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幸せのコルセット(女性専用)とフォンブレスレット

「さて、次は、この指輪。毒耐性と麻痺耐性が付いている。今のところ毒攻撃や麻痺攻撃を持つ魔物との遭遇はないけど、書籍によるとそう言ったスキルを持つ魔物がいるようだ。それに、魔物だけじゃなく俺たちを狙ってくる輩がいないとも限らないしね。この二つは常に身につけておいてくれ。どこまでの効果があるのかは不明だけど、古代遺跡アイテム《アーティファクト》だし、それなりの効果があると思う。」


そう言って、リリアナの手を取って、左右の薬指に指輪を嵌める。


「あっ、ジュン様・・・」


「何?何か拙かった?」


「薬指は・・・」


「あー、他の指がよかった?」


「い、いいえ。私は薬指が嬉しいのですが、ジュン様にご迷惑が・・・。」


「どう言うこと?」


「薬指は、生涯の愛を捧げるという意味で、普通は結婚された方が嵌める場所ですので。特に左手の薬指は第一夫人、右手の薬指はそれ以降の夫人が嵌める場所です。」


「あー、そうなの?男性の方も嵌めるとか?」


「いいえ。指輪をこの位置に嵌めるのは女性だけです。男性は指輪を贈るのが習わしです。」


「それじゃあ、左右の薬指だと拙いか。」


そう言いながら、右手の指輪を取って、左手の薬指に重ねて嵌めてあげた。


「えっ?」


「これなら問題ない?尤も、第一夫人とか言っても、リリアナだけだけど。」


「私でいいのでしょうか?」


「現状、リリアナしかないないしね。」


「はい。ありがとうございます。一番奴隷としてこれからも誠心誠意お仕えさせて頂きます。」


「一番奴隷って、すでに奴隷じゃないけどね。」


「いいえ。例え、ジュン様が解除して下さったとしても、私が生涯お仕えするのはジュン様だけですので。」


「了解。取り敢えず、今はそれでいいか。指輪の方も、もしかしたら俺自身が作成できるようになるかもしれないしね。そしたら、また変更しよう。」


「えっ?古代遺跡アイテム《アーティファクト》級の指輪を自作できるのですか?」


「今はまだできないけど、マジックアイテムリングと違って、抗毒とか抗麻痺の指輪はできそうな感じなんだよね。」


「ジュン様であれば、きっとお出来になるでしょう。それで、ジュン様も装着されておかれた方がよろしいのでは?」


「俺自身はスキルとして持ってるから恐らく装着しなくても問題ないと思う。余った指輪は俺の研究用だね。」


「承知しました。あっ、それは、効果が解らないと言われていた防具ですね。」


「防具と言えば防具か。これは、幸せのコルセットというアイテムだよ。」


「ジュン様はご存じだったんですか?」


「まあ、そんなところ。で、これは女性専用の装備になる。なのでリリアナ装着してくれ。」


「これは、どのように装着するのでしょう。胴巻のようですが。」


「これは、下着みたいに直接肌の上から身につけるんだと思う。最初は俺が装着してあげるから、服を脱いで。」


リリアナは何の躊躇ためらいもなく服を脱ぐ。

まあさっきも一緒にお風呂に入っていたけどね。

女性の下着について俺も知識が豊富って訳じゃないけど、こっちの世界ではブラジャーがない。

ゴム系の繊維がないんでそれも仕方ないのかもしれないけど。

ちなみに、下はヒモパンだ。


ともかく、ロリ性向もないし、膨らみかけたリリアナの胸を見てもへっちゃらだ。

説明しながら装着する。

すると、アイテムの方がスーッとリリアナの体形に合わせて変化してピッタリフィットした。

上半身がすっぽりガードできている。

この幸運のコルセットは、幸運値がプラス50アップするようだ。

リリアナの能力値がしっかり変化している。

幸運値がこの世界でどのような役に立つのかは不明だけど、アップして悪いってことはないだろう、多分。

防御力も普通の防具程度にはある。

上半身の防御力がアップしたと考えれば、普段から身につけさせてた方がいいか。

1つは、研究のために俺がもつことにしよう。


「どう?何か変化ある?」


「えっと。特にこれと言って変化はないです。」


「これを身につけていることで、リリアナの運が良くなるみたいだし、下着として普段から身につけておけば、上半身の防御力も上がるみたいだからね。」


「こちらも、私が身につけていいのですか?すでに古代遺跡アイテム《アーティファクト》を3つもお貸しいただいてますが。」


「リリアナの安全と利便性のアップのためだからね。気にせず身につけてて。ただ、他の人に知られるといろいろ大変だから、秘密でね。」


「それは勿論です。これだけの品々。一度に身につけている者などいないでしょうから、他の人に知られたら大変なことになります。」


「それじゃあ、最後に、このブレスレットの実験ね。まず身につけてみて。」


「はい。」


そう言って、リリアナがブレスレットを受け取り装着する。


『声が聞こえるか?』


「はい、聞こえます。」


『リリアナ。声に出さずに、頭の中で喋ってみてくれ。』


「えっ?はい。」

『これでいいでしょうか?』


『問題ないみたいだな。ちゃんと届いている。』


『これは、どう言うことでしょうか?魔法ですか?』


『このブレスレットは、フォンブレスレットというアイテムだよ。離れた所にいる者同士、こうして頭の中で会話することができるアイテムだよ。』


『離れた所と言うと、こうして目の前にいなくても、ジュン様と会話ができると言うことですか?』


『どの程度まで離れていても会話できるのかは、今後、確かめる必要があるけどね。恐らく距離に関係なく会話できると思う。』


『そのようなアイテムなのですか?』


『これは、念話と言う認識がないと効果が出ないアイテムなんだよ。頭の中で、このブレスレットを装着している相手と会話すると言う認識を持たないと発動しないんだと思う。試しに、会話をしないと認識して頭でいろいろ思い浮かべても、リリアナには伝わってないみたいだしね。』


『そうなのですね。ジュン様と話をしたいと念じながら使うことが必要なのですね。ジュン様はこのアイテムのこともご存じだったのですか?』


『まあ、似たようなアイテムは知ってたしね。すぐに気がついたよ。』


この後、自分自身のステイタスを確認すると、古代探知スキルが消えて「念話」スキルになっていた。

念話のブレスレットを外して会話すると会話できた。

だんだん俺のスキルが人外化している感じもするけど、スキルコンプに一歩近づいてきて思わずガッツポーズしてしまった。


国王から直接貰った、星砕の剣をリリアナに渡そうとしたら、かたく拒否された。

流石に一国の国王から直接下賜されたような剣を、自分が先に使う訳にはいかないと言うことだ。

まあ、俺はあまり剣は使わないんだけど、武術系では唯一、「神」クラスが剣術だしな。

これからは槍メインよりも、剣メインで行くかな。

普段持っているのに、剣の方が便利だしね。


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