ自分の身体に変化があれば気付くか。


「ああ、身体の中の病気だったみたいだね。ちゃんと治したからこれからは体調が悪くなることはないと思うぞ。」


「えっ?ジュン様、本当ですか?ケルの病気は治ったんですか?」


「問題ないと思うよ。まあ、また調子が悪くなれば治すし。」


「村の治癒師に、大きな神殿で、大儀式をしないと治せないと言われてたんですが、ジュン様はお一人でその魔法をお使いになられたんですか?」


「大儀式?そうなの?まあ死んでなければどんな状態でも回復はできるだろうけど、この程度ならリリアナにも使えると思うよ、ねっ。」


「はい。ジュン様。ジュン様のお力のお陰で、私にも使えると思います。」


「凄いです。リリアナ姉様がお話し下さった以上のお力なんですね。」


「先程、馬車の中ではジュン様のお力の秘密を話す訳にはいかなかったですからね。私の力の一部を見せただけでしたが、当然、ジュン様は私の力など及びもつかない程のお力を持っています。二人はジュン様にお仕えできて幸せですよ。」


「まあともかく、リリアナのように自分の才能を伸ばしたいと心から願って努力したら、その力を得る手助けをしてあげられると思うよ。だからミミもケルも何をしたいのか自分の将来のことをよく考えて頑張るんだよ。」


「「はい、ジュン様」」


「それじゃあ、食事にしようか。リリアナの料理はどれもおいしいからね。」


「私の料理など、ジュン様の料理に比べたらまだまだです。でもジュン様に喜んで頂けるように頑張ります。」


その日は、ミミとケルが加わって、何時もより楽しい食事だった。

食事の後は、リリアナがケルに光魔法の指導をして、俺がミミに魔法の指導をした。

ミミは自分には弓術のスキルがあるから魔法は習得できないと考えていたようだ。

それでも、リリアナから魔法スキルも剣術のスキルも習得できたことを聞いて是非自分も魔法を習得したいと言ってきた。

ダークエルフと言う種族特性もあるんだろうけど魔法の習得は早そうだ。

と言うか俺の「与奪」スキルを使って転写は可能だろうだろうけど、いきなり転写してスキル付与するのもなーってことで取り敢えず、魔力適性をはかるところから始めている。


尤もLVが2だし、SP値も20しかないので、まずはLVアップが先だな。

明日から少し寄り道をしながらレベリングでもするかな。


長期入院中の為、投稿ができませんでした。


取り敢えず、書き溜めていた部分まで投稿しました。


こちらの作品はあんまり人気がないみたいなので

このままフェイドアウトしてしまうかもですが

構想的には、まだまだ序章部分って感じなので

書きたいこといろいろあったんですけどね。


ここまで、お読みいただいた皆様、お読みいただいて

ありがとうございました。

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