表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/74

騎士団長

____地下墓地____


あの後地下墓地へと続く道を見つけた。凪曰くこんな所あったんですね…ということらしい。メルちゃんが隠し通路を見つけたのでそちらから行けるみたいだった。あそこの広間にいた騎士達は隠し通路を守ってますよって言わんばかりの配置だったみたい。アホかな?


『へぇ〜なんかいかにもって場所やな』

『本当にお墓がいっぱいたっていますね……上は神殿の天井ですが、草や土もあるということは神殿が経つ前からあった場所なんでしょうか?』

『それで?幽霊かメルティかは肉体とやらの場所はどこかわかるのか?』

「2人ともなんかわかったー?」

『ん。こっち』

『チカイ』


そして更に奥へ進んでいくと一段と大きい扉が現れた。うわぁ〜すごい年季入ってそうな場所だね。ここにゆーくんちゃんの肉体が聖遺物として保管されてるのか……ボスが守ってるのかなぁ……


「開けてもいい?」

『構わん』

『どうぞ』

『おう、ぶちかましたれ!』

『いいよ〜』


コッホン!では失礼いたしまして…


「たのもぉ〜…うわぁ!?なんだぁ!?え?嘘?待って?いきなりですか?お話とかは!?チョット待って!え?待てない?うおりゃーいくぞてめーら!!」

『エルメス教会騎士団長ラウンド(Lv???)がホーリーソードを発動!!!アネの身代わりの術が発動!!!アネの身代わりに54,368ダメージ!!!』

『危なかったね〜』

『天音がおらんかったらヤバったわーなんやねんあの初見殺し!』

『なんで祈は避けれたのでしょう…?』

『んっ。見え見え』

『アノナカ』


あっぶねぇ〜〜〜!!!何がホーリーソードだコノヤロウ!完璧に剣振ったらビームでるやつじゃねぇか!近接なのに遠距離攻撃ができるでおなじみだなぁ!?しかし…レベル見えないしでっかい白い棺?みたいなのを背に立ってるね…あそこにゆーくんちゃんの肉体があるらしい。身代わりのダメージ見たけどこれ1発でも当たったら終わりっぽいなぁ…鬼畜クエストかな?


『ほう…。吾輩のホーリーソードで1人も落ちないか…なかなかやるな?』

『危なかったわね。祈、あれは1発でも当たれば即死よ。みんなもあまり油断しないように!』

『は、はい…ラウンドさんいい人だったのですが…』

『はいはい〜久々にレベル見えなくて私うれしい〜』

『はん!言われんでも分かっとるわ!』

「わかってるよおねぇ。メルちゃんは小回りがきくから飛び回りながらバンバン魔術撃っちゃって!!」

『ん!』


凪ちゃんや…あなたさっきまで恐らく顔見知りだろう騎士とも敵対してましたよ?知り合いだと話できたりしないかなぁ〜?


『ん…?ナギがいるな…所詮はただの異邦人だったか…まったく司祭様もアテにならんな…』

「ふんっ!凪は私の味方だからね!あんたなんかにやんないよーだ!!」

『ッ!は、はいっ!私は祈のモノなのでっ!!すみませんが倒させて頂きます!!』

『アネが【気配遮断】を発動。気配が薄まりました!!!』

『守り給え!ホーリーシールド!!!』

『【アネ】【ナギ】【かるび】【ショーへー】が光に包まれました!100ダメージカット!!!100ダメージ以下は無効化します!!』

『久々に楽しめそうだね〜』

『ほな、行くか!』


____________________


『ハアァァァ!!櫻乱舞ッ!』

『ショーへーが櫻乱舞を発動。騎士団長ラウンドが全て防御しました!!!』

『うせやろ!?』

『二の太刀 菊花』

『かるびが菊花を発動。Miss!!騎士団長ラウンドが回避しました!!!』

『我が敵を捉え給え!ホーリーバインド!!!』

『ナギがホーリーバインドを発動。騎士団長ラウンドには効果がありません!!!』

『…ッッ!!!』

『アネの暗殺者の手(アサシンズハンド)は騎士団長ラウンドに阻まれました!!!』

『貫け』

『メルティがダークランスを発動。特攻!!!騎士団長ラウンドに138ダメージ!!!』

『ほう…?そこの小娘だけが多少できるだけか…なんとも期待はずれな…』


なんだコイツ…1歩も動かずにショーへーさんの手数も兼一本で捌き切り、かるびさんの瞬間移動には少し体を逸らしただけで躱しきり、ナギの拘束する魔法は無効。姉の先手は阻まれたけど同時にメルちゃんがダークランス撃ってたから少しダメージはいったけど…特攻で138…?これは負けイベントなのでは?


