プロローグ
色々とヤバい主人公です
どうしよう…私は今、物凄く冷静さを欠こうとしています。事の発端は時を少し遡ります
私の名前は言葉 祈恐らく多分メイビー普通の高校生。
ここの所はVRMMOなるものが物凄く流行っているらしく、数も多いし正直いって飽和状態だというのがさして詳しくない私もわかる。
そんな所に(アークスオンライン)なるゲームが人気を高めているらしくそれに、私の親友と姉に誘われた。猛プッシュだったのでやることにした。
もうサービス開始してしばらくするけど2人はサービス開始からやっていて、私はダイブマシンを買うためにバイトをしていたので少し遅れてからの開始になるけど大丈夫かなぁと思っていたりもする。最初は姉がお金出すとか言ってたけどさすがに悪いので自分で用意した。今までは姉のを借りて遊んだりしてたし。
事前にゲームの事を調べるのも面白くないし早速いざ戦場へ!と思いゲームを開始したら…キャラクタークリエイトと言う初期の所で言葉を失った。
「ようこそ!アーク「が゛わ゛い゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛!!!」
なんかめっちゃ可愛い子がいたのでとりあえず突っ込んでhshsした。めっちゃいい匂いする!!やばい!このゲーム好き!!!もうクリアした!親友?姉?知らん!私はこの子と冒険をするんだ!!!!!!
「ふぇぇぇぇなんですかぁ!この人ぉぉ!!」
「可愛い勝った!!私と冒険するんだよね!?するって言え!!」
とりあえず吸うのをやめて抱きつきながら顔を上げて会話をする。対話大事!
「しませんし出来ませんっ!それより離れてください!!」
んーそういう割に全然抵抗してない気がするけど…まぁ、進まなくなるし仕方ない解放してやるか!
「いきなり何するんですか!本当!」
おーめっちゃプリプリしてる…ん?若干嬉しそうにしてるのは何故だ…?とりあえず謝れば許してくれそうなぐらいチョロい気がしてきたぞ…この子
「マジすんませんした。許してくださいこの通り!」
よし!伝家の宝刀土下座を発動!その可愛いお姿を見れなくなるのは悲しいけど致し方なし!
「あっ...頭あげてください!いえ割と嬉しかったといいますか...」
フッ...チョロいぜ...!!
「いきなりごめんね...可愛くてつい発作が...」
うーむ...このピンク髪碧眼の真っ白い服を着た中学生ぐらいの子めっちゃ可愛いなぁ
「こちらも取り乱して申し訳ないです!!」
「うんうん。私もあなたも悪いこれでおあいこだよ!」
「はい!ありがとうございます!」
ん?ポンコツ感すごいなこの子...完璧にこっちが悪い気がしなくもないけど変な子に引っかかりそうでお母さん心配です。
「コホンっ!では!改めましてアークスオンラインへようこそ!私はガイドの536840号です!」
「ほへぇ...ってめっちゃ長いな番号!」
「これはですね!作られた順番に番号を付けられているだけなんですよ!」
エッヘンとか言いながら真っ平らな胸を張ってる...んっ゛゛が゛わ゛ぃ゛い゛い゛!!
「名前はその番号で?」
流石にもう取り乱してたら始まらないからね。本当はもっとやりたいけどゲームだし進めないと...
「はい!そうですね番号が若いほど昔に造られた機体です!」
「ほうほうあとね...」
抱き枕にしながらゲームそっちのけでめっちゃ話してたけど内容はこう
・いわゆる、中世風のVRMMOのゲームで職業とかで使える武器など得意な事が分かれている
・ステータスは体力や魔力などがある。これも職業によって変わる
・レベルが上がるとステータスポイントを獲得でき、任意のところに振れる
・称号というのもあり獲得するとステータスなどが上がるらしい
・敵を倒したり、クエストをこなしてレベル上げて強いモンスターを狩って、その素材で装備を強化して更に強いモンスターに挑もう!ということ
・この子はゲームのキャラクリのみのNPCらしい
・機械って言うより人造人間みたい
・これ以降は会えないみたい。悲しい
・おしゃべりがしたかったけど皆ゲーム優先するからお仕事としてキャラクリをやっていた
大まかな所はこれぐらいであとは雑談しててゲームには関係ないかな?ほんとにNPCかと思うぐらい受け答えがしっかりしてるし凄いなぁ...
