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ぶっ壊れ勇者！？

『何故だッ…なぜ復活した！吾輩たちが何度も試みたが全て失敗したのにッ！！』

ん？あなた達もしかしてユーちゃん復活させてまた洗脳して駒にしようとしたね？だから大切に体を保管して服なんかも綺麗に着ていたし剣とかも傍に置いてたんだね…はは〜ん？これはこれは…ものすごく悪いことをしちゃったなぁ〜〜〜？かぁ〜〜！？

「ふふん！最早ユーちゃんは我らの軍門に下った！汝はもはや敵ではない！ここで倒してくれよう！ふははは！！」

『なんでイノリさんが悪役になってるんですか…』

『ボクたちが悪役みたいに見えるからやめてね！？』

ふははは！なんとでも言うがいい！神と勇者を従えたこの錬禁術士の私の前には如何なる攻撃も無力！あれ？私って劣化ポーション作ってスライムポーション作ってメルちゃんとユーちゃんを生き返らせてるよね…？あれれれ？私って実は死霊術師(ネクロマンサー)説ない？あんまり錬金してないよ！？

『んっ。ねぇね仲間増えた？おなじにおい。』

「おぉ〜メルちゃん！！足止めありがとね〜！そうだよ！この2人は仲間さ！見習いの神に勇者だ！怖いものは無いね！」

『ん！』

メルちゃんが早速こっちに飛んできた。あらぁ〜可愛いね！騎士団長様はものすごくユーちゃんを睨んでるね。姉とナギは…うんキルされてないね。ん？メルちゃんが庇った？お〜ヨシヨシ！偉いね〜今度スライムポーション以外のおもちゃが出来たらまたあげるね！

『祈、誰だそいつらは？』

『そ、そうですね…私も聞きたいです…』

「ピーちゃんとユーちゃん！神と勇者さ！」

ふふん！どやぁ！どや？羨ましかろう！？この美少女2人！私は美少女サンドイッチの具材になれるのだ！ここは誰にも譲らん！さあ、行けお前たちよ！私はか弱い錬禁術士故、あやつの剣を避けることしか叶わぬ！

『よっと…さてさて起床後の準備運動といこうかな！』

『私もお供しますっ！イノリさん見ていてくださいね！』

「いぇーい！やれやれ！やっちまえ！」

『全くお前は…』

『私お荷物なのでは…？』

『聖遺物として扱ってはいたが、もはやそれも過去のこと！吾輩が倒してしまっても構わんのだろう！？』

はい！フラグ！残念！ここからはピーちゃんユーちゃんコンビに蹂躙される運命だ！！！

『闇(シュバルツ)！』

『頑張ってくださいっ！』

『ユーラが武器に闇属性を付与しました！！！通常攻撃が闇属性攻撃になります！！！【???】が鼓舞しました！！パーティーメンバーの攻撃力が1.5倍に上昇しました！！！』

うわぁお！？なんだぁ！？ユーちゃんは剣に闇属性を纏わせて、ピーちゃんはスキルなのかな？で攻撃力を1,5倍にあげちゃったよ…なんですかこの2人は…

『いくよっ！』

『勇者と呼ばれた者と呼ばれた剣を魅せてみろ！』

知ってる？準レギュラーじゃないと敵側の人は破れるって事を…私はさながら主人公ではないのか！？これはっ！？

『ハッ…！！』

『特攻！！！ユーラが騎士団長ラウンドに1,764,134ダメージを与えました！！！』

『グッ…しかし吾輩はッ！！』

『騎士団長も質がおちたものだね…遅いって！』

『特攻！！！ユーラが騎士団長ラウンドに合計5,345,645ダメージを与えました！！！』

『ッ！！まだまだァ！！』

『うーん…ちょっと鈍ったかなぁ…ホイっ！ホイ！』

『ユーラがカウンターを発動！！！特攻！！！騎士団長ラウンドに2,484,676ダメージを与えました！！！』

『これで終わりだよ…』

『ユーラが睦月を発動。特攻！！！騎士団長ラウンドに9,743,265ダメージ！！！』

『これはッ…きょう…かいに……』

『騎士団長ラウンド（Lv156）を倒しました！！！』

『経験値を578,541獲得しました！！！』

『イノリのレベルが50になりました！！！』

『メルティのレベルが39になりました！！！』

『アネのレベルが59になりました！！！』

『ナギのレベルが57になりました！！！』

『【???】のレベルが10になりました！！！』

『ユーラのレベルが3になりました！！！』

は？まって？ねぇ待ってお願い。私の頭が追いつかないの。いちじゅうひゃくせんまん…900万！？1.5倍になってるとはいえあの子おかしいのでは！？しかもいつの間にかパーティーになってるな！？あ、かるびさんとショーへーさんが抜けてるなぁ…このクエストはデスしたらここに戻れないような設定でパーティーから自動的に外されるのかな？