『そこの神の使徒は何もしてこないのか?』

「あいにくさま、私には攻撃手段がなくてね?ご覧の通り仲間に頼ってるんですよ」

『ふん…吾輩に傷をつけれるものはただの1人だけではないか?つくづく残念だ』

『ん〜少し黙ろっか?』

『かるびが五の太刀 氷華を発動。騎士団長ラウンドに1357ダメージ!!!』

『ッ!!!…なるほどな。貴君はまだ本気を出していないようだ…どれ、少し相手をしてやろう。かかってこい』

『う〜ん…そこまで熱いお誘いは嬉しいね〜本気で行くよ?』


うわ。かるびさん普段は糸目なのに本気だすと目を開けるのか!開眼したらめっちゃ美人じゃん!瞳も綺麗な桃色!綺麗なんだけど…目に生気というか…光がないね…本気出してるからからかな?


『かるびが妖刀状態に移行しました。消費MP2倍、攻撃力素早さが1,5倍になります!』

『六の太刀 雪月華』

『これまた面妖な…』

『かるびが雪月花を発動。騎士団長ラウンドが攻撃を相殺しました!!!』

『睡蓮』

『かるびが睡蓮を発動。騎士団長ラウンドが攻撃を防御しました!!!』

『蓮華』

『かるびが蓮華を発動。騎士団長ラウンドに5426ダメージ!!!』

『やっと通りおった!しかしこれやと回りのモンが攻撃できやんな…フレンドリーファイアになるわ…』

『瑠璃』

『かるびが瑠璃を発動。騎士団長ラウンドに8657ダメージ!!!』

星咲(ホシザキ)

『かるびが星咲を発動。14,668ダメージ!!!』

夜咲(ヨザキ)

『かるびが夜咲を発動。23,576ダメージ!!!』

『…ッチ…なかなかやりますなッ!!』

『騎士団長ラウンドが興奮状態に入りました!!!攻撃力、素早さが2倍になります!!!』


かるびさんがスキルをすごい速さで連発して刀で圧倒している。コレがPvP最強と言われるかるびさんの本気か…しかしこの騎士団長まだまだピンピンしてるから先にかるびさんのMPが切れそうだね…2人ともすごい速さで剣と刀を振り回してるから誰も攻撃できないのが難点だね,,,


『フンッ!』

『かるびが1173ダメージを受けました!!!』

『う〜ん…ごめ〜んMPきれちゃった〜』

『癒しを!!!』

『ナギが神の癒しを発動。かるびのHPが全回復しました!!!』

『ありがと〜ちょっとおじさんきついからまたね〜』


そういうと騎士団長ラウンドから距離を取るように後ろへ飛び跳ねた。その瞬間連携してるであろうショーへーさんが後ろに回り込んでいた。


『櫻連舞ッ!!』

『またかッ!!!』

『ショーへーが櫻狂月を発動。騎士団長ラウンドに合計34,576ダメージ!!!』

『まだまだッ!!燦舞(さんぶ)ッッ!』

『ショーへが燦舞を発動。合計57,658ダメージ!!!』

『そろそろ頃合か…』

『辺りが聖域化しました!!!術者騎士団長ラウンドの全ステータスが5倍になります!!!』

『なかなかだったぞ。双剣使い』


そういうと今までの動きとは別人になり、全ての剣を捌かれて騎士団長ラウンドは剣をショーへーさんに振りかぶった


『騎士団長ラウンドがショーへーに140,365ダメージを与えました!!!』

『ショーへーが力尽きました…』

『さぁ、次は誰が吾輩と相手してくれる?』

『貫け、弾けろ』

『メルティがダークランスを発動。ダークウェーブの併用により威力up!!!特攻!!!騎士団長ラウンドに合計98,514ダメージ!!!』


ショーへーさんがやられてしまった…ステータス5倍は伊達じゃないね…私はなんとかゆーくんちゃんと白い棺に近づけないか模索中。ショーへーさんのおかげで少し近寄れたけどこっちを警戒してるっぽいんだよね騎士団長様は。


そしてメルちゃんつええー!!しかもまたダークウインドみたいな感じで変則的なことしてるね?ラウンドに槍が刺さったと思ったら弾けちゃったよ。ズルくない?それ?


「メルちゃん!死なないでね!ヤバいと思ったら回避に専念!」

『んっ!こいつは騎士団長!殺す!』


あ〜…ダメだァ!完全に火がついてしまったァ…上で普通の騎士倒す時もめっちゃ楽しそうだったもんね。表情には出てないけどお姉ちゃんだからそういうの分かるのよ?