「はっ!すみません!お仕事しないと怒られますのでクリエイトにいきましょう!」
「しょうがないかぁ...いざ!「ほう...面白い異邦人じゃな」
ん゛っ゛っ゛っ゛!!え゛゛っ゛゛っ゛っ゛!?
めっちゃ可愛い銀髪ロリが来た!?なんかゴスロリ?っぽい服を着てる...えっ?何?この子の上司かな!?そうと決まれば...
「なんじゃぁぁぁぁぁぁ!?」
ふっ...決まったぜhshsタックル...この子もめっちゃいい匂いするぜ...ここは楽園なのか!?勧めてくれた親友と姉に感謝!!
「ワシにも来るとはのぉ...観ておったが予想外じゃったわ...」
「んっ゛゛かわいい!結婚して!!」
あっ、やべっ...勢い余って告白してしまった!!!
「無理じゃな」
ズーン...悲しいこれが振られた人の感情かぁ
にしてものじゃロリとはわかってるな運営!神!
「うぉっ!?」
抱きついてhshsしてたのにいきなりいなくなったんだけど!?えっこういう瞬間移動のスキルってここでも使えるんだ?さすが上司...やりおるな!
「すまんのぉ...ワシは異邦人がずっと喋っておってこやつの仕事をサボっててのぉ」
「はっ...!大変申し訳ありません!アンノウン様!」
「ふっ...よいよい。たまには息抜きも必要じゃろて」
あっ...あの子生き返った。にしてもアンノウン様か…誰か分からないってことかな?
「して、仕事じゃったな。それ異邦人よ、特別にワシがきゃらくたーくりえいと?をやってやろう。なに、取って食うようなことはないぞ?」
「はい!!よろしくお願いします!!!アンノウン様万歳!!」
やったぜ。自分的にはどちらにやってもらってもいいんだけど銀髪赤眼のじゃロリにやって貰えるらしいご褒美だ!
「アンノウン様に...そんなっ!」
「よいよい。今回は特別じゃ罰とかは無しじゃ。異邦人を気に入ったからワシがやるだけじゃ。よいな?」
「は、はい!ありがとうございます!!」
おっ...?なんかのじゃロリに気に入られてたみたい。そうでもしないと出てこないよね普通...というか私、いつまでキャラクリのこの白い空間にいるんだろうなぁ
「して、異邦人よ。そなた名はなんという?」
んー名前かぁ〜多分本名でいいかなぁ。私ってばネーミングセンスないってよく言われるしカタカナにして(イノリ)でいいかなぁ
「イノリでお願いします!!」
「名前はイノリじゃな。して容姿はどうする?性別は変えられんが、色々変えれるのじゃ」
あーそっかこの手のゲームって性別は変えれないけど、身長とかは変えれるタイプで色々あるけどめんどくさいんだよねぇ、どうしようかなぁ。
「ちなみにあんまり変えない方が感覚にズレがなくて戦闘などが容易になるぞ。そなたそのままでも愛らしい見た目じゃし、そのままでいいと思うのじゃが?」
「ではそれで!!!」
うーんこの辺はゲームの初期設定っぽいね。まぁ別に変えなくても大丈夫でしょ...可愛いって言われた!言われた!嬉しい!好き!結婚して!!あ、すでに振られてた...悲しいかな
「536840号からは大体この世界の事はきいたじゃろ?あとは職業じゃなどうする?ワシのオススメは錬禁術じゃ。わしも昔やってたやつじゃな」
「錬金術!はい!それで!お願いします!!」
わー!やったー!!お揃い!運命では!?選んでくれるとか神か?