あの睦月というスキルはただただ剣を振っただけなんだけど今までの剣を振ってた速度じゃなかったね…私には何も見えなかったよ…なんでここだけ和風月名？

『ふぅ,,,イノリ〜！！ボクやったよ〜！褒めて褒めて！』

「お、おぉー！よしよし！偉いぞぉ〜おーよちよちよちよち…」

『おいなんだ今のログは…』

『数字が…数字が…神官やめましょうか…回復イラナイ…？』

『ん！ユーラよくやった』

『やりましたねっ！』

うーん？君たちちょっとおかしいよね？ステータス確認してもよろしいか？いいよね？一応私の従者になってるし！私がご主人様だ！！！

・ステータス

【名前】???【NPC】

【職業】神見習い ※ステータス秘匿【魔道士】

【レベル】1→10

【属性】聖属性神属性

【HP】100→190

【MP】1000→5500

【力】1

【素早さ】10→100

【器用】10→100

【防御力】10→100

【魔力】1000→1900

【魔力防御力】10→100

【装備】

【右手】なし

【左手】なし

【頭】

帽子1【アバ】青いリボン

【体】

服1【アバ】神様見習いの服

【腰】

なし

【足】

なし

アクセサリー【首】なし

アクセサリー【腕】なし

アクセサリー【指】なし

【スキル】

【聖魔法】

→【ホーリーシールド】魔力で作った光の盾を生成する。相手の攻撃を一定値カットし、無効化する。自身、もしくはパーティーメンバーに適応される。消費MP2%

→【聖結界】魔力で作った結界を張る。自身よりレベルが低いものはこの中から抜け出せなくなる。消費MP100

→ 【ホーリーバインド】魔力で作った光の鎖を相手に巻き付け拘束する。※聖属性消費MP5%

→【ホーリーランス】魔力で作った光の槍を発射する。※聖属性消費MP100

→【キュア】自身や味方の状態異常を治し、HPを回復する。※魔力依存単体のみ使用可能消費MP500

→【キュアラ】自身や味方の状態異常を一気に治し、HPを回復する。回復力はキュアよりも低くなる。

※魔力依存複数人に使用可能消費MP1000

【神魔術】神の魔術が扱えるようになる。

→【神の声援】味方を鼓舞し味方の攻撃力が1,5倍になる。

→【魔力譲渡】自身のMPを他人に持続的に譲渡する。

→【神の裁き】神属性の極大ダメージを与える。消費MP20%

【双神の加護】※パッシブ

女神と邪神に祝福されし者。闇、死霊、不死、光、聖属性が無効になる。

【見習いの神】※パッシブ

神魔術を扱えるようになる。

1レベルごとにHP 素早さ器用防御力魔法防御力＋10、魔力+100、MP+500

・ステータス

【名前】ユーラ【NPC】

【職業】叛逆の勇者※ステータス秘匿【精霊(エレメンタル)剣士(ソードマン)】

【レベル】1→3

【属性】不死属性

【HP】10000→10200

【MP】5000→5200

【力】300→320

【素早さ】200→220

【器用】50→70

【防御力】300→320

【魔力】100→120

【魔力防御力】200→220

【装備】

【右手】勇者の剣

【左手】なし

【頭】

勇者の髪留め

【体】

勇者の服

【腰】

勇者のズボン

【足】

勇者の靴

アクセサリー【首】なし

アクセサリー【腕】なし

アクセサリー【指】なし

【スキル】

【精霊付与術】精霊付与術が扱えるようになる。

→ 【属性付与】自身の武器に属性を付与する。また通常攻撃が属性攻撃になる。

炎(サラマンダー) 水(ウンディーネ) 風(シルフ) 土(ノーム) 氷(グラキエス) 雷(トニト) 闇(シュヴァルツ) 光(フォース)

消費MP10%

【勇者】勇者の剣術が扱えるようになる。

→【睦月】高速で剣を振るい強力な一撃を与える。消費MP5%

【双神の加護】※パッシブ

女神と邪神に祝福されし者。闇、死霊、不死、光、聖属性が無効になる。

【勇者(ブレイヴ)の加護】※パッシブ

弱点がなくなる。

【カインの刻印(しるし)】※パッシブ

教会関係者に与えるダメージが7倍になる。

1レベルごとにHP MP＋200、その他ステータス+10

ふむふむ…ピーちゃんは明らかなサポートタイプだね。回復、状態異常解除やMP譲渡などなど…パーティーで輝くタイプの子だね！そしてこのぶっ壊れ勇者は近接タイプだね。色々な属性を剣に付与して扱えると…これだけでも強すぎない！？しかもパッシブ(常に発動)ふたつがやばい！属性不利とかが無くなるので等倍しか与えられない！その上教会関係者には7倍ものダメージが与えるこれはぶっ壊れ勇者ですよ！！！

「おおぉ…君たち強いね…？特にあなた…ユーちゃんや…教会関係者に与えるダメージが7倍ですよ？7倍！」

『ん？なんかよく攻撃が通るなぁ〜とは思ってたよ！』

『7倍だと…！？』

『私決めたんです…神官なんてやめて転職します！これだとそこのピンク髪とキャラが被るんですよ！！』

「凪さんや…どうどう」

『クエスト【ユーラ】の復活をグッドエンドでクリアしました！！！おめでとうございます！！！ダンジョン【神殿の地下墓地まで】をクリアしました！！！』

『ダンジョンクリア報酬の宝箱が出現しました！！！』

おおおお！？なんか宝箱出てきたな！？初めて見るぜ！！！2つもある！なにこれぇ！

「凪これなぁに？」

『ン゛っ！！その首を傾げるのはっ…んんっ！宝箱にはランクが有りまして木→銅→銀→金→赤という順番で報酬内容が良くなってくるのが確認されています。しかし赤は現状ショーへーさんの報告のみだったのですが、私も金以上を見るのは初めてですね…』

『私も赤は初めてみるな…』

「ほへぇ〜じゃあ赤箱を開けるプレイヤーは私たちが2番目だ！」

『そうなるな。パーティーで行った場合は取り合いになったりもするから配分など気をつけろよ？』

「そかそか！とりあえず開けて中身を回収して、かるびさんとショーへーさんにも声をかけてから報酬の山分けだね！開けてみよう！」