『祈』

「わっ!?いきなり近くに出てきたらビックリするんですけど!?」

『あいつはお前を警戒してる。なぜだか分かるか?』

「私が神の使徒であり、聖遺物を狙ってるからじゃない?棺に近づこうとしたら絶対視線がこっちにくるんだよね,,,」

『そうか…少し時間があれば肉体は回収できるか?』

「そうだね…難しいかもね…いまはメルちゃんが遊撃してくれてるけれど騎士団長様は遊んでるねアレは」

『やはりお前もそう思うか,,,』

『私たちで時間は稼げないでしょうか?』

「正直本気を出されたら私たちなんかは一瞬で倒されると思うよ?」

『じゃぁお姉さんがまた少し本気出しちゃおうかな〜MPがなくてもそれなりにはできるんだよ〜?』

「…皆さんはそれでいいですか?」

『それしかないからな…祈が棺に走り出すと同時に皆で騎士団長に攻撃で行こうと思う。いいな?』

『おっけ〜』

『微力ですが私もやります!』

「分かったよ…メルちゃんの攻撃に巻き込まれないでね?」

『あぁ。それではいくぞ?』


____________________



「ッッ!!!」

『はぁぁぁぁ!!』

『やぁぁぁぁ!!!』


私が棺に向かって走り出すと同時にみんなが攻撃を仕掛けにいった。私達は騎士団長に向かって走り出す構図だ。ここで死んだら恐らくクエストは失敗になるだろう。もう一度やるとしても時間があまりないのだ。なんとかこの作戦が上手く行きますように…


『そうきたか…ホーリーソード』

『まずい!全員避けろ!!』

『騎士団長ラウンドがホーリーソードを発動。アネの身代わりに35,5267ダメージ!!!かるびがナギを庇い37,5239ダメージを受けました!!!』

『かるびが力尽きました…』

「……ッ」


かるびさんが凪を庇ってキルされたけどやはりこのビーム撃ってきたか…今は動揺している場合じゃない冷静に攻撃をよけて棺に辿り着くんだ。私にこのクエストはかかっているのだ。私はこのスケコマシ騎士団長なんかには負けない!


『風よ。集まれ散れ』

『メルティがダークウインドを発動。特攻!!!騎士団長ラウンドに合計12,5769ダメージ!!!』

『がら空きだぞ?』

『アネが暗殺者の手(アサシンズハンド)を発動。騎士団長ラウンドに即死は無効です!!!48,635ダメージを与えました!!!』

『祈ッ!私たちが少しでも隙を作りますッ!』

『ナギが神への貢ぎ物を発動。MPを神に捧げました!!!』

『…聖域内では神への貢ぎ物は届きませんでした』

『そんなっ…ッ』


凪はMPを全消費してまで何かを発動しようとしてたけど無理っぽかったね…でもありがとう。そこまでしてくれるとは…後で何か効果聞きたいけど今は棺の方が優先度は高い。あと少しだ!


「キタっ!ゆーくんちゃんどこ!?」

『ココ』


空中に文字が現れる。棺を壊すのか…見た目はでっかい棺なんだけどコンクリート並みに硬いんだよね…大きすぎて上の蓋を開けようにも開けれないし…どうしよう。


『吾輩が抜かれるとは…歳は取りたくないもんだ…全く』

「なんでっ!?」


みんなはっ!?そうか…手加減してるなこいつ…姉とナギは瀕死でスタン状態、メルちゃんは動けないのか拘束されている…コイツッ!!!


『ここが墓場だ神の使徒よ。反逆の勇者と共に眠れ』

「チッ…ッッッ!」

『騎士団長ラウンドのソードビームを回避しました!!!』

『回避だけじゃつまらんぞ?使徒』

「うるさいねッ!」

『貴様は回避だけ、仲間は瀕死だ。そろそろ降参したらどうだ?吾輩も飽きてきた』

「私は飽きてないけどッ…当てれるもんなら当ててみなよ!」

『そうか…本気でいくぞッ!!』

『騎士団長ラウンドが騎士の覇気を発動。全ステータスが大幅に上昇しました!!!イノリに対して完全にヘイトが向きました!!!』

『ハァァァァ!!!』

『騎士団長ラウンドが???を発動。Miss!!追撃!!Miss!!連撃!!Miss!!Miss!!Miss!!Miss!!Miss!!……Miss!!騎士団長ラウンドは反動で憤怒状態になりました!!!』

「さすがにそれはき…っッ…!!」

『神の小間使いめェ!!!我らの裁きを…神の裁きを受けよぉぉぉぉッ…!!!』

『騎士団長ラウンドが奥義必殺必中を発動!!!』

『ねぇね!』


うーんこれはキッツイかなぁ…反動がある技までは引き出せたけど…この奥義の名前からしてヤバそうだなぁ…錬金術士なのに回避型のヘイト役っておかしいよね…ハハハ


『聖域化が解除されました。ナギの神への貢ぎ物が発動!!!神へ貢ぎ物が物が届きました!!!辺りが神域化しました!!!【???】が一時的に降臨します!!!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