「よしそれじゃ「あらあら、あーちゃんが異邦人にご執心とはねぇ〜珍しいこともあるのねぇ〜」
ん゛゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛!?
何か凄く綺麗なお姉さんがまた出てきた!?
「はぁ...クリスよ出てくるなら言っといてほしいのじゃ」
「あらあら、ごめんねぇ〜あーちゃん」
「して、お主もでてきたと言うことはこやつに託すのか?」
「そうね〜だってあーちゃんも錬禁術託すんでしょ〜?それだったら私もこの子に託すわ〜」
ん?なんか勝手に話が進んでいってるなぁ
あれかな?もしかしなくてもレア演出ふんじゃったかんじだよね?これ。しかも何かを託されるっぽいし、536840号からこの世界の事は色々聞いたけどこの2人のことはよく分からないし...
ちなみに536840号は神の使いらしくてもしかしなくてもこの2人正真正銘の神様だったりしない?
私神様にhshsしたんだけど不敬罪とかで神罰下ったりしない?大丈夫?このゲームでずっとデバフかかったりしない?
「あの〜すみません...おふたりは神様だったりします...?」
「そうじゃな(そうよ〜)」
はい...
神罰下りそうです!神様だった!!やばい!銀髪赤眼のじゃロリとバブみを感じる金髪碧眼のマッマが神様だったのだ!
「あの〜...神罰下ったりとか...」
「ん?そんなんするわけなかろうに。ワシらの使いとこんなに良くしてくれたからのぉ」
「そうね〜異邦人だと初めてかしら〜この子と仲良くしてくれてありがとうね〜?」
「あっ、はい!ありがとうございます!!」
普通に感謝されてしまった。アンノウン様にhshsした件はスルーされてしまったが大丈夫みたい
懐が深いのじゃロリ様万歳!アンノウン様流石!
クリス?という神様にも感謝されたなぁ... 536840号ちゃんはもう恐れ多いのかすみっこで固まってるし...
「あっ、えーとクリス?様とアンノウン様はどういうご関係で...?」
「あ〜その辺は少し長くなるのじゃが...」
要約するとこうだ
・クリスは愛称で本当はクリスティと言うらしい
・アンノウン様は邪神という立ち位置らしく、クリスティ様がこの世界では一神教らしくその他の神は邪神になるらしい
・邪神を崇めている所もあるにはあるらしいがバレたらクリスティ教に粛清されるらしい
・クリスティ様が崇められるのは人々を救ったことから、らしいが詳しくは話してくれなかった
「それでここからが本題なんじゃが、お主には腐りきった教会を根こそぎぶっ壊して欲しいのじゃ」
「そうね〜さすがに私もこれ以上は見てられないわ〜神は地上に手出しすることは禁止なのよ〜」
「そこでお主じゃワシが神になる前に使っていた錬禁術を授けるからそれでやるのじゃ」
「それで〜新しく教会を建て直して欲しいのよ〜」
「いま、こやつを崇めている教会の奴らは祝福もされとらんし、誰1人神の加護を与えてないのじゃ」
「賊と組んで〜色々やったり〜お金を徴収したりするのよ〜さすがに看過できないわよ」
え。まって。クリスティ様最後めっちゃ怖い。今まで間延びして〜って伸ばしてたのにいきなり声低くなって目も据わってた。にしても教会がどうやらクズらしく私が錬金術で色々ぶち壊して正しい方に持っていってほしいと...錬金術ってそんなに万能なのかなぁ?いや、なんでこれ私なんですか!?神の使いと神様hshsしてたら漫画の主人公になっちゃったんだけど!?嘘でしょ...まぁでもアンノウン様とクリスティマッマ様に会えるならやるけどね!!また536840号ちゃんにもまたあえるかなぁ?
