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念話スキル

それから地下17階でレベリングしながら過ごし、俺のレベルが上がってこの階では経験値が入らなくなったので、地下18階への通路を慎重に探し、無事に地下18階の巨人系の魔物が多くいる階層を抜け、さらには19階の飛行系の魔物が多くいるエリアは魔法攻撃中心で対応したけど、リリアナの方のSP不足がネックになったのでサッサと地下20階に降りた。


地下20階は昆虫系の魔物が多い。

まあそれでも、剣神スキルの俺の敵ではないし、少なくとも数体単位の魔物の群れならほとんど問題ない感じだ。

地下20階のフロアーボスはバッタみたいな中ボス級の魔物を引き連れた、カマキリみたいな奴だった。

まあ名前がポイズンマンティスだから、かまきりみたいじゃなくてかまきりなんだろうけどね。


「リリアナ、こいつは毒持ちだ。あと周囲のやつは麻痺液を出してくる。心配なないだろうけど一応注意しておいてくれ。何かあれば念話で。ポーションもすぐに使えるように準備しておくように。」


「了解です、ジュン様。」


まずは、ボスの前に立ちはだかっているバッタもどきを排除する。

体長2m近くあるのに、俊敏な動きだ。

跳躍力が半端ない。

まあ敏捷性なら俺たちの方が上だろうけどね。

特に、リリアナは種族補正もあって、跳躍と敏捷性が半端ないし。

麻痺液はかかっても大丈夫だと思うけど、わざわざかかる必要もないので、俺もリリアナも口から吐き出される液を避けながら、死角から攻撃を加える。

流石、フロアーの中ボスってとことか。

一撃で急所を突くのは難しい。

それでも、隙を見て、死角から風魔法を飛ばし何とか撃退した。

ラスボスのカマキリも参戦してきた。

両手の鎌を縦横無尽に振るってくる。

剣筋だけ見たら、剣聖クラスだな。

甲殻もかなり防御力が高く、魔法抵抗のスキルを持っているので、魔法攻撃もダメージを与えにくい。


「リリアナ、俺がやつの気を引くから、何とか後ろに回り込むんだ。やつの弱点は、首の後ろのあの甲殻の隙間だ。」


「ジュン様。では、私が気を引きます。剣捌きなら、私の双剣で対処出来ます。」


「よし、じゃあ、リリアナ頼む。合図をしたら、奴の目の前に光球を出す。」


「承知しました。」


俺とリリアナの位置を入れ替えて、リリアナがボスの正面に立つ。

双剣と両手の鎌で激しく打ち合いながら、至近距離で毒攻撃と風攻撃を撃ちあうハイレベルな攻防だ。

タイミングを見計らって、ボスの複眼の前にそれぞれ大きな光球をぶっ放す。

一瞬、ボスの視線が逸れる。

死角に回り込み、壁と天井を使って三角飛びをしてボスの背後から連撃を叩き込む。

片手剣での10連撃は新記録だ。

最後の一撃を加えた後、そのままアイテムボックスに収納する。


「お疲れ、リリアナ。」


「はい、何とか対処できました。」


リリアナを鑑定すると、剣将LV1になっている。

なかなか剣術のLVが上がらなかったけど、ここにきて一気に上位変化したようだ。

なんで上がったのかは不明だけど、まあいいか。


「リリアナのスキル上がったね。」


「えっ?あっ、剣将です。ジュン様、私、剣将スキルになってます。」


「まあ、リリアナの実力からすれば当然だね。相手は剣聖レベルの攻撃を加えてたしね。」


「武術系のスキルの将クラスは、何十年も研鑽を積まないと到達できないと言われていましたが、ジュン様のお力のお陰ですね。」


「俺の影響もあるんだろうけど、やっぱりリリアナの実力があってこそだと思うよ。俺の能力ではリリアナに剣術スキルしか付与できなかったんだしね。」


「いいえ、そんなことはありません。そもそもジュン様と一緒でなければ、私が迷宮の地下20階層のボスと戦うどころか、迷宮にすら入れてなかったと思います。」


結局、一週間ほど潜ってたし、地下21階層を少し見たけど、いきなり魔物のランクが上がったというか、数と、種類、魔物のレベル、魔物の持つスキルなど、2人だけで安全に狩れるような階層じゃないので、地上に戻ることにした。