「はい!やります!やらせてください!教会のクズどもを清く正しいアンノウン様とクリスティ様の仰せのままに!」
「やってくれるかイノリよ。ならば加護を与えんとなぁ...」
「私からも〜あげちゃう〜」
「ん?まつのじゃ...加護を与えると体の一部にワシらの色が出るのじゃが大丈夫か?」
えっ?のじゃロリ様とマッマの色が体の一部に?それってもう実質こづくr...おっと危ない。最高じゃないですかーやだー!てかまだキャラクリ完了してなかったんですねアンノウン様万能!!万歳!!
「はい!大丈夫です!髪色とかにして頂けたらなお良いです!」
「ほう...髪じゃな。わかったのじゃ」
「ん〜いいよ〜」
「あっ、あのっ!536840号のピンク色の髪の毛とかも入れれますでしょうか!?」
「ん?まぁ、大丈夫じゃぞ」
「へっ?私の髪色を...?」
しかし536840号ってながいしよく分からない名前だし適当に名前付けてやるかぁ〜私ってばいいひと!えっと536...うーんわがんにゃい!!今日から君はピンク色の髪の毛だからピーちゃんだ!
「ピーちゃん」
「ん?」
「ほら、536840号って名前可哀想だし長いし髪の毛のピンク色からピーちゃんという名前をですね...」
「イノリさん...」
ん?あれ?ピーちゃんうるうるしてるあれぇ?なんでぇ?なんかしちゃった感じかなぁ
「イノリよ。名は非常に強力な力を持つんじゃよ。こやつら人造人間には。な。だからつけておらんかったのじゃ」
「あら〜まあまあ〜でも大丈夫かしら〜この子なら」
ほへっ?力?名前に力...人造人間には名前を持つと強くなるのかァ...いやでもね?可哀想じゃないですか。ピーちゃんはピーちゃんだ!!
「ピーちゃんはピーちゃんです!」
「まぁ、クリスもこう言うとるしいいのじゃが、次からは気をつけるのじゃぞ?」
「はーい!!あーちゃん!!様!」
「んふっ」
あっ...アンノウン様をあーちゃんっていったらクリスマッマが吹き出した...やばかったかなぁ大丈夫だといいなぁ
「!?まぁ、そなたは許してあげるのじゃ。特別じゃぞ?」
「かしこまりました!あーちゃんありがとう!クリスマッマもありがとう!!好き!」
「あらあら」
「イノリさん...ありがとうございます...」
ピーちゃんが泣き出しちゃった...嬉し涙なのでヨシ!
女を泣かせる趣味はないが嬉しそうにしてる女の涙はいいもんだぜっ...!!
「あー...さっき言ってた加護なんじゃがこっちだと出来んみたいなのじゃ...すまんのぉ」
「えっ?」
「承認は出来るんじゃが、変更は無理なんじゃよ...異邦人はそちの体とあちらの体があるじゃろ?あっちの体でワシらの色を出せば加護を与えれるんじゃが...」
ん...?対応する色がないと加護が与えれなくて、現実の方で銀色、金色、ピンク色を体の一部にしろと...?ますます髪の毛以外じゃ無理なのでは...??インナーカラーとか入れればいいかぁ地雷系まっしぐらだぜ!!お揃いっていいよね!!しかも神様!これは今すぐやるしかない!
「かしこまりました!少しログアウト致しますので染めて参ります!!またこちらに来れますか?」
「仕方ないのぉ。やってやるのじゃ特別じゃぞ?」
「わーい!あーちゃんありがとう!」
「少し時間かかるのですが大丈夫ですかね...?」
「いいよ〜私たちからしたら何時間も何年も大した時間じゃないし〜」
「はい!ありがとうございますマッマ!行ってきます!!」
新事実!!神様達は恐らく3桁の歳だった!!
よし美容院行って染めてもらおう...地雷系目指してるやつって思われそうだなぁ学校でもこのままだし...こちとら神様とピーちゃんと一緒だし?へーきへーき知らんやつなんか無視だ!無視!