素材の換金とか必要なかったので冒険者ギルドには寄らずにそのまま王都へ。

と言うか、入る時よりも迷宮都市がごった返していて、冒険者の数も増えてるし、冒険者ギルドの建物の中も人がいっぱいだったからね。


王都に帰ってから、鍛冶工房で武器を受け取った。


双月剣と名前が付いている、国宝級の双剣。

龍吠槍と名前が付いている、これまた国宝級の槍。

あと、棒手裏剣になるんだろうけど、籠手みたいな防具に棒手裏剣を組み込んだもの。

それと、名前はついてないけど、ミスリルをベースにしたスタッフ。

どれも国宝級だ。


「取り敢えず、今回の素材で俺が作った武器だ。彼女の方は魔法も使えると言ってたからな、スタッフを作ってみた。ただ、時間がなかったので、この先の錬金は行っていない。まあ錬金を行えば必ずいいものができるって訳ではないんだが、これに見合うだけの錬金素材もなかったしな。錬金自体は後から追加することもできるし、素材が手に入った時に追々やって言ってもいいと思うぜ。」


「素晴らしい出来ですね。これだけのものを本当に、素材代金との相殺でいいんですか?」


「ああ、問題ない。あれだけの素材を自由に使わせて貰ったんだ。それだけでも鍛冶師冥利に尽きるってもんだ。寧ろあれだけの素材、余った分を本当に貰ってしまっていいのか?余った分だけでも一財産だぞ。」


「ええ。問題ありません。しばらく、他国へ行ってきますので会えなくなりますが、またお願いすると思います。」


「そうかい。いつでも来てくれ。いや、必ず来てくれや。」




武器を受け取った後、その足で王都を出てアサドンク王国に向かう。

ギルド関係者や、王宮関係者に会うと面倒なことになりそうだし、今のところこの国に留まる理由もないしね。

サッサと出てきた方がいい。

王都を出た時点で、俺とリリアナのステイタスはこんな感じだ。

すでにかなりのスキルが習得済みだ。

残りのスキルもその内に習得できるだろう。



名前 ジュン・ミソラ

年齢 15歳

種族 人族

所属 A級冒険者

LV  31

経験値 6300

HP 1170

SP 1170

筋力 390

防御 390

回避 390

敏捷 390

知恵 590

精神 590

幸運 590

固有スキル 与奪、鑑定

スキル 

【武術系】

剣神LV2、槍聖LV5、斧聖LV5、弓聖LV5、盾聖LV5、格闘聖LV5、投擲聖LV5

【魔術系】

聖魔法LV5、闇魔法LV5、炎魔法LV5、氷魔法LV5、嵐魔法LV5、岩魔法LV5

【防御系】

物理耐性LV3、精神耐性LV3、魔法防御LV3、毒耐性LV3、麻痺耐性LV3、回避LV3

【生産系】

鍛冶LV5、錬金LV5、彫金LV5、調合LV5

【探知系】

索敵LV5、魔力管理LV5、隠密LV5、鑑定LV5、鍵創造LV5、罠創造LV5、念話LV5

【生活系】

調理LV3、縫製LV3、清浄LV3、関数LV3、会話術LV3、解析LV5、学習LV5

【統治系】

権威LV3、指導LV5、鼓舞LV3、修練LV5

加護 博愛神の加護

補正 異世界(言語、無詠唱、アイテムボックス)



名前 リリアナ

年齢 15歳

種族 兎族

所属 B級冒険者

LV  20

経験値 4115

HP 200

SP 200

筋力 66

防御 42

回避 61

敏捷 87

知恵 78

精神 72

幸運 100

スキル 剣将LV2、光魔法LV3、風魔法LV3、探索LV5、料理LV3

補正 兎族(聴力)、隷属ジュン、幸運のコルセット(幸運+50)、指輪(毒耐性、麻痺耐性)、ミスリルリング(アイテムボックス拡張)、フォンブレスレット(念話)



俺の方は、固有スキルに与奪の他に鑑定がついた。

鑑定自体は通常のスキルにもあるんだけど、多分、俺だけがこれだけ細かなステイタスが見れるのは、この固有スキルの方の鑑定のお陰だろう。

各スキルのレベルアップは、魔核の情報を鑑定し、そこから情報を吸収することでアップするみたいだ。


俺の場合、博愛神の加護が付いているためだろうけど、スキルのアップ速度が半端ない。

生産系のスキルは現在4つとも上位変化してないけど、そっちは実際に生産を行ってないからだと思う。

知識を習得しただけで、下位スキルのLV5まで来てるんだし問題ないだろう。

知識として、採掘や、栽培のスキルもとれそうだけど、この二つは習得できない。


習得できないスキルは、知識以外に何かキーとなる物なり、行為が必要なんだと思う。

基本、これまでのスキルはこれまで俺がネットゲームや、ライトノベル何かで持っていた知識の応用だったしな。

農業体験とかゲームの世界ですらやったことないし。


それでも、ほとんどのスキルを習得できたし、生活系の古代スキルは、元々固有スキルとして持ってたからすんなり習得できたとして、探索系の古代スキルである「念話」が習得できたのは大きいな。

古代遺跡アイテム《アーティファクト》のフォンブレスレットを得られたのが大きいな。

あれでこの世界に「念話」というものがあることが解ったし。


